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手取川の話 吉田酒造店

毎朝通る道。その先には霊峰白山。

手取川と白山

 その白山を水源として流れる川 手取川。
 暴れ川として名を馳せてきたが、その流れが手取川扇状地を作り出し、豊かな水量が、ここを実り豊かな場所として育ててくれている。
 手取川の下には伏流水が流れ、それが加賀菊酒を育んでいる。

菊酒の由来 web

 GI白山の清酒の共通点は豊かなコク。カルシウムを多く含み、カリウムの少ない手取川の伏流水は、酒造りの発酵をおだやかに進めて、米のうまみを引き出すため、豊かで味わい深いコクのある清酒が生まれます(菊酒の由来より引用)。

 この手取川流域には、石川県がほこる蔵がいくつも存在する。
 菊姫 (菊姫合資会社) 天狗舞(車多酒造) 手取川(吉田酒造場)
 萬歳楽(小堀酒造) 高砂(金谷酒造)など

 住まいのある川北町は、その名の通り 手取川の北に沿うように山から海に向かって細長く存在している町。豊かな水があり、田園地帯が広がっている。

手取川の北側(右手)に広がる川北町 春には水田に水がはられ 集落が島のように見える

 川北町からとても近い場所に、吉田酒造場と菊姫合資会社があり、どちらもご縁があって蔵見学をさせていただいた。吉田酒造場へは2015年1月に訪ねている。

6代目杜氏 山本輝幸さん
杜氏さんの案内で、作業中の様子まで見させていただいた
見学の最後には、蔵の酒をすべて試飲。人が喜ぶ姿を見るのが好きという杜氏さんです。
この水が仕込み水。

現在の杜氏は7代目の吉田泰之さん
新しい銘柄 吉田蔵 をブランドに、この手取川をさらに魅力ある酒に。
手取川の酒米も、この蔵の近くの契約農家から。水も米も地元にこだわり、地元の食に合う酒として。

酒菜やまさきの「食」の基本も、地元。川北の畑で採れた旬の野菜を、その素材の持つ魅力、美味しさを大切にしながら提供させていただきます。その野菜ももちろん、手取川の水が育てています。そんな話もしながら、ゆっくり食と酒を味わっていただけたらと考えています。

酒菜やまさき
小松市材木町47番地
営業 木~土 午後5時~10時 
(ラストオーダー9時 ドリンクオーダー9時半)
070-7784-3838


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