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初めての歓迎会(酒席)

スーパA店で働き始めて10日くらい経った頃から、
呼び込みから声掛けされなくなっていた。
あのお方たち、ある意味プロなのであろう。ほぼ毎日通る人の顔を
覚えていたのだと思う。
22:00近くだが、朝礼と言う名の業務連絡が終わり、
「いらっしゃいませ」
「ありがとうございました」
の唱和を行うルーチンが無事終了し勤務開始となる。
当時は、この時間は賃金支払いが無いのが常識だった。

多忙な時間帯が過ぎて、暇な3:00頃になった時、
「ぷくちゃんの歓迎会やろう」
と言い出した人が居た。すると、その話を聞いた他の方々が増えて、
結局15~16人になってしまった。正確な人数は忘れた。
当日バイトに来ていたほぼ全員の方々だった。
早い時期に親しくなった2~3人とは飲みに行った事があったが、
大々的なのは今回が初めてで、大人数でビックリしたけど嬉しかった。
こういう時に行く場所は、いつも決まっているらしく

店名はモザイクを入れさせていただきました

某居酒屋チェーン店だ。
当時、この店は深夜営業をしていて、8:00ラストオーダー8:30閉店だった。
大人数で6:30過ぎからほぼ間違いなく入店可能なこの店は便利だった。
スーパA店から新宿駅に向かう途中にあり、皆にとって丁度良い場所。

ビルはいまだに存在しているが、
店舗は既に閉店になっていた

ビックペックビルの7Fにあった店舗。
8Fも別居酒屋で、少人数時か7F店舗が満員だった時に利用していた。

拾い画像で申し訳ございません。

このお店の店員さん、ワシ達がスーパA店の店員と知っていて、
「いつもありがとうございます。サービスです」
と言って、瓶ビールを7~8本いつもサービスしてくれていたらしい。
ワシ真ん中に座らされて、歓迎会名目の呑み会が始まる。
年齢はワシが一番下で、一番上は40歳の方が居た。
レジ打ちTOP2の方も来てくれたが、うち片方の人は呑み会には
殆ど参加しない、静かな人だったらしく珍しがられていた。
自分で言うのも何だが、ワシの事を気に入ってくれてたらしい。
ちなみに、このお方は卓球が好きでご自身でもプレイされていて、
親指と人差し指間が深くエグレル?というかちょっと普通の人と違ってた。

こういう握り方だったらしい

この事実、本邦初公開だったらしく先輩バイト方々が驚いていた。
もう1人の方は、明るくてフレンドリーでお酒が好きな方で、
誰とでも接することが上手だった方。年齢はワシより一回り上。
ビールで乾杯後、次々と皆さんにビールを注がれて飲み干すので殿酔状態。
ワシ、お酒呑んだことはあるが、量はそんなに・・・・

ワシ、19歳でしたが・・・

歓迎の意味合いがあったので、全部飲んだけど顔は真っ赤っか。
その様子を見て、笑う先輩たち。
ちなみにワシが19歳最年少という事は皆知っていたが、
もっと飲め飲めというようなノリの人は居なかった。
ビールやめて、サワーにするかという人は居たけど・笑
そう言われてサワーを選んだワシもどうかと思うが・・・
何を食べたか覚えてはいないが、大人数での飲み会が初めてで
ワシ主賓というのがとても嬉しかった。
食べた物で唯一覚えていたのは

オレンジシャーベット
みかんの皮の器に入っている

これが、あっさりしてお酒の後には最高だった。
”美味しい”と言ったら、あと2個まわってきて3個食べたのだけは覚えてた。
以降、このお店に来たら必ず最後に食べるのがお約束になった。
ワシは皆さんにご馳走していただき、8:20頃お開きになり帰途につく。

こんな感じの車両で新宿から大手町方面はラッシュ時間帯

新宿駅から営団地下鉄丸ノ内線を利用していたが、8:30頃は通勤者が多く、
車内は混雑していた。そんな時きちゃったのである。アレが・・・・

どういう状態かは、ご想像にお任せします

もうすぐ次の駅だ・・・・
我慢できるか・・・
人が一杯でどうしよう・・・・
うぅぅぅ・・・
そこで思い立ったのが

1両目と2両目の連結部分

ここに回避したのだ。
2両目から1両目に移動して、他乗客には迷惑を掛けずに済んだのだが、
営団地下鉄の方、ごめんなさい。
40年近く前の事なので、お許しください。

こんな気持ちだった

車両移動間に何があったのかは、お察しください。
若気の至りとでも言っておこう。
これ以降、同じことは2度と起こさないと誓い、実際に起こしてはいない。
お酒はほどほどにを体感した貴重な日となったのである。
19歳だったけどね。

ぷくぷく

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