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#読書感想文
【読書感想文】うまくいかない日は、甘いケーキをひとつ(Caho.)
本気で死ぬことを考えた事がある。
何度も。
どのやり方が一番苦しまずに今ある現実から逃げられるだろうって沢山調べて、大切な人達に向けて遺書は書きたいなって手紙を残して。
でも、今、生きている。
何故なのかはよく分からないけれど。
ひとつ言えるのは、ここまで来て見てみると、あの時踏ん張って生き残って良かった気がしている。
今回読んだ『うまくいかない日は、甘いケーキをひとつ』は、ギリギリの人にも
【読書感想文】たったひとつの、ねがい(入間人間)
※コチラは表紙詐欺のやばい本です、ご注意を。
ヴィーガンでもない限り、魚や牛豚鳥などを始めとして日々肉を食べている私たちに対して、殺された数え切れない生き物たちからの怨念がこもっているのかしら?
と感じずには居られないほど、執拗にグロテスクな描写があり、しばらくお肉は食べたくない(ウプ…)
ダイエット時に読む、食欲減退本に推薦します。
〝普段人間に食べられている生き物たちの怨念どうこう〟
【読書感想文】汝、星のごとく(凪良ゆう)
「こんなのずるい」と思った。
文章の熱量や密度が凄い。
とても真っ直ぐで、その真っ直ぐさがずるい。
文字たちがページ全体で迫ってくるようで、作者の想いの強さが伝わる。
ストーリーが凄い。
真摯に向き合う姿勢が分かる。ずるい。
苦しいものを描くのはきっと、作中で櫂が悩んでいたように、自分の中の苦しみと向き合う 痛みの伴う作業だと思う。
それでも、その痛みと向き合い丁寧に描き切られていて、作者の今
【名作シリーズ】夜のピクニック(恩田陸)
恩田陸さんの『夜のピクニック』を読んだ。
2005年の本屋大賞にも選ばれた名作である。
私は恩田陸さんが好きだと公言しているのにも関わらず、この有名すぎる作品は読んでいなかった。ちなみに、2017年の本屋大賞『蜜蜂と遠雷』も未読だ。
変なところで素直になれず、天邪鬼なのかもしれない。
この作品は、ある高校で行われる夜通し歩くだけのイベント〝歩行祭〟について描かれた青春小説だ。
本当にその通