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Hide My Face ~素顔を隠して~

幼馴染みの二人。
 
偶然一緒になった、
家までの帰り道。
 
「テストめんどっちぃ~」
「勉強してないの?」
 
「忙しいし、
 俺がするわけないじゃん!」
「忙しいって、
 どうせゲームでしょ?」
 
なんで知ってんだようわっ!バレてる~
女の勘よわかるわよ
 
「昨日はさ、仲間の活躍で驚異きょういの10連勝!
 俺、エースだから!実はサポートだけど
 
なにそれどうせ、作り話でしょ?」
「その後もさ、
 野良のらって…知らないめっちゃ強そうなチームに、
 助っ人参加で寄生してまた大活躍ずっと隠れてた
 凄くない?」
「そんなの自慢して何になるの知ってるわよ?」
 
「あれ、お前も、
 あのゲームやってるって、
 言ってなかった俺の影響?」
やってるよ昨日もやったよ
 やっとSランクまで上がったよ追いついたよ
 
俺と同じランクじゃんげっ!この前Aランクとか言ってたのに
 今度どこかでマッチングするかもなやばい、俺も頑張ってS+行かないと
そうだね昨日も同じチームだったよ
 敵になったら手加減しないからまた私が守ってあげる
 
「俺も今夜は
 さすがにテスト範囲の一夜漬け期末捨ててっから朝までランク上げだな」
「そう。じゃあまた明日あとで
 

 この物語はフィクションです。
実在の人物・団体・商品とは一切関係ありません。

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