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今の仕事に就いたきっかけは?デザイナー・ライター・Webディレクターに聞いてみた

こんにちは!ファングリースタッフの前田です。

突然ですが、現在お仕事をしている方に質問です。

「あなたはなぜその仕事を選びましたか?」

この質問、スパッと答えられない方も意外に多いのではないでしょうか。

社会人ほやほやの方であれば面接で話した内容がまだ記憶に新しいかもしれませんが、勤続年数が長くなると、「なんでこの会社に入社したんだっけ?」というレベルで当初の熱意やきっかけを忘れてしまっている方もいるのではないかと思います。また、キャリアの途中で「本当に今の仕事を続けるべきか」と悩むこともあるでしょう。

そこで今回は、ファングリースタッフの中から3名にご協力いただき、今の仕事に就いたきっかけを調査。その仕事に就くまでのストーリーや過去の経歴について振り返ってもらいました。

そもそも、どんなきっかけで仕事を選ぶことが多い?


「人による」と言ってしまえばそれまでですが、一般的にはどのような理由で仕事を選ぶことが多いのか気になりますよね。進学情報サイト「スタディサプリ」の調査によると、「好きなこと・興味があること」で仕事を選ぶ人が最も多く、「自分の能力を発揮できること」が2番目に多いという結果に。好きを仕事にするか、得意を仕事にするかが、職業選択の大きな分かれ目のようです。他にも、社会的地位や世間からの知名度で仕事を選ぶといった意見がありました。

ただ、好きや得意を仕事にしたくてもそう簡単にはいかないこともありますよね。例えば、実務経験の有無。今回ご紹介するデザイナー・ライター・Webディレクターといった職種は、新卒を除き「経験者のみ採用」を掲げている企業も多く存在します。「絵を描くのが得意だけど実務経験がない」「独学での知識はあるのに……」といった理由で転職を諦めてしまう方も多いのではないでしょうか?

ということをふまえて、今の仕事に就いたきっかけを聞いてみた


では、ファングリーのデザイナー・ライター・Webディレクターたちはどのような過去を経てこの仕事に就いたのでしょう。今回は各職種から1名ずつピックアップし、筆者の独断と偏見で、「タメになるエピソードが聞けそうだな~」と思ったスタッフに声をかけてみました!

デザイナー 宮越さんの場合

――今の仕事に就いたきっかけやストーリーを教えてください。

大学卒業後にSE(システムエンジニア)の仕事に就きましたが、どうしてもデザインの仕事がしたく、小さなデザイン事務所に転職しました。そこでの業務を通じてデザインの基礎を学び、今に至ります。

――前職はSEだったんですね!どんな仕事内容でしたか?

高速道路の監視システムを構築するのが主な仕事内容です。大きな仕事だったのでやりがいは感じていました。ただ、働き方には疑問を感じることが多かったですね。1年の半分近くを機械室で過ごし、夏でも空調が効きすぎていて防寒着をはおって作業するような環境でした。この仕事を長く続けるのは難しいかもしれない、と思うようになり、転職を考えました。

――身体を壊したら元も子もないですからね……。デザインに関する知識はもともとあったのでしょうか?

趣味でデザインソフトを触っていた程度です。「Flash」というソフトを使って個人のWebサイトを制作したりしていましたが、当時は仕事につなげようとはあまり考えていませんでした。なので、デザイン事務所の仕事を通じて基礎を固めていった感じですね。

――フリーランスで活躍しているデザイナーさんも多くいますが、会社員という選択をした理由を教えてください。

デザイン制作に集中できる環境で働きたかったからです。デザイン事務所で働いていた時は、制作のほかに営業やディレクションなどの業務にも対応しなくてはならず、制作の時間が逼迫されるということが多々ありました。逼迫された分を取り戻そうと制作に時間をかけると今度は生活が不規則になり、当然そのような状態では良いものが作れるはずもないという負のループに……。

フリーランスとして働くなら、今挙げた作業を一人でこなさなくてはならないですよね。経験上「それはしんどいかもしれない」と思ったので、きちんと仕事が分業されていて、デザイン制作に集中できる環境を選びました。

――最後に、デザイナーの仕事で一番楽しい瞬間を教えてください!

自分自身でイメージしていたものがデザインとして形にできた時と、苦労して生み出したものが世の中の役に立っていることがわかったときです!

ライター 北桝さんの場合

――今の仕事に就いたきっかけやストーリーを詳しく教えてください。

新卒から4年間、いわゆる総合職という形で職種を限定せずに働いて20代半ばになり、仕事に充実感や達成感はある一方で、なんとなく自分のスペシャリティを見つけられずにいました。挑戦してみたい仕事があれば転職も視野に入れようかなと思い、「自分って何が得意なんだっけ……」と考えを巡らせたところで「文章を書く仕事」が思い浮かんだのが始まりです。

求人サイトで編集やライターの正社員募集を探してみたものの、どこも経験者採用ばかり。「やっぱり未経験じゃ無理だよな~」と諦めかけていたときに、唯一「未経験も歓迎」という求人が目に入り……それが、ファングリーの前身であるフリーセル(現ブランディングテクノロジー)の求人募集でした。

そうは言っても経験者優遇でしょ?と疑いつつ応募してみたら、とんとん拍子に選考が進み入社へ。編集の領域でキャリアを積めるようになったのは、あのとき採用してくださった松岡さん(ファングリー社長)のおかげです(笑)。

――まさかの未経験での入社だったんですね!前職はどんな仕事をしていたんですか? 

