【風水体験記#7】深層心理とリンクする部屋割り
こんにちは。常見多聞です。
風水鑑定を始めた初期の頃に、このようなことがありました。
きっかけは、今の家に引っ越してから
娘さんの持病が悪化した、とのこと。
引っ越してからということで、
新居の風水に何かあるのか?
と思ったのだそうです。
このご家族の家の風水を鑑定に訪問し、各部屋を誰が使っているのかをヒアリングしたところ、
両親は吉の部屋
娘さんは凶の部屋
という配置となっていました。
普通ならば、
「凶ですね」で判断は終わりですが
話はここからです。
一見不思議なところはないが、、、
両親の部屋と、娘さんの部屋は同じくらいの広さでした。
何となく胸騒ぎがして、こう尋ねてみました。
この部屋割はどのように決まったのですか?
「まず私たち(両親)は奥のここじゃないですか。その後に娘に残った部屋のうちどこがいいかと聞いたら、そこでいいとなったので、自然と決まりましたよ」
一見普通の家族の会話のようですが、
なるほど、これは娘さんが可哀想だ、
それで娘さんは、この家に引っ越してから持病が悪化したのだろう。
と思ったのです。
風水は確かに凶でも、さらにその原因は両親にあり
私はこの会話から、両親は心に余裕がない人だとわかりました。
両親は確かに吉の部屋にいましたが、先ほどのセリフの時の様子・感じから、その吉の部屋には動物の防衛本能のように、さささっと逃げ込むように住み始めたとわかりました。
一般的な風水師は、
「運のいい人は吉を選ぶ」
と言いますが、これはちょっと簡単過ぎる理屈でして、私はそういう面はあるけれども、
それは一面的であって全体ではない、
と経験上思っており、まさにこの両親はそうでした。
つまり、両親は美味しいお菓子を先にぶんどって食べてから、残りものを娘さんに選ばせていた、ということです。今回は。
両親の心に余裕がなく、娘さんの気持ちに耳を傾ける余裕がないわけです。
娘さんは、そのような両親に、もっと自分を見て欲しい、気にかけて欲しい、そういう無意識の意図があり、持病が悪化した、私はそう見立てました。
無意識を意識化する
あくまで私は風水師ですので、中国伝統風水をメインに話しますが、このようなことに気付いた時は、相手の様子を見ながら、一歩踏み込んで話すこともあります。
これが功を奏すると、中国伝統風水と気とメンタルのパワーが相互作用的にリンクして働いて効果が出やすくなるのです。
この両親に私の気付いたことを話し、中国伝統風水の処置も加えて行っていただきました。
凶方位には変わらないので、凶現象はたまに起きてしまうのですが、娘さんの持病については、症状が落ち着いたままになり、凶現象の頻度もかなり落ち着いてきました。
どうしても風水の吉の部屋を使えない時もあり、その時はトータルに捉える必要を感じることが多々あります。
元々、心理のことを学んでいたので、風水との事象の関連性に、ため息が何度も出ることがあるのです。
逆のパターン(自己犠牲的な両親)もある
当然逆のパターンもあって、両親が大凶の部屋で寝ていて、息子さんが大吉の広い部屋を一人で使っている家の風水を鑑定したとき
この両親は、自己犠牲的で、我が子供を優先する気配りの方々でした。
これはこれで、良くないことなので、両親も同時に報われれように風水の処置をするわけですが、
中国伝統風水の知識を使って家を見ているだけなのに、その知識を通して、家族の想いの模様が浮き上がって来てきて、思わず涙がこぼれそうになることもあります。
こういう想いに触れると、何とかしてあげたいと思うもので、そういう時に鑑定はいつも以上にモチベーションが上がります。
では、また🫡
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