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「教える」ってすごく難しい。

皆さんこんにちは!
最近ちょっとずつ走ることに慣れてきた気がしてきました。古山大です!
合宿のドリルのおかげかな…?

日曜日、1/4-7のリージョナル合宿でTWOLAPSの方々から教わったドリルや走り方をチームメイトに伝えました。
彼・彼女らにとっては「指導の又聞き」状態になってしまうので、少しでも精度の高いものを伝えられるよう、復習から教え方まで合宿の事を繰り返し繰り返し思い出しながら、流れを立案してました。


まずは自分の理解度の確認。この動きの意味をどう伝えようか?

そしていざ当日。
ちゃんと伝えられたかはわかりませんが、現状の私が出来ることはやりきった感じ。
今回の私の指導における注意点は「説明の時間を短くすること」。
油断すると喋り倒してしまうので、口よりもなるべく体を動かして伝えようとしました。
TWOLAPSの皆さんがそうだったように。
上手く出来たかな…。

喋りたくなるのをグッとこらえて、まずはやってみてもらう。喋りたいことの60%くらいで止めて、あとは動いてもらいながら伝える。

とまあ、教わったことは一通りさらえたので良かったです。
で、今回思ったのは「コーチって大変だな!」ってこと。
自分の中に100あることを人に教えようとすると、それって60か80くらいしか発信できないんですよ。もしくはそれ以下。
それは言語化の過程であったり、表現の方法によってなどで、早い話が「劣化」してしまうんですよね。情報が。
で、その情報が相手に受け取られる時、そこにさらに受け取り手の理解力が関わってくる。
これはもう仕方ないです。受け取り手の理解力が高くないとダメとかじゃなくて、情報っていうのは、「発信」「受信」の過程を挟むごとにどんどんどんどん劣化するようになってしまってるんです。
生まれてきてからの過程も思考も何もかもが全く同じ人間が2人いたら、たぶん100%の発信受信ができるんでしょうけど、それって仮にクローン人間だとしても無理ですよ。
「視界の中にAがいる」ってBの世界をAが経験することは出来ないんですからね。

どんなに頑張っても無理なもんは無理!生まれた場所も生きてきた過程も全く違う人間だもん!100は伝えられない。あとは各々の形で理解し、飲み込んでもらうしかない。

さて、話が逸れましたが、伝えるのってこんなに大変で、コーチっていうのは「絶対に無理」な「100伝えること」を目指し続けないといけないんだなぁと。
しかも何かを伝える度に「ちゃんと伝わったか?」ってことに悩まなきゃいけなくて、更にそれを相手に悟らせちゃいけないんですからね。
自信たっぷりな人が言ったことと、自信なさげな人が言ったことじゃ、絶対自信たっぷりな人が言ったことのほうが、理解しようってなりますからね。
だからといって自論に固執する人が良いってわけじゃないけど、、、それはまた別の話。

コーチングっていうのはあくまでも「自己満足」でしかなくて、その情報をどう扱うかは受け取り手次第。そこに関与することは「コーチング」の範囲ではない(自論)

まあ、とにかく今回の件から私が学んだことは「コーチって大変」ということ。こりゃ相当な物好きじゃないと務まりませんよ。。。笑
全ての「コーチ」と呼ばれる人たちに敬意を評します。

そんなわけでいい経験をさせてもらいました。
「引退後はコーチするの?」とよく聞かれますが、こんな大変な仕事、とてもじゃないですが私なんかには務まりません。
まだまだやってるほうが楽しいです。

というわけで明日からまた選手として頑張りましょう!

それでは!

トライアスロンーーー!!!🏊‍♂️🚴‍♂️🏃‍♂️🥇