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地方で奮闘するビジネスデザイナーのひとりごと Vol2

「特別な夏」

8月16日、いつもならこの時期の香川県は「讃岐うどんツアー」で県外からお客様がたくさん来るので、香川県民はいつもの馴染みのうどん屋にはいかなくなる。最近は有名店だけでなく地元民に愛されるお店も発掘され賑わうことで、地元民はマイペースで食べれなくなるからだ。

それが今年はさすがに少なかった。

栗林公園も客はまばらだ。

行ってないので詳細不明だが、夜は骨付き鶏の店が人気があるのが通例だが、そこも活況とは言えないのだろう。

まさに「特別な夏」だ。

お仕事も「特別な夏」

そんな小生も、お盆休み返上で仕事をしている。

気づけばコロナが広がり始めた3月から今まで、2連休を取ったことが1回しかない。3週間ぐらいぶっ通しで働くこともしばしば。企業からの依頼が頻繁に増え、しかもスポット的なクリエイティブ制作やコピー考案ではなく、小生がメインとしているビジネスデザインの仕事ばかり。そしてその大半が新規ビジネス参入であり、商品開発であり、ECサイト立ち上げだ。現在同時に5つのEC立ち上げ、2つの商品開発が動いており、しかもものすごく急いでいて今秋~冬にはローンチとなる。

当然その後は売上拡大のための施策考案、Webマーケティング、SNS運用、CRMという流れになるだろう。ありがたいことではあるが、このペースが今後複数年続くことが確定している。それだけでなく、これからの世界に必要なビジネスモデルにも携わらせていただいており、頭の中のレンジはこの2年で大幅に広くなったことを実感している。

こんにゃくの商品開発事例「こばらみちる」

担々サラダ

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そんな中で最近デビューしたのがこんにゃくの新商品「こばらみちる」。この商品はこんにゃく特有の臭みを消すことができる特許を持つ会社の商品で、コンセプトからネーミング、デザインまで携わらせていただいた。


香川県にあるこんにゃく製造会社「ハイスキー食品工業株式会社」という、こんにゃくに関する多くの特許を持つ研究開発型製造会社だ。ユニークでクオリティ高い商品を生み出すことができるが、販路拡大がもっぱら課題でもあり、今回はその技術を最大限生かすためのターゲット設定やコンセプト開発を丁寧に行い、販促費が取れない分はユーモアあるデザインやネーミングでバイヤーや生活者の興味を高め、自社SNSでコツコツ広げる作戦を取っている。このプロジェクトはクライアント内にCFTを立ち上げ、皆素人ながら学び、悩み、進化している。そのロードマップを引いてアドバイスしながら進める手法で実施している。ビジネスデザインの現場では、ただこちらからアイデアを出して進めるだけでなく、組織全体の能力を高め、自走できるように成長を促しながら取り組むことを提唱している。

残念ながら通販サイトは小生の取り組みではなく既存のものではあるが、ぜひ一度ご賞味いただきたい。”コロナ太り”の救世主にもなるし、在宅ワークで忙しいお父さんお母さんのランチやディナーの1品にもどうぞ。


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