見出し画像

ペナン日記・・スナップを楽しむ

ペナンはスナップ天国。極楽寺からインド人街、イスラムのモスクと歩きます。いい感じの観光客のポートレートも拝借。有名どころのアートを見ながら観光です。いい写真がたくさん撮れました。

前回は・・


パターワースに着いた。深夜特急の旅も終わった。

沢木耕太郎の「深夜特急」の中で、バンコクからペナンまでのところは私にとって印象的なところである。ここからが私の大好きなところとなる。やっと、長く夢見た場所にたどり着くことができた。

終着駅だから、大きい駅だと思ったら、ホーム一つの簡素な駅である。思い入れが強かった分、気持ちが萎えた。

ホームから、ペナン島へはフェリーへのは長い通路で移動である。なんの飾りもない通路。観光客にとっては、「ようこそ、ペナン」など何か欲しいところである。しばらく歩いて、フェリー乗り場に着く。40円ほどの料金。香港のスターフェリーよりちょっと高いくらいである。こんなところに両替所あるわけないので、先ほどの列車の中の両替は正解であった。

乗り場は、人も車も一緒です。これにはちょっとびっくりです。瀬戸内の離島フェリーと同じ雰囲気です。

待合室は立派です。妊婦や身障者の優先乗船があります。ベンチに座ってカミさんのカメラの設定を直していると、列車でカミさんの寝台に間違って寝ていたサボテン野郎が話しかけてきた。

そのカメラ、いいカメラだと言って、ズボンのポケットから出したカメラが私と同じFUJIのX100。しかし、ズボンのポケットからはないだろう。私は大事にカメラバックにしまっているのに・・でも、列車内のうらみはなくなりました。意外にいいやつです。

ちなみに、写真の真ん中が彼です。その後ろに立っているオッサンが面白かった。妊婦の優先乗車のイラストを見て、自分の方が腹が出ているとアピールしていた。

画像3

船の中は、車と人の混在状態。車に物が当たって、傷がつかないかと、ひやひやしまずか、あまり、皆さん気にしてないようです。車の傷、神経質に気にするのは、日本人の特徴みたいです。

一番前が一等席です。ちなみに出口もここからです。15分ほどの船旅ですが、けっこう長く乗っていた感じがします。みなさん写真撮ったり、観光客も多いようです。


景色のいい外側が車で、人が中央です。逆でしょうと突っ込みたくなりますが、乗り降りの際はこの方がスムーズのようです。

やっと、ペナン島。バス、寝台列車と乗り継いだ、プーケットからの移動が終わります。これは疲れました。始めの予定では、その日の夜、クアラルンプール行の寝台列車で移動を考えていましたが、これ以上のハードスケジュールは無理です。

サボテン野郎と、妊婦のオッサンに別れをつげ、ペナン島上陸です。

画像4

ペナン島 


フェリー乗り場のバス停に来た市内循環バスに乗った。しかし、発車しない。
前の方に座っていた乗客と運転手が口論していると思ったら、その乗客は怒って降りて行った。運転手に発車時間を尋ねると、何か言った。そして、運転手も降りて行った。

仕方ないので、タクシーでホテルへ向かうことにする。値段交渉すると、300円くらいのようである。後で知ったが、チュリス通りを走ったようである。車中から、先ほど別れたサボテン野郎と妊婦おじさんが仲良く宿探しをしていた。確かに安宿が並んでいる。二人はいいコンビになったようである。一人旅ならではの出会いである。ちょっと、うらやましい。

画像5

私たちの泊まるホテルはシティテル。
お値段7000円ちょっと。口コミでは、近くに食べ物屋がたくさんあるので困らないとか、無料市内バスのバス停が近くにあって困らないとか、いろいろ評判がよさそうなので予約を取っていた。

画像5

チェックインするとき、宿泊税が必要だというので、カードを出したら、ダメだという。よく聞くと、60円ほど。恥をかいてしまった。アップグレードしますと言って、案内された部屋は高層階。見晴らしはいいし、内装もいい。

ただ、隣の部屋が内装工事のためにうるさい。
電話で苦情を言うと、2時間ほど我慢してくれと言う。私は大丈夫だが、睡眠不足のカミさんは昼寝したいのに眠れないと、不機嫌。しかたないので、再度フロントに部屋を変えてくれと言うと、スタンダードの部屋になるけどいいかと返事があった。この国でも、いろいろ電話でトラブルがあるのか、これらの通話はすべて録音されますと言ってから始まった。

画像6

画像7

代わった部屋はほんとにスタンダードで、
お値段通りの部屋になった。

画像8

画像9

カミさんが昼寝している間、ホテル周辺を散策。
洗濯したパンツが品切れになったので、洗濯屋さんをみつけて洗濯を頼みたかったからである。一軒見つけたが、今からだと明日の昼過ぎになるという。今晩のパンツを何とかしなければ・・・

