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〔お知らせ〕 連続講座「未だ充分に尽くされていない「近代絵画」の可能性について(おさらいとみらい)」共催:いぬのせなか座+Dr. Holiday Laboratory
2024年の1月から5月にかけて「未だ充分に尽くされていない「近代絵画」の可能性について(おさらいとみらい)」という連続トークイベントを行います。 全体概要文 「近代絵画(近代美術)」という問題が、既に終わった過去の問題なのだとしても、「そこで何がなされたのか(その絵が何をしているのか)」が、あまりにも蔑ろにされ、あたかも近代絵画の達成などなかったかのように物事が進行し、ただ、有名芸術家の「名前」だけが巨匠と持ち上げられてプロモーションを通じて展覧会として消費されてるよ
〔劇評〕パンとパン屑(全体を想定しない全体)について / 『うららかとルポルタージュ』(Dr. Holiday Laboratory)
古谷利裕 *以下は、2021年11月24日~28日に、東京のBUoYで行われた、Dr. Holiday Laboratory旗揚げ公演「うららかとルポルタージュ」のレビューです。 初出「うららかとルポルタージュ」記録集 はじまってすぐ、この上演が、たかだか一度きり上演に立ち会う一観客に全体像を把握できるはずないだろうという姿勢でつくられているとわかったので、「重要なところを見逃してはならない」「狙いを正確に読みとらなければならない」というような緊張が生じず、一つ一つ