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「走り始めた人」や「これから走ろうかなと考えている人」におすすめの本

ランニングをライフワークとしている人なら誰でも「自分なりのランニングの楽しみ方」の一つは持っているのではないだろうか。

・走れる距離が伸びること
・同じ距離を楽に走れるようになること
・景色を見ながら走ること
・レースにでること

『走る奴なんて馬鹿だと思ってた』も、そんな様々なランニングの楽しみ方が散りばめられている。
また、単純に文章がおもしろい。
サブカル的ランニング本だ。

ランニングと無縁だった著者が走り始め、フルマラソンに出るようになる過程が綴られているのだが、コミカルな文章で語られていて、読んでいて思わずニヤッとしてしまう。
「走ること」がテーマの本で、これ以上におもしろい切り口で書かれているものを僕は知らない。

一話一話のタイトルもセンスを感じる。

002  マニアに向いている運動
009  20キロを突破せよ
011   虹の彼方へ
018  ダメ、ゼッタイ
022  思えば遠くに走ったもんだ 

もう脱帽だ。

一方で、僕が「これから走り始める人」におすすめしたいと思ったのには理由がある。
ユニークなタイトルや文章に隠れがちだが、割と少なくない市民ランナーが経験しがちな落とし穴が綴られていて、教訓としても参考になるからだ。特に、著者が経験した走れるようになるからこそ起こるケガに関しては、なるほど気を付けようと思えるはずだ。

これから走ろうとする人や走り始めた人、是非、まずは気軽に走ってみてほしい。
そして、気軽にこの本も手に取ってみてほしい。ランニングは色んな楽しみ方があって面白い。
そんなことを感じさせてくれるはずだ。


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