「不登校でもよいけど、私の支え方はあってるの」子育ての正解に悩んだ母親の葛藤
光岡優美さん(仮名)の息子・雄一郎さん(仮名)は、聴覚過敏などのストレスから、小学校1年生の9月から不登校になり、以降6年生まで情緒学級や区の支援施設ですごしました。しかしその後、中学校には皆勤で通い、現在は20歳となり専門学校で学んでいます。葛藤を抱えながらも息子さんをのびのびと育てた光岡優美さんのインタビューと、息子・雄一郎さん本人のインタビューとを合わせて掲載します。
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――小学1年生~6年生までの息子さんの不登校をふり返って一番不安だったことはなんですか?
あらためて考えてみると、息子についての不安というより、私自身についての不安のほうが大きかったです。私は息子が不登校なのはしかたがないと思っていて、家で楽しくのびのびすごせればいいだろう、と思っていました。
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日本で唯一の不登校専門紙です。創刊前年の夏休み明け前後に発生した中学生の自殺等をきっかけに、「学校に行くか死ぬかしないという状況を変えたい…