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どれだけfactを読んだり見たりして、行動しているか?

数年前に、「FACT FULNESS」という本が話題になった。

今でも、本屋には必ず平積みになって置かれている。


”思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣”という副題がついている。

例えば:低所得国に暮らす女子の何割が初等教育を修了するが?
A. 20%
B. 40%
C. 60%

正解はC.60%だが、この質問の正解率は、なんと7%。
いかに先入観にとらわれた世の中になっているかという良い教訓である。

筆者は、ガンで余命宣告を受けた身でありながら、最後まで事実に即して行動することがどれだけ大事かを、書き続けた。

筆者が亡くなったあと、共同執筆者だった娘が、本の出版までを担当しているこの本。

"factfulness"という英語がなぜタイトルになっているかというと、実は、これは造語

fact = 事実
-ful = ~の、~がたくさん(形容詞の形)
-ness = (形容詞を名詞にするときの形)
※形容詞にするときは、「factual = 事実の」を使うことが多い。

これらをくっつけて、

fact = 事実」>「factfull = 事実がたくさん」>「factfulness = 事実に満ちていること」

という意味合いを伝えたかった。そんな筆者の思いが表れているタイトル。

自分の都合の良いようにでもなく、合理性でも、効果性でも、効率性でも、忖度でもなく、ただただ「事実」に即したことを見つめて行動しよう、という筆者の思いがよく伝わるタイトルとなっている。

このストイックなまでの信念の貫き方、見習いたいね。

この、「まず事実を自分の目で見てから、意見を言おう」という姿勢は、英語圏の人にはとても多いような気がする。

意見をしっかりはっきり言えるのも、そういった信念がもとになってると言えるね。











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