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自信なくてもいいんじゃないかな

長男がくれたカーネーション

ひとつふたつと減っていき

お別れの日がきたみたい


くすんでしまった花びらをみながら

ふと思い出す



母のことを書いた私は

嘘つきではないけれど

反対の顔を持つ母も知っている


それはきっと

母の心が

よどんでいる時

ほんの小さなゆとりも

持たない時


憎しみさえ宿したような目で

我が子を見る瞬間


冷たすぎるその視線に

動けなくなる




誰もが知っているはず



家族なんて

きれいなだけじゃない


子育てなんて

素晴らしいばかりじゃない


一番近くで

ぶつかりあう人間





自分のものではない

何一つ

思い通りにはならない

そう知っているはずなのに 





母性が乏しいと感じたり

自己嫌悪でふさぎこむ日もある

程よい距離も分からない

恐ろしい目をする日もある




それでも

自分の中にあるあたたかい部分を信じて

母を続けていくんだな


母親って

悩ましいな






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