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「採用と認知拡大」の一歩上を目指す。FUSIONの「社員インタビュー」の作り方

こんにちは、ライターのいしかわゆきです。2019年にフリーランスとして独立してから、さまざまなメディアで記事を取材・執筆してきました。

2021年から始まったFUSIONのnoteですが、このnoteのインタビューコンテンツはすべて、わたしが取材と執筆を担当しています。

しかし! 実は、わたしはFUSIONの社員ではないんです(!)。

それでも、試行錯誤しながら会社と社員の魅力をお届けするために、これまで奮闘してきました。今回は、そんな「いい採用インタビュー」を作るためにやってきたことをお話しさせてください。

いしかわゆき(@milkprincess17
ライター。Webメディア・新R25編集部を経て2019年に独立。取材やコラムなどの執筆を手掛ける。著書『書く習慣』は発行部数2万部を突破しベストセラーに。新刊『ポンコツなわたしで、生きていく。』発売中

なぜ、採用インタビューが必要なのか。

企業noteの役割は、端的に言えば、「企業の魅力を伝えて、採用やブランディングに繋げる」ことに尽きます。

企業の魅力を伝えるってすごく難しいんです。いくら社長が声高々に「うちの会社はいい会社だよ!」と言っても、あまり説得力がないですよね。

これは企業に限らず、商品でもサービスでも同じことが言えます。誰もが何かを購入するとき、どこかに訪れるとき、必ず第三者の口コミをチェックするはず。

だからこそ、FUSIONでは「社員インタビュー」「ステークホルダーインタビュー」という2つの側面からFUSIONの魅力をお伝えするようにしています。

社員には「なぜFUSIONを選んだのか」など、内側から見たFUSIONのことを。ステークホルダーの方には、「なぜFUSIONと仕事をしようと思ったのか」など、外側から見たFUSIONのことをお聞きしています。

また、採用インタビューには社内のエンゲージメントを高める効果も。普段仕事であまり関わりのない人のことは意外とわからなかったりするので、インタビューを読んで「この人はこんな仕事をしていたんだな」と理解を深めることができます。

「いい採用インタビュー」を作るための3つのポイント


FUSIONでは、採用インタビューをより良いものにするために、下記の3つのポイントを踏襲しています。

1.事前に質問項目シートで情報収集をする

社員さんのなかには、インタビューに不慣れな方もいらっしゃいます。

そこで、FUSIONのnoteでは、あらかじめGoogleスプレッドシート上で質問項目をシェアし、1問150文字程度で回答をまとめてもらうようにしています。

事前ヒアリングシートはこんな感じ

事前準備なしにいきなり質問を投げかけられて、スラスラと答えられる人はほんのひと握りです。

この質問シートがあることで、社員さんも安心してインタビューに臨むことができますし、インタビュイー(わたし)も事前情報が得られるため、さらに一歩踏み込んだ質問ができます。

特にわたしは社外の人間なので、こうやって事前情報を収集することはとっても大切なこと。 参考までに、FUSIONでは下記のような質問項目をベースに集材しています。

  • これまでの経歴、やってきたことを教えてください。

  • 入社経緯や理由を教えてください。

  • FUSIONの好きなところや共感している価値観を教えてください。

  • FUSIONでは今、どんな仕事をしていますか? どこにやり甲斐を感じますか?

  • ご自身が携わった象徴的なプロジェクトを教えてください。

  • 仕事において、もっとも大切にしていることは何ですか?

  • 今後チャレンジしていきたいことを教えてください。

もちろん、人によって経歴や得意なこともバラバラなので、これに加えて深掘る質問をすることも多いです。「この話はあまり膨らまなさそうだな」と思ったら、別の角度で質問してみましょう。

また、インタビュー中はクライアント名を出していいのか、どこまで話していいのか、という事項も出てきますが、わたしの場合は“とりあえず”言ってもらうようにしています。

あとからいくらでも編集できるので、まずは本音を引き出す。話を聞く。そこに専念します。

2.クリエイティブに細部までこだわる

これはWeb記事全般に言えることですが、文字だらけの記事はあまり読まれない傾向にあります。そこで、記事内に適宜写真を挟み込むことによって、ユーザーが飽きてしまうことを防ぐのです。

