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2023年印象に残ったエンタメまとめ

2023年印象に残った出来事、人物、ドラマ、バラエティ番組、音楽、本などのまとめです。

【役者・映画】

松本まりか

今年はイベントと映画の舞台挨拶で、生の松本まりか様を2度も拝むことができた。


舞台挨拶は映画『アイスクリームフィーバー』で、その際にSNS上で繋がっていた他の松本まりかファンの方々と初めて会えたのも良い思い出で、本物の松本まりか愛に触れられた。まりかさんの生誕企画にも参加し、お手紙で祝うことができた。

また『アイスクリームフィーバー』では地元の山梨が舞台のひとつになり、聖地巡礼をした。それにまつわる投稿を呟いた結果からか、Twitterの感想投稿キャンペーンで当選。非売品のポスターをGETできたのも嬉しかった。


門脇麦

松本まりかと並ぶ推し女優・門脇麦。
彼女の主演映画『ほつれる』は素晴らしかった。こんな邦画に出会えるから映画館に足を運ぶ価値があるし、門脇麦の出演作は見逃せない。
この映画は舞台挨拶にも行けて、麦ちゃんや染谷将太も肉眼で拝めた。それだけでも満足なのに、舞台挨拶後に映画館を出るとちょうどタクシーに乗り込む麦ちゃんに至近距離で出くわす奇跡まで起こった。さらにこれも感想投稿キャンペーンで『アイスクリームフィーバー』に引き続き当選。なんとサイン入りブックレットをGETすることができて、しっかり家宝となった。



【ドラマ】


『リバーサルオーケストラ』

門脇麦主演という贔屓目なしにしても万人に受け入れられる傑作ドラマだったのではないか。
オーケストラを題材に、音楽や人との絆を丁寧に描きながら王道を貫いた潔さが素晴らしい。大人の青春群像劇であり、ストレスのないラブコメとしても気持ちのいい作品。
陰のイメージが根強い門脇麦の"陽の魅力"と演技の振り幅を存分にお茶の間に見せつけた。


『教場0』

木村拓哉の新境地・教場シリーズの原点。キムタク演じる風間が義眼となったキッカケ、また現場を離れ警察学校へ赴任するに至った事件の真相が描かれた。風間に指導を受ける新人刑事には新垣結衣、染谷将太、北村匠海、赤楚衛二など豪華キャストが揃い踏み。

木村拓哉は"風間公親"でしか無いほど役を生きた演技。絶大な存在感。所作や言動すべてに惚れ惚れした。風間に指導受けた新人刑事たちの成長、本懐する犯人、衝撃のラストまで見どころたっぷり。特に堀田真由の軽やかな芝居にはハートを撃ち抜かれた。Uruの名曲に寄り添ったエンドロールも感動的で忘れられない。


『ハヤブサ消防団』

崖っぷちのミステリ作家が移住した山に囲まれた集落は、不可解な連続放火が起こる"何かがオカシイ"土地だった。

天才肌でも高飛車でも変人でもない、受け身で翻弄される中村倫也が新鮮で見やすかった。生瀬勝久を筆頭に脇を固める役者も達者な人が勢揃いで、渋いおじさんたちにここまで見せ場を与えて信頼しきったドラマは珍しいと思う。
連続放火→殺人事件→新興宗教による巨大な陰謀と、小さな集落が徐々にスケールを増す闇に喰われていく様には引き込まれた。

【バラエティ番組】

水曜日のダウンタウン「名探偵津田」
第2弾も期待を裏切らず面白かった。
サスペンス×バラエティの頂点ともいえる傑作。アンバランスな魅力が随所に光り、気付けばこの不思議な世界観に引き込まれている。推理よりもまず圧倒的に愚痴をこぼし続けるダイアン津田さんの翻弄されっぷり、デリカシーのない立ち振る舞い。それでいて憎めない主人公感。どれも絶妙。
本筋はあくまでバラエティであるという製作陣の矜持も感じる結末まで見飽きなかった。


『バカリズムと欲望喫茶』

バカリさんやロバート秋山さんのコント風のムード作りが炸裂。第2弾もすでにオンエアされているが、やはり第1弾のとりわけ「キスのテーマ」に心奪われた。面白すぎて何度も見て、強烈な印象がいまだ残っている。
TVerのリンクを用いた感想を当時ポストしたけれど、反響が大きく相当数をTVerに送客できた。


『有吉の!みんなは触れてこないけどホントは聞いてほしい話』

有吉さんの単発系新番組は今年とにかく豊富だった。
第1弾の好評を受けすでに年明けに第2弾のオンエアが決定しているBSでのガーデニング番組『夢が咲く 有吉園芸』、ギャラクシー賞を受賞した攻めた角度の『脱法TV』など、どれも印象深いものばかり。
そのなかでも本タイトルはパニック症、会食恐怖症など、メンタルの病を経験した芸能人がリアルな体験談を語る内容で、SNSでもかなり話題に。デリケートなテーマを扱いながらもセンシティブにし過ぎない構成が見事で、現代に生きる誰もが知るべき本質を腫れ物にせず取り上げていたのが革新的。メディアの役割をたしかに果たしたと思う。


