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サハラ日記・・砂漠の中のホテル生活

前回は・・


マラケシュからサハラ砂漠の街メルズーガまで半日以上かかる。その間バスに揺られ続けるのは今の私の体には無理である。そのため、途中の街テネニィールで宿を取ることにした。そこには有名な日本人宿があるという。


旅立ち前の日記から


旅行へ再出発の後、すぐにサハラ砂漠に突入である。そもそも脱水症状が招いた今回の入院騒ぎ。その一番危険性の高いところに最初に向かうのは・・

 といってもマラケシュまでの航空券は買ってある。
まぁ、変更はできるが・・

 砂漠行きはカミさんが熱心である。色々ホテルなどを調べている。マラケシュから砂漠に向かう途中、日本人宿があるという。有名な宿らしい。

 部屋に空きがあるか問い合わせると、丁寧な日本語のメールが戻ってきた。日本人宿からだから当たり前といえば当たり前だが・・

 外国からくる日本語メールはおまけ付きのものが多い。開けると、いろいろ悪さをしでかす。しかし、今度の日本語メールは貴重な情報がおまけつき。砂漠へのバス情報である。

 実は、今まで日本人宿に泊まったことがない。別に敬遠しているわけではない。条件が合わないだけである。若い時はドミトリーに泊まっていた。そのころは日本人宿自体がなかった。家族を持ってからは安いホテルに泊まっている。そのため、なかなか日本人宿に泊る機会がなかった。

 今回、体のこともあり、日本人宿に泊まってみようかと考えている。そこでいろいろ情報が手に入りそうである。ただ、そこには元気な日本の若者が多いという。なんか、いじめられそうな・・

なんてことはないが、浮きそう・・
泊ることになったら、よろしくネ。

ということで・・・

初めての日本人宿 

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メキシコで倒れて、早一ヶ月。今、サハラ砂漠の入り口にいます。脱水症状で倒れたのに・・懲りずに砂漠にやってきました。

 それをあらがうが如く、雨が降ったりして・・砂漠という感じがしません。

ここは砂砂漠ではなく、岩石砂漠。ホテルの前には赤茶けた崖がそそり立っています。

今日のお宿は日本人宿。初めての日本人宿です。しかし、ホテルには日本人はいなくて、欧米人のみ。日本人宿ってどんな感じだろうと興味津々だったのですが・・

でも、家主は日本人で。さらに四国出身。色々教えてもらう予定です。早速、地球の歩き方モロッコ編を借りてきました。今から調べるのかぁという感じですが、砂漠の予習をします。

もう一つ、日本人宿の楽しみが日本食。晩御飯はカミさんも手伝い、ハンバーグ定食でした。さらに嬉しかったのは味噌汁。高知出身ということで、我が家と同じ味でした。

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カミさん曰く、いい味噌使ってるとのこと。わざわざ日本から取り寄せているとか・・これだけでも、ここに泊まった価値あります。

さて、居心地のいいホテルなのですが、一つだけ辛いことが・・ネットが重たい。まぁ、サハラ砂漠まで来て、ネットをしなくてもと思うのですが。

今、こちらは夜中の二時。やっと、使えるかなという状態になりました。ただ写真を上げるとなるとどうか・・

メルズーガに泊まる



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現在、砂漠の中のホテルで朝を迎えています。

昨日はバスの最前列が取れたので、絶景を楽しめました。と言っても、ひたすらこんな感じが続くのですが・・

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太陽が砂漠に沈んでいきます。ここでちょっと興味のあることが・・
乗客はいつ断食がおわるのだろう。街にいるときは放送があるのですが・・さて、バスの中では・・日が暮れると、バスの運転手がラジオをつけました。なるほど、これで確認するようです。

それらしき放送が始まると、バスは街の中に止まりました。誰一人として、歩いていません。そこそこ大きな街なのですが・・まるでゴーストタウンです。みなさん、自宅で食事のようです。

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バスの運転手や乗客は停留所のレストランで食事。私たちはホテルで夕食をとると連絡済みなので、じっと我慢です。

マラケシュからテネニィールまで8時間。さらにそこから5時間、砂漠の街、メルズーガへ。

終点のバス停で4WDに乗り換え、砂漠の中を走って、やっとホテルにたどり着きました。終点のバス停で4WDに乗り換え、砂漠の中を走って、やホテルにたどり着きました。

メルズーガのホテルの名前はカスバアザレイ。
砂漠の中のホテルです。

ホテルではこんな食事が待ってました。
まずはお米のサラダ。こちらでは米は野菜扱いのようです。

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 メインは羊の肉の煮込み。これがご飯との相性抜群。日本人泣かせです。

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食事の後は、すぐに爆睡。

そして、夜明け・・
待ってました、この光景。
ホテルの部屋からこの風景が眺められます。

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この風景を眺めながらの朝ごはん。
贅沢な食事となりました。

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食後、少しホテルの周りを散歩して・・
すぐ、ギブアップ・・
シャワーで体を冷やして・・
ホテルの部屋でまったり。
というより、もう外に出ることができません。

砂漠の暑さ、想像以上です。
地元の人も外に出ません。
ラクダすら動きません。

 我が家以外の客は1組だけ。
夫婦と娘の3人家族。
この暑い中、プールサイドで日焼けを楽しんでます。
この感覚、ようわからんです。
よっぽど普段太陽に飢えた生活しているのでしょうね。

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夕方涼しくなると、少し動いてみようかと・・
でも、暑さが・・
何のためにここに来たのか・・

今日はラクダさんに乗って、砂漠の中を散歩する予定。
結構、お尻が痛いとか・・
4WDにしようか悩み中。

とりあえずはシエスタです。

砂漠ツアー

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メインの砂漠ツアー終わらせました。
結局、4WDで行ってきました。

 いやぁ、すごかったですね。風景もそうですが、車の運転がすごい。砂丘を乗り越えながら走るのですが、もう何回ひっくり返ると思ったか。

 砂丘って、片面は垂直に近いくらいの急斜面になっています。そこを一気に下ります。砂丘を斜めに横切るときは、車が45度くらいに傾きます。かつてのパリダカールラリーがどれだけ過酷だったか・・
ちょっとだけ体験できました。

ところで、砂漠を歩くとき、何履くかわかります?
靴だと砂が入ってダメです。
ビーサンでもいいのですが、すぐ脱げてしまいます。
結局、一番いいのは裸足です。
砂はサラサラで気持ちいいです。

ただ問題はラクダの周辺。黒いうんこだらけです。ここを裸足で歩きます。

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足の裏でコロコロしたものが・・
硬く乾燥してますから、足にはつきませんが・・
うんこも物とせず、大量の写真を撮ってきました。

一晩明け、今日はやり遂げた感でボケーとしてます。
もう何もすることがありません。
バスの出発は夜の7時。
それまで、ホテルのロビーで時間を潰します。

やることがないので、カミさんは洗濯。乾燥してますから、すぐ乾きます。

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昼ごはんも自分達で作ります。といってもお湯を注ぐだけ。15分後に炊き込みご飯が出来上がります。本来は災害備蓄用なのですが、これ、旅行で使えます。味もいいです。インスタント味噌汁を添えて昼ごはんでした。

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今晩のお宿はバスの中。二等バスですので狭いです。スリル満点の運転をしてくれるようなので、眠気が吹っ飛ぶそうです。一晩無事に過ごせるでしょうか・・

しかし、フェズ行きのバス。1日一本、これしかありません。
頑張ろう

この記事は日記「どこかに行きたいなぁ」からの抜粋・補筆です

詳しい旅行記はこちらから

次回は・・


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