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忘備録

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作家として、人間として、その時々に思ったことの記録
運営しているクリエイター

#エッセイ

創作をやめるか・やめないかと考えている人たちへ

ハンドメイド作家や絵を描く人が、時折SNSやYouTubeで質問の中でプロの方に質問しているのを見…

心の図像-龍と唐獅子-

獅子舞が好きだ。龍が好きだ。 目を向いているかと思えば、どこかユーモラス。人が心を寄せ続…

「可愛い」の定義を変えた、女の子たちの話

ショッピングモールを歩く。 そのとき、ゴシックロリータというのだろうか、少し特徴的な服を…

自分自身を、どのような目で見つめるか

自分を自分で見つめる目を持つ。希望を持って自身を見つめる。そんな経験から生まれた、虹色の…

回復期に有益なものとしてのアートの立ち位置

何も考えたくない一人の夜に出会いたい、静かな世界をテーマに作品を作り出してからのこと PT…

疲れた夜に、何に逢いたい?

車で温かいカフェラテを飲みながら、これを書いています。 初めは、体が疲れた的なことを書こ…

まだ知らない海がある

幼い頃、海は恐い場所でした。 下に何やらモサモサと生える水草が足に絡まり、波が寄せては、体が沖へ離れていく。そして水を覗いても、深くなるほど、何がいるのか分からない。 そんな場所でした。 大人になって、鉱物に触れるようになり、地層を巡る中で、海から生き物は上がってきたということを、感じるようになりました。また、かつて海だった場所に想いを馳せることも増えました。 何年か経ち。心もカラダもギュウギュウになったとき。見ていたのは、仄暗くも仄明るい海の世界の映像でした。 揺

黒曜石とハイネケン

美しい緑のガラスが届いた。 Twitterで拝見していた作家さんのものだ。 ガラスを手にしたの…

自分に素直になるということは、世界のアイディアの一つになるということなのかもしれ…

この二日は、不思議な夜を過ごしている。 今日は夢見がよく、『ああ、幸せだな』と目が覚めた…

noteは「表現は自由だ」と思い出させてくれる世界

今日は、花びらの帯留めを作っていました。好きだ!いっぱい作りたい!と思えた久しぶりのシリ…

サイズが小さくなったから、あげる

ここのところ、使わなくなったものを交換したり、手頃に譲りあったりということが続いている。…

千変万化-物語を進める-

人は変わっていくもの・時間も流れていくもの 『時節に合わせて周りを彩り、心を感じること』…

赤い目をしたインコとの出会い②-ペットロス-

心のぬかるみから出る方法は、人によって違う。 私の場合、20代の頃は鉱物だった。今は生き物…

赤い目をしたインコとの出会い①

生き物を訪ねていると、息を飲む…という体験をすることがあります。 先日、一匹のインコが我が家にやってきました。 幼いころ、アヒル・鶏・セキセイインコに十姉妹。巣から落ちて見捨てられたスズメの子供を、よく親が拾って餌を与えていたのを覚えています。 彼らの主食は穀物や果実だから、体からとってもいい香りがする。 ただ、フンの世話が大変だし、子供の時にインコと悲しい別れ方をしたということで、大人になっていろんな生き物を迎えるようになっても、鳥という選択肢はありませんでした。