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無茶をするより、自分を慰めるほうが思ったより早く解決するもんだ

僕はかなりの忘れん坊だ。


CPUがポンコツなのは生まれつきだが、とにかく容量が少ない。
作業スペースだけでどうにかなる数学なんかは好きだったけれど、ひたすら覚えなくてはいけない社会科などは目も当てられないほどひどい成績だった。漢字は読めても書けない。
なので、初めから入れ込む情報を制御したり持ち物を減らさないと日々暮らしていけない。洋服なんかもできることならジョブズのように同じ服で暮らしたい。小さい頃はその分析もできていなかったのでとにかく忘れ物が多く、通信簿の”お家の人へ”の欄では毎回注意されていた。
大人になってからは”番地”を管理することを多少覚えた。細かく”何番地何号”まで管理することは難しいが「袖机の一番上には筆記具」「2番目は資料」「3番目はさほど重要ではないが必要なもの&自分の荷物」「腹の引き出しには、今日片付ける仕事」という分類をしておき、机の上には電話とPC以外は置かない。そうしておかないとどこまで仕事が片付いたかがわからなくなるからだ。まあ、引き出しの中は多少ごちゃごちゃになっていても分類さえできていればすぐに見つかる。資料が平積みされていても仕事のできる人がうらやましい…
そんな多少の工夫で探し物をすることは少なくなったが、それでも家の中では馬鹿犬のごとく埋めた骨が見つからないこともしばしばある。そして忘れん坊というアプリケーションは年齢とともにブラッシュアップしていくプログラムなのだ。
ある日、帰宅してから車で出かけようとしたところ、マンションの駐車場に車がないことに気づいた。そうだ、仕事帰りにドラッグストアに寄ってきたんだった。考え事をしていたのかそのまま歩いて帰ってきてしまった…
しかたなくとぼとぼとドラッグストアまで歩いて戻る。そして車の傍らで気づく。

「ああ…車のキー忘れた」


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