画像10

部屋に帰るとカミさんの機嫌が直っていた。
今度は腹減ったという。そういえば、昼ご飯がまだだった。近くにあると聞いていた屋台村、レッドガーデンに行ってみる。残念ながら、まだ店はやっていなかった。

仕方ないので、付近をうろついて、適当なレストランに入った。マレーシアに来たのだからと、ラクサを頼む。以前、クアラルンプールに立ち寄ったときもラクサを食べたのだが、今回同様、美味しくない。どうも私の好みに合わないようであるが、完食した。

画像12

当然、昼ビールも頼んだが、タイと比べて高い。イスラムの国と言うのもあるのだろうか。物価全体が高いせいもありそうだ。

画像11

部屋に帰る強烈な睡魔に襲われ、そのまま寝てしまった。ビールを飲んだせいで、熟睡していた。

起きるとあたりは暗くなっていた。

画像13

出かけるにあたり、フロントで地図を貰い、街の繁華街を聞いた。コムタという。

先ほど部屋から見えたビルである。そういう繁華街ではなく、ダウンタウン的な繁華街を聞くと、チュリス通りという。地図で示すに、先ほどタクシーで来た通りである。

その通りに行く前に、先ほど行ったレッドガーデンに行ってみた。座る席もないほど一杯の人であふれていた。売っているも、多種多様。しかし、人の熱気で暑い。そうか、今日は土曜日である。観光客ではない、現地の人たちが楽しんでいるようである。ここはあきらめて、チュリス通りに向かった。

画像13

画像14

人が多い方へと歩いていくと、人がわいているところにたどり着いた。その場にいた人に、この場所は街の中心かと聞くと、どうも英語が苦手のようで、娘に話を振った。確かに、ここがホテルの人が教えてくれた場所のようである。しかし、屋台は出ているものの、規模が小さい。人はそこそこ出ているのだが、お祭り騒ぎと言うところまではにぎやかでない。ちょっと前まで、プーケットのバングラ通りで遊んでいたためか、ちょっと拍子抜けした。娘さんに、ここ以外に賑やかなところはないかと聞くと、コムタと言う。ホテルマンと同じ答えである。

画像15

目的地ほコムタに代わった。
パンツも買わないといけないので、そこにあるスーパーに行くことにした。行き方は簡単で、高いビルを目指すだけである。コムタのスーパーにつくと、店じまいを始めていた。いや、すでに閉まっているテナントもある。とりあえず店をぶらついてみる。

私の住む街のご近所さんにあるスーパーくらいである。いや、近所の方が明らかにあか抜けている。ここGeorge Townは都会ではないようである。

パンツを買った。カミさんは買ったサンダルが合わないようで靴擦れしたので、絆創膏購入。ここにも、食べるところもないので、ホテルの近くで食事にするこことする。

帰り道、地球の歩き方を持った若い女性の日本人二人組に合う。くどいのだが、もう一度この町の繁華街を聞く。答えは、コムタ。地球の歩き方にも書いているという。

昔と違って、地球の歩き方の情報はしっかりしているので間違いないだろう。ちなみに、私は「地球の歩き方」を読まない。いや、読めないというのが正確である。あの小さな文字は年寄りにはキツイ。年寄り向け地球の歩き方ができると読むと思うが・・・

カレー屋さんからお誘いを受ける。

画像16

注文が終わると、店の中の写真を撮れという。宣伝してほしいらしい。人気店のようで、ひっきりなしに客が来て、テイクアウトしていく。いろんな種類がある。

画像17

私が頼んだのはタンドリーチキン。それと、ナン。味はいい。うまいです。でも、私には辛い。美味しいのに、食べれない。ラッシー飲んでごまかすのだが、やっぱり辛い。さすが、タミル人の住む街である。

画像18

画像19

食べながら、泊まっているホテルを眺めた。
どうも、高層ビルのホテルの相性は悪いようである。高いビルのホテルの周辺には、私の口に合う店がないようである。

画像20


ペナン島は、スナップ写真の天国です

マジックアワー
光のいい、太陽が高くならない時が、いい写真を撮るコツ。朝か、夕方か、よくマジックアワーと言われる時間です。

太陽が上にあると、難しくなります。
でも、早すぎると人いないので、ちょうどいい頃を見計らって、

スナップ散歩に出かけます。
もう一つの理由は、暑さ対策もあります。
旅の早起きは、いくらの得になるのでしょうか(笑)

画像21

犬も写真慣れしています。
ちゃんと、カメラ目線です。

画像22

ホテルの近くにも、大きなアートが・・
よく見ていないと、見落としちゃいますね。

画像23

めちゃ、想像を膨らまさせるホテルなんですが・・・

おかみさんでしょうか?

画像24

トライショーは観光用かと思っていたのですが、
日常的に使われているのですね

それとも、この人も観光客かな?