【本】

平野啓一郎
今年はじめて手に取った平野啓一郎さんの著書。
小説3本、エッセイ2本の5冊読んだがすべてが忘れられない一冊に。
分人主義やスローリーディングという考え方に感銘を受け、小説はどれも心から揺さぶられた。おそらく20代の頃の自分ではここまで響かなかった。30代半ばに至った今の自分だからこそあらゆる描写や設定が胸に迫る読書体験だった。


水野しず

ユニークな視点と彼女ならではの真摯で鋭い感性で、世の中に蔓延るあらゆる理不尽やモヤモヤを言語化する天才。オリジナルのフレーズで現象を定義するセンスは圧倒的。多くのひとを唸らせてきた水野しずの有料noteが妥協なき編集と美しい装丁によって一冊にまとめられた『親切人間論』は新たなバイブルとなった。

出版記念のトークイベント含めて上半期だけで5〜6度は彼女のイベントに行ったと思う。どのテーマの話も本当に聴き応えがある。結果的にサイン本もたくさん手元に。

【お笑い・音楽〜イベント・ライブ】

大森靖子・ZOC・MAPA

"超歌手"大森靖子が代表を務めるTOKYO PINK界隈の音楽からは今年多くの救いと楽しみを得た。5月の歌舞伎町祭で久しぶりに彼女のライブに足を運び、また一気に魅了された。その日に初めて目撃した大森靖子プロデュースのアイドル「MAPA」のパフォーマンスにも惹かれ、下半期は彼女たちのライブにも足繁く通った。
推し、オタク、チェキ、ペンライト…アイドル文化を初めて味わった自分にはどれもが新鮮だった。
大森さんでいえば地元山梨のライブハウスで見たキルムツアー(甲府桜座)、そのツアーファイナルや恵比寿での生誕ライブは思い出深い。


でか美ちゃん(でか美祭り)

ミュージシャンからアイドル、お笑い芸人までジャンルレスな顔ぶれが揃うフェス「でか美祭」。でか美ちゃんがリスペクトするアーティストや親交のあるアイドル、リコメンドの芸人さんが一堂に会したこのお祭りは本当に楽しかった。
まとめて色んな人の曲からネタまで堪能できる機会は贅沢。ましてジャンルをまたいで活躍するでか美ちゃんのアンテナを通して間違いないパフォーマンスをする人たちしか出てこないので、自分の感性では出会えない人たちに出会える。
出演者がジャンルを超越してるだけあって客層や雰囲気も良い意味でカオス。そして平和。

モーニング娘。OGの矢口真里による感動的な歌唱、会場全体を巻き込んだ眉村ちあきのライブ、キングオブコント王者・空気階段の鉄板ネタまで忘れられない1日になった。
これだけのメンツを集めながら自身もMCからライブまで縦横無尽の稼働を見せたでか美ちゃんにも感動。今年はでか美ちゃんのトークイベントにも毎月のように行き、その話術や人柄にも直接触れることができた。


眉村ちあき

弾き語り、トラック・メイク、即興ソング、会社経営までこなし、「眉村ちあきのライブはすごい」とかねてからその存在をずっと気になっていた。彼女のライブを今年初めて見ることができたのも前述のでか美祭りのステージだった。独自の作曲センスと高い歌唱力で各方面から注目を集めてきた眉村さんの凄みは生のライブにある。
でか美祭りでは当日のMVPともいえる圧巻のパフォーマンス。とにかく衝撃的に歌がうまい。バラエティに富んだ楽曲、それに応じたステージ上での変幻自在の振る舞い。オーディエンスを巻き込むエネルギーと皆を必ず笑顔にさせるパワフルな人間力は唯一無二。
でか美祭り以降も全国ツアーのファイナル含めて3度ライブに行った。


クロちゃん

安田大サーカスのクロちゃんはYouTubeからSNSまで網羅的にチェックしてるほど好きな芸人のひとり。夏に運よく秋葉原で安田大サーカスのフリーイベントに立ち会うことができ、生のクロちゃんを拝めた。
ネタ含めてテレビと変わらない当然にプロフェッショナルだったんだけど、最後にサイン入り色紙が配られるクイズ大会があり、親子連れのキッズたちも多くいるのも構わず参戦。
見事3人のサイン入り色紙をGETした。


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今年は映画館にあまり映画を見に行けなかったのがちょっと後悔。演劇もお笑いも、もっと観に行きたい。

ただ2024年1月は早速とんでもない贅沢なイベントから幕を開ける。楽しみで仕方がない。

サポートが溜まったらあたらしいテレビ買います