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アイディアが生まれやすい議論の進め方とは?

今読んでいる「イノベーションの作法」
という本にアイディアが生まれやすい
議論の進め方が書いてあった。

みなさんの生活に役立ちそうだと
思ったので共有させてもらいたい。


この記事は2分で読み終わります。



作者紹介


今回紹介するのは濱口秀司さんという人が
書いた「イノベーションの作法」という
本に書いてある内容。


濱口さんは京都大学卒業後に
松下電工(現パナソニック)に入社。

そこでUSBメモリやマイナスイオンドライヤー
など数々のヒット商品を企画。

現在はポートランドを拠点に、
世界中を飛び回っている。


なぜこの本に興味を持ったかというと、
この方が最近リクルート社長と対談を
していてそれを見たからである。

彼のイノベーションへの深い見識と
鋭い視点を聞いて感銘を受けたのである。



とある実験


こちらの本にはイノベーションを起こすために
最適な議論の方法が述べられている。

そこで紹介されてる実験でkuumという積み木を
グループで作るという課題を行うというのがあった

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3つのグループに分けて、その中で1番すごい
作品を最後に投票して決める。

ただし、各グループに下記のような
時間配分を行うように指示されている。

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Aグループ:指示なし
Bグループ:最初の40分だけ個人作業
Cグループ:20分個人作業→シェア→個人作業→バイアス(思い込み)を考える


結論から言うと、Aグループは結論が出ず、
BグループとCグループが同率1位となった。



個人がどこまで考え切れるか


濱口さんがここで言っているのは


専門家が何人集まろうとも、最終的に、
新たなアイデアは個人の頭の中で発想される。
つまり「個人が考え抜き、頭脳を使い切る」
ことなくして、そのチームが
「1+1=2を超える成果」は上げられない。


言い換えれば、個人が考えることなく
いきなり話しあってしまうと貴重な時間が
コミュニケーションに消費されてしまう。

実際に先ほどのグループの例でいくと、
グループAは「積み木の本質とは何か?」など
コミュニケーションコストに消えてしまった。


では40分間個人で考えたグループBと20分間
個人で考えてシェアして、再び20分間個人で
考えてバイアスを考えたグループCは
どちらがいいか?

こちらはグループCの方が
良いアイディアが生まれやすいとのこと。


実際に実験では、グループB、Cは
同率だったものの内容には差があった。

グループBはメンバーの1人がめちゃくちゃ
クリエイティブな意見を最初から
持っておりそれが採用された。

一方グループCは最初なにも良いアイディアが
なかったにも関わらず、お互いの意見を聞く
ことで「新たな着想」を得たのである。


つまり、グループB、Cは共にAと比べて
「個の力」を生かすことに成功したがCはそれに
加えてアイディアの「アップグレード」に成功した



思い込みを可視化する


ではここでグループCはなぜグループBと
比べてアイディアのアップグレードができたのか。

ここで大事になるのが、赤丸をつけた
バイアスモデルを選ぶという段階。

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バイアスモデルを選ぶというのは、個人で
アイディアを考えた後、自分たちがどんな
思い込みをしてるかを可視化する。


思い込みを可視化しろと言われても
イメージしづらいと思うので、本書の
「新しい桃太郎を考える」という例を使いたい。


まず自分たちでアイディアを考えて共有する。

例えば、川から流れずに滝から落ちてくるとか、
戦い方が現代風にロケットランチャーを使う
とか色んなアイディアが出てくると思う。


そこでアイディアを出した後に僕たちはどんな
思い込みをしているのかを考えてみる。

そうすると以下のような意見が出てくる。


僕たちは桃太郎のこと勧善懲悪するヒーロー
って考えているけど今はグレーな
ヒーローとかもありだよね。


みんな桃太郎って仲間たちと戦うって
考えてるけど1人で戦ってもいいよね。


そして、自分たちの思い込みを図にしてみる。

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その上で、チーム×勧善懲悪というのの逆である
単独×グレーという全く違う方向に発想転換する。


そうすると、


善悪の狭間で苦悩する孤高なヒーロー桃太郎


という今までにはない発想を
思いつくことができる。


このように、思い込みを可視化することで、
より斬新なアイディアを生み出すことが
できるのである。



以上まとめると濱口さんが考える新しい
アイディアが生まれやすい最適な議論の進め方は


まず個人でアイディアを考え抜く時間を用意。
その上で、アイディアを共有して、
みんなが持つ思い込みを可視化。
最後にその思い込みとは逆方向に
発想を転換してみる。




いかがだったでしょうか?

僕も含めてとりあえずみんなで話し合おうは
日本人がやりがちな議論の進め方だと思います。

そうなると、途中でグダグタになって
結局まとまらないなんてことも多い気がします。

濱口さんがオススメするように、まず個人が
考え抜いた上で議論すれば、より生産的な
議論になると思うので是非試してみて下さい!


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