画像25

少しずつ、アートの数が増えてきました。
写真撮るものにとって、テンション上がってきます。
こりゃ、楽しい街です。

画像26

George Townで一番古いと言われる極楽寺が近づいてきました。
付近には、お供え物を売る露店が続きます。
中華街に入ったようです。
このおばさん、写真撮ってもいいよと言ってくれた割に笑ってくれません。
何枚か撮って、やっと微笑むくらいでした。
意外に恥ずかしがり屋さんなのかも。

画像27

おばさん撮っている間、ずっと見ていた隣のおじさん。
バスすると失礼になると思い、おじさんも写真に収めました。

画像28

極楽寺の境内です。
日曜の朝だからか、それとも毎日なのか、
朝早くから、人出が出ています。

画像29

中華街らしいアートです。

トライショーのおっさんとにいちゃんが客待ちです。
私たち貧乏そうに見えるのか、お声がかかりません。
セールスもうっとおしいのですが、ないと少し寂しいです。


画像31

画像32

インド人街に入ったようです
どこからか、カレーの匂いが漂ってきます。

このおじさん、この格好で新聞読んでました。
興味深く見ていたら、俺の写真撮るかとお声がかかりました。
ちょっと、かっこつけたポーズになりました。
ほんと、写真撮りやすい街です。

画像33

同じような感じのカレー屋さんがたくさんあります。
普通の店でも、内装の色にきを使っているようです。
センスいいです。

画像34

本来、イスラムの国ですから、モスクは大きいです。
そして、一番いい場所に立っています。

私的には、ここが町のヘソと思われます。
大体の街は、教会やモスクを中心に発展していくものですから。

画像35

一気に観光客が増えました。
やはり、このあたりが観光の中心のようです。

アートがたくさんあって、全部撮っていたら前に進めません。

いい感じのの観光客がお二人。
被写体に収めようと思ったら・・・・

画像36

気づかれました。

挨拶をして、いい雰囲気出てますよというと喜んでくれました。

画像37

ということで、ポートレート撮影です。
何枚か撮って、いいのを見せると、めちゃ喜んでくれました。
つれの友達にも、やったねと、こづかれていました(笑)

画像38





アートを探していると、日本人らしき人が折り紙を折っていました。
つい、日本語で話しかけてしまいそうです。
しばらく話したのですが、日本人ではなかったのですが、
いろいろ日本の折り紙に詳しいようでした。
商売と言うより、暇つぶしと言う感じの露店です。
日曜限定だったりして・・・

画像39


そのお隣もおじいさんのお店。
日本語のガイドブックもあるよと声かけられましたが、
まったく商売っ気がありませんでした。
なんとなく裕福そうです。
我が近所に多いボランティア爺さんの匂いがしました。

画像40


有名どころのアートが見つかりました。
これは人気があります。
みなさん列を作って順番待ちです。
自分がポーズ取っても仕方ないので、
観光客の御嬢さんにモデル代わりになってもらいました。

画像41


わたくし、猫好きなので、はまりました。
他にも猫のアートあったのですが、
このさりげなさが気に入りました。

画像42



この町は、自転車で観光する人が多いです。
特にこの日はオリエンテーリング的な自転車イベントが開かれているようで、たくさんの若者が集団で移動してました。
同じ色のティシャツで揃えた集団がいたので、中国人の団体観光客と勘違いしてしまい、中国人ですかと尋ねてしまい、マレーシア人ですと嫌な顔をされました。
ごめんなさいです。

画像43



この方々は現地の御嬢さん。
どこの国に行っても、この世代は明るいです。
カメラを持っている私を見て、迷惑になると思ったのか、
アートの前から動いてくれそうになったので、
そのままモデルになってもらいました。
何度も言いますが、この国はカメラマンにとって天国です。

画像44


で、私が撮りたかったのは、こんな感じで・・
壁のはげ具合がなんともいえません。

画像45


これも有名どころのようです。
それにしても、上手に描くものです。
日本の町おこしでこんなイベントやったらいいのにと、つくづく思いました。

画像46


これもいい作品なのですが、光の加減で雰囲気が変わります。
実物より、写真の方がよく写ったかも・・・

画像47


ちょっとユーモラスなもので休憩というところでしょうか。
いろいろなものがありますので退屈しませんが、
体力の方が持ちません。
あきらかに歳です。
カミさんは運動不足と言いますが・・・

画像48


ホテルに帰る道すがら、

もし次回来るなら、この辺の宿と決めました。
下調べを・・

画像49


昨晩、いい感じのライトアップしてた宿です。

画像50


ロビー兼、朝食会場となっている、よくあるゲストハウススタイルですね。

画像51


通路の上のアートを見落とすところでした。

画像52


コインランドリー
昨日これを見つけれたら、パンツ買わなくて済んだんですが、
パンツは私のお土産と言うことで。

画像53


かなり広い範囲を自転車がさまよっているようです。
二人乗りのレンタルもあるんですね。
それとも、現地人?

画像54


途中で出会ってあいさつしたサイクリストにまた出会いました。
この人、芸能人の誰かに似ていませんか(笑)
それにしても、気合いの入ったユニフォームです。

画像55


みなさん、ご協力ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?