K-BOOKSはブラック企業!従業員に無理を強いる大塚健には先がない

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皆さん、K-BOOKSはご存知でしょうか?東京の池袋にあるオタク女子の聖地・乙女ロードに店舗を複数構えるアニメグッズや、女性向け同人誌を取り扱う業者です。

先日、K-BOOKSの創業者・大塚健が書いた『「他力本願」で年間50億円稼ぐ!』(青志社)という本を読んで、「自分自身でK-BOOKSがブラック企業である」と言う点を暗黙的に書いていたので、最高に笑ってしまいました。この会社の被害者を失くすためにも、noteを書くことにしました。

K-BOOKSとは?

東京の巣鴨で1985年、自分自身で趣味で購入した漫画の貸本屋「けんちゃんちのマンガ塾」をオープン。その後、さまざまな紆余曲折があったそうですが、1992年にコミックス専門のリサイクルショップ「けんちゃんちのマンガ塾」(同名)をオープン。ちょうど、ブックオフが直営1号店を開店したのもこの時期です。

時代の流れからすると、まあ、大塚健は良いところを突いてきたと思いますが、とある男子高校生から"男性向け同人誌"のことを教わり、取り扱うように。そして、とある雑誌に広告を掲載してから、大塚健の店舗はブレイクし、男性向け同人誌の取り扱いを広げるようなったとのこと。

池袋に進出したのが1994年。池袋に進出した理由が同業他社の「アニメイト」があったから。1990年代はまだ池袋はオタクの男性がいた頃らしいですが、2000年代にかけて池袋はオタク女子の中心の聖地となるように。

大塚健は、男性向け同人誌のリサイクル部門から、女性向け同人誌の取り扱いも始めて、秋葉原に店舗も構えるようになったとのこと。

2021年現在では、池袋の店舗では、女性向け同人誌の取り扱いよりも、中古アニメグッズ取り扱いの店舗が多くなってきました。ドミナント戦略を取るようになり、池袋で空きテナントが見つかれば、速攻で店舗を構えることが多数。地方都市に店舗を出店する「らしんばん」と比較すれば、K-BOOKSは、池袋重視といったようです。

創業者・大塚健は筋ジストロフィーの身体障がい者

K-BOOKSを創業した大塚健は、筋ジストロフィーの身体障がい者です。

大塚健の本では、1985年に開店した貸本屋についてどのように自分自身で仕事をしていたのか言及されていませんでしたが、基本的に他人に完全に仕事を任せるようです。自分で仕事をしていないのに自分の手柄にするのは完全に痛いwwwwww

大塚健の本によると、K-BOOKSの経営陣との打ち合わせは大塚健の自宅で行う模様。基本的に、自分自身で動くことができないので、事業運営に関しては、大塚健の母親と妻(なんと、妻が18歳の頃に結婚w ロ○コンw)を中心に任せている同族経営です。まさに他力本願と言ったところですね。

転職サイトと本によると、気に食わない社員は簡単にクビにする模様。まさにブラックw

大塚健はK-BOOKSの離職率は高いと自慢

この大塚健についてnoteを書く理由となったのも、堂々とK-BOOKSの離職率は高いと自慢していたからです。まさにK-BOOKSは人材を大切にしていないと言う印象です。

まず、入社してきた社員に対して、本人曰く、120%の仕事を課すとのこと。それで、できる人材かできない人材かを見極めるらしいです。面接では、人柄が分からないとのことらしいですが、これはパワハラでは

また、会社経営では「人」が大事だ、社員は家族だ、と本では言及してますが、人を大切にするなら120%の仕事を課すことは通常しませんwww

そして、本には「頑張った分だけの報酬は出す」としていますが、転職サイト(有料のサイトなのでリンクは貼れません)によると、薄給で社員をこき使ってるとのこと。通常の人間がオーバーするようなことを過度に従業員に求めて、それに反して辞めていく人間をバカにしているとしか思えません。

同人誌など買取業務のコンピューター化には興味がなく、時代遅れの人力でやらせるとのこと

大塚健がバカだなと思ったのも、従業員に対して、同人誌の買取業務にあたって、一年程度の時間をかけて教育しているとのこと。今は、アニメグッズの時代になったので、それらに関して、長い時間をかけて教育していると思われますが、同人誌と異なり、多くのメーカーから、多くの種類のアニメグッズが販売されているのも、毎日チェックしないと追いつかないですし、人力でやるのは時代に合いません。

とは言っても、大塚健曰く、需要は常日頃変わってきており、ずっと同じ値段で販売しているのは割りに合わないこと。コンピューターで任せるのはできないらしいですが、今の時代、それを人力でやるとなると、かなりのアニメグッズの知識が必要になりますし、そこまで一年かけて教育するとなると、かなりの人件費の無駄遣い。

仮に、一年間、従業員に中古グッズなどの買取業務の教育をさせると試算します。アルバイト店員だと教育時間を1日1時間で時給1000円でするとなると、週3日勤務で週3000円、月12000円、年間24万円の出費です。正社員となると、100万円規模になってくるでしょうか?

