可能性を考えられない人
「他にも可能性あるだろ!笑」
と言いたくなってしまう事が時々ある。
例えば友達の愚痴を聞いているとき、
「絶対○○と思ってるわ」「ムカつく」
のようなものだ。
相手の思考を感じ取った気になっているが、
結局ムカついているのは、相手の行動ではなく
自分が想像した相手の思考なのだ。
その根拠に相手の行動があるのかもしれないが、
その行動から考えられる思考は一つとは限らない。
実際にあった例を挙げる。
AさんはSNSを見た友達Bさんから、
「あの投稿大丈夫?」「病んでない?」
と言われたそうだ。
そこでAさんは
「SNSだけがすべてだと思うな!」
「自分より下に見るな!」
と感じたらしい。
ここでのBさんの思考としては
心配、Aさん下に見ている、何となく話題として聞いただけ
等、いくつか挙げられる。
今聞いた分のBさんの発言からでは一つに絞り込むことはできない。
なので、いろんな可能性が含まれていることを念頭において、会話を続ける必要がある。
まず私が驚いたのは、一つに絞れていることだ。
しかも、少しも疑わずに、「絶対思っている」と確信しているのだ。
それは客観的な証拠ではなく、自分の中にある気持ちで判断してしまっている。
本当はもっと可能性があって、相手が気遣ってくれている可能性があるにも関わらず、つぶしてしまっていることは、とてももったいないと思う。
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