エンタメ、人材、教育など……、さまざまな業界を経て、現在出戻り5社目です。

――北桝さんはアルムナイ入社ですよね。ファングリーへの出戻りを決めた一番の理由を教えてください。

前職での仕事はプレイヤーとして学びが多く、充実していた一方、社内事情が複雑で、入社時に思い描いていたようなキャリアアップが図りにくいと感じていました。ただ、転職で別の会社に移ることはあまり考えていなかったので、かつてお世話になっていた会社かつ、ちょっと背伸びした経験を積めそうという点に魅力を感じて出戻りを決めました。

――なるほど、文章を書くことは昔から得意だったとのことですが、学生時代に何か勉強されていたのでしょうか?

まったくしていません(笑)。中2~高2まで、毎年学内の作文コンクールで入選していたので、10代の頃から自分は文章を書くのが得意だと自覚していたとは思います。大学時代にも論文やレポートを褒められる機会が何度かありましたが、就活では特に文章を書く仕事を目指してはいませんでした。

――フリーランスではなく、会社員を選んだのはなぜですか?

フリーランスへの転向を考えたことは一度もありませんね……。組織でしか学べないことは多いし、同僚と切磋琢磨しながら働くほうが向いていると思っています。

――最後に、ライターの仕事で一番楽しい瞬間を教えてください!

最近は純粋なライターとして参加するプロジェクトはあまりないですが、自分で取材からライティングまで担当できる案件は楽しくて好きです!

Webディレクター 西海さんの場合

――今の仕事に就いたきっかけやストーリーを詳しく教えてください。

新卒で入社した会社は医療系のコンサル会社で、Web業界とはほとんど関わりがない仕事内容でした。社会人2年目の頃、とあるゲームのティザーサイト(商品やサービスを告知するためのサイト)に強く惹かれ、そこからWebサイトに興味を持ち始めたのが最初のきっかけです。

趣味の範囲で学びながらサイト制作をしているうちに、「この趣味を仕事にできたら楽しそう」と感じたことが転職を考えるきっかけになりました。新卒から4年間は営業職として勤めていましたが、これを機に思い切ってWeb業界に飛び込んだという感じですね。

――ということは、2社目がファングリーでしょうか?

ファングリー……ではなくてですね(笑)。2社目はまた別の会社で、職種もWebディレクターではなくコーダーだったんです。未経験で入社して1年間勤務し、そこからファングリーに入社しました。よってファングリーは3社目、そして現在勤続4年目です。

――ディレクターへの転身のきっかけはなんだったのでしょうか?

趣味だったということもあり、コードを書くのはもちろん好きでしたし、仕事にやりがいも感じていました。働いていく中でだんだんと上流工程(システムの構想や開発計画・設計を行うフェーズ)も任せてもらえるようになり、それが意外と楽しかったんですよね! そこで、思い切って転職を決めました。

――楽しいという気持ちを原動力に、キャリアチェンジされている姿が素敵です。コーディングもディレクター業務も独学のみでしょうか?

そうですね、すべて独学です。スクールに通ったりセミナーを受けたりするといった方法もあると思いますが、僕はYouTubeを見て勉強していました。自宅にいながら無料で学べるなんて、すごい時代ですよね……。

――最後に、Webディレクターの仕事で一番楽しい瞬間を教えてください!

個人的にはワイヤーフレームを作成している時間が結構好きです。とても神経を使いますが、日頃Webサイトで感じている不便さだったり、「こうだったらいいのにな」っていうのを提案の中に組み込めたときは、「ああ、今設計してる」って感じがして楽しいですね(笑)。

学校での学びや経歴がすべてではない


というのは言い過ぎかもしれませんが、資格や経験があったほうが有利とされている仕事であっても、努力次第でなんとかなるのかもしれません。今回お話を聞いた3名は、全員が未経験でのキャリアチェンジを果たしています。歳を重ねるにつれ、転職や別業界への転身には腰が重くなるものですが、何歳であっても好きや得意を理由に仕事を選んでみてもいいのではと、筆者は思うのでした。


今回も最後までお読みいただきありがとうございました。「今の仕事が自分に向いているのかわからない」「転職したいけど仕事選びに悩んでいる」などと悩む方のもとに届いたら嬉しいです。ぜひ、キャリア形成の参考にしてみてくださいね。

ちなみに、わたくし前田がライター職に就いたきっかけについてはこちらで語っておりますので、合わせてご覧いただけたら嬉しいです♪

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