コンピューターでAIなどを使って、買取や販売業務をするとなると、初期投資がかかりますが、従業員が辞めた時のことや、誰でも簡単に業務を行えようにすると、開発費用の500万円程度の金額は簡単にペイできるでしょう。その分、人員を新規事業に回せれば、K-BOOKSの事業拡大も容易でしょう(個人的にブラック企業の被害者を減らすために辞めてほしいですが)。

安い賃金で働かせたい大塚健にとって、人件費の削減は急務でしょうが、変なところに人件費を無駄遣いしているのはおかしいと思います。

大塚健曰く、マーケティングは無意味

大塚健曰く、マーケティングは無意味らしいです。

同業他社の「まんだらけ」が渋谷に出店していたのを意識して、渋谷に5000万円かけてK-BOOKSの店舗をオープンしたものの、1ヶ月で撤退したのも、全部大塚健の判断です。

通常の企業ならば、5000万円の損失は絶対に叩かれるはずです。もし、半沢直樹がK-BOOKSの銀行融資の担当だとしたら、ブチギレるはずです。まあ、その点はどこかの店舗で穴埋めできたとしても、簡単に5000万円を損失させることは問題では?その分、既存店舗の従業員の待遇を改善させるのに5000万円を使えば、既存店舗の売り上げも上がるはずですし、買取業務のIT化などにも使えば、もっと良いはずですよw

ちょっと話は変わってしまいますが、飲食チェーンの日高屋もK-BOOKSと同じ手法を取って、店舗展開しています。具体的には、マクドナルドと吉野家が近くにある場所に店舗を出店しています。

ただ、K-BOOKSと日高屋が違う点は、飲食業ではないと言うこと。あと、K-BOOKSは、簡単にまんだらけの売り上げは奪えますか?マーケティングが無意味でも、とりあえずすることにより、オタクの動向を把握した上で店舗を出すとなると、果たして新規出店の是非は判断できると思います。飲食業は、毎日お腹が空いている人のことを考えていますが、毎日、同人誌やアニメグッズを買う人はいますか?

ライトユーザーは切り捨て、コアユーザーしか考えないのはやばい

K-BOOKSでは、中学生や高校生などあまり売り上げが上がらない顧客(ここではライトユーザーとします。売り上げが大きい顧客をコアユーザーとします)を切り捨てているようです。

ライトユーザーは、コアユーザーよりも、多いかどうかはマーケティングをしなければ分かりませんし、今の時代、SNSもあるため、インフルエンサーのライトユーザーもいるかもしれません。

コアユーザーだけに特化してしまうと、ライトユーザーの店舗離れにも繋がってしまいますし、この情報化社会の中ではどうなるかわかりません。

まずは、K-BOOKSはマーケティングをしっかりすることを言いたいと思います

K-BOOKSでは、お客さんを"対等"な立場とするのは間違いでは?神様は行き過ぎだけど、尊重すべきでは?

大塚健の本によると、店舗のお客さんは、対等な立場と取りたいそう。

お客様は、「快適なサービスを受ける権利はある」としていますが、その通りであるのは事実。でも、モンスタークレーマーに対して厳しく対応するのは仕方がありませんが、K-BOOKSで、何か間違えた対応をお客さんにとってしていますと、SNSでその事実が拡散されてしまうこともあり、せっかくの集客施策もダメにしてしまうこともあると思います。

接客業の前提として、集客するにあたって、お客さんのことを第一に考えなければなりません。仮にお客さんが対等な立場となると、中には、K-BOOKSの気に食わないお客さん(モンスタークレーマーではない通常のお客さんだとすると)を見捨てると言うこともあります。

K-BOOKSのような小売業は、お客さんが来て、初めて成り立つ商売です。見捨てるお客さんもいるとなると、あれなんでしょうか…。イオンもセブン&アイも見習ってほしいところです。

K-BOOKS及び大塚健はインターネットを意識すべきでは?

大塚健の情報源はテレビだそうです。毎日録画した物を何時間も見て情報収集をしているそうですが、テレビの視聴者は一般層がメインで、オタクビジネスには役立つことはあまりなさそうです。

また、インターネットは基本的にチェックしていないのか、それとも自分自身でPCやタブレットを操作できないのかあれですが、K-BOOKS並びに大塚健はインターネット界隈に弱いのではと思っています。あと、新聞、特に経営者に必須な日本経済新聞はあれ?

今の時代はテレビの影響力が減ってきたのは事実ですが、やはり、今の時代はIT化がかなり進んで来ており、インターネットの事情は把握すべきです。

"他力本願"で他の従業員だけに情報収集を任すだけでなく、自分自身で情報を収集して、新規店舗の出店などの経営判断を下すとなると、内部留保の使い方も上手くなると思いますし、5000万円の損失のようなことも無くなってくるのではないかと思います。

そもそも、大塚健は『PUI PUI モルカー』のことを知ってるか微妙かも…。

利益より社会的に貢献していると言うことを意識すべきでは?

K-BOOKSもアニメイトもそうですが、この2社は自分たちの利益しか考えていません。オタク産業において、重要な立場にいると言うことを忘れています。

もし、K-BOOKSが池袋から全面撤退してしまったら、オタク女子はアニメグッズを買う店舗の選択肢がなくなってしまいますし、K-BOOKSの競合店舗のらしんばんでのグッズ価格が上昇してしまうこともあるかもしれません。

自分たちの利益だけを考えるのではなく、まずは、オタク女子にとって必要な店舗であると言うことを意識する必要があると思います。

大塚健があの世に行ったら、K-BOOKSは全て終わり!

大塚健は、K-BOOKSに関わる従業員全ての人のことを頭の中に記憶しているとのこと。

もし、大塚健があの世に行ったら、その記憶もなくなりますよ。せめて、誰でも検索できるように、Evernoteにでも保存しとくと良いと思いますよ。

まとめ

K-BOOKSはブラック企業で、大塚健はちょっと変わった人だなって思った感じの人が多いと思いますが、こんな企業が10年後も20年後も続いたら、オタク市場にはマイナスだと思います。

ITも取り入れないで、人をコキ使う企業は潰れるべきです。

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