また、FUSIONは広告代理店でもあるので、クリエイティブのクオリティは会社の価値を映し出すものでもあります。たとえ社内インタビューであろうと、適当に撮影した写真を使うことは、価値を下げることでもあるのです。

それを踏まえて、インタビューではプロのカメラマンにインタビューカットの撮影をお願いしています。

インタビューは社内で行うことで、オフィスの内装をアピールするとともに、入社を考えている人に「こんなところで働いているんだ!」と想起させることができます。

ちなみにここはオフィスの中庭です

インタビュー後に撮影するパターンもありますが、先ほども申し上げたとおり、社員さんは芸能人ではないのでどうしても顔が強張りがちです。

特に、インタビュー序盤は緊張しているので、雑談などのアイスブレイク後に撮りはじめるのがオススメです。

また、同じような角度で撮りつづけてしまうと、写真で変化が付けづらいので、引きで撮ったり、寄りで撮ったり、手元を撮ったりと、バリエーションを付けてもらうと良いです。

事前にカメラマンに「バリエーション多め」「枚数多め」と伝えておいてください。また、最後にサムネイル用に別途キメカットを撮影するのも忘れずに。

手元の写真もオススメです!

3.第三者にとってプラスになる情報を入れる

採用インタビューというのは、基本的には社内の広報チームが担当することが多いので、どうしても「身内感」が出てしまいがちです。専門用語を使っていたり、個人名が出てきたり…。

一方で、インタビューをお届けするのは、あくまでも社外の人なので、「第三者が読んだとき、わかりやすい内容かどうか」はぜひチェックしていただきたいポイントです。

それに加えて、わたしが意識しているのが「第三者にとってプラスとなる情報」が入っているかどうか。

たとえば、エースとして働いている人がいたら、「仕事において大切にしていること」を伺ったり…

アートディレクターとして関わっている人が入れば、「アイデアの考え方」を伺ったり…

…というように、ただ「会社の魅力」「働いている人の魅力」を前面に押し出すのではなく、シンプルに読みものとしても読後に何かが得られるような情報のまとめ方を意識しています。

このコンテンツも、採用インタビューの一環でありながら、同じく採用インタビューの作り方に悩める広報の方たちにとって参考となる情報となるように意識して書いています。

最後に。

最後に、採用インタビューで大切なことは、「嘘偽りない言葉で語ってもらう」ことだと感じています。「素敵な会社!」と誇張しても胡散臭いので、社員さんには素直な気持ちを吐き出してもらうようにしています。

FUSIONのいいところは、さまざまな会社を渡り歩いてきた中途メンバーが多いことでもあります。だからインタビューでも、忖度せずに話してくれるんですよね。

私は社員ではありませんが、「仕事は一緒にしたことがないけど、もともと代表と同僚だった」という理由でお声がけいただき、これまで毎月のようにFUSIONのオフィスに伺い、さまざまな社員さんと対話してきました。

そのなかで感じたことを、嘘偽りなくお話させてください。

FUSIONで働く皆さんは、「成長できると思ったから」FUSIONへの入社を決め、ビシバシしごかれながらも「いい人しかいない」と口を揃えて言っている人が大半…というか全員ですね。

わたしはフリーランスとして気ままに働いている身分なので、「こんなにも成長意欲が高い方たちがひとつの会社に集結するのか!」といつも驚いています。毎日目まぐるしく働いているにも関わらず、インタビューは毎回神対応なのでとても不思議です。

会社にひとりはいる「仕事のできる」「いい人」たちを集めるとFUSIONになるんじゃないかな…。即レス・即対応でいつも気持ちよくお仕事をさせていただいております。

わたしは残念ながら会社に所属して働く予定は今のところなく、選考を受けることができないのですが、FUSIONが気になる方は、ぜひチェックしてみてください!

(取材・執筆=いしかわゆき(@milkprincess17)/撮影=中澤真央(@_maonakazawa_

FUSIONからおしらせ

FUSIONでは、一緒に働く仲間を募集しています。

2022年11月には、オフィス増床が完了し、さらなる拡大を進めています。
ビジネスプロデューサーをはじめ、複数領域で、仲間を探しています。

少しでも興味があれば、ぜひお気軽にご連絡ください。


また、24新卒採用についても、11月中には告知予定です。
新卒採用は、ONE CAREERでの情報解禁を予定しておりますので、今暫くお待ちください!

最後までお読み頂きありがとうございました。