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25歳で起業した私が、起業7年目でJCCの正社員になった理由

みなさま、初めまして。株式会社日本クラウドキャピタル(JCC)で、現在FUNDINNO MARKET(ファンディーノマーケット)という新サービスの開発を担当している鎌田洸輝(かまた・こうき)と申します。

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(東急百貨店渋谷本店でFUNDINNO発行者の商品を期間限定で出品。琉球アスティーダの有延大夢選手と)

私がJCCに出会ったのは2018年11月のこと。

私は業務委託でFUNDOORというスタートアップの株主管理・経営管理ソフトの立ち上げに携わることになったのがきっかけでした。

大学卒業後、インターンとしてジョインしていたラクスルの会社員を経て、独立。

当時はさまざまな企業で新規事業の立ち上げ、主にWeb側の立ち上げに関わる業務を請け負う会社を経営していました。

そんな私が、2021年9月、JCCの社員となったのです。

ここまで読んだ時点で、一つの疑問が浮かぶのではないでしょうか?

「会社員を経て独立起業して、もう一度会社員に戻ったの?なぜ?」と。

そうなのです。

起業して、多くのベンチャー企業とお仕事をしてきた私が、なぜ正社員としてJCCで働くことになったのか?

その理由こそが、JCCがどんな会社であるかを端的に説明するものだと思います。

この記事は、現在、フリーランスで働く方、自身で起業している方にこそ読んでほしい記事です。

1分だけお時間をいただければ幸いです。

◆東京理科大学建築学科で気づいた。「あれ?自分、建築に興味ない…」

2009年4月、シンガポールのアメリカンスクールを卒業した私は帰国子女受験で東京理科大学に進学しました。千葉県の野田市にある理工学部建築学科というのが専攻でしたが、入学後すぐに「あれ?自分、建築に興味ない…」と気づいてしまいました。

建築への道から早々に方向転換し、在学中に将来は起業したいと考えるようになり、大学3年の頃にインターンシップ総合研究所というサイトに登録。

そこで紹介してもらったのが、現在東証一部上場のラクスル株式会社でした。

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(ラクスルのインターン生時代)

ご存じの方も多いと思いますが、ラクスルは2018年にマザーズ、2019年に東証一部に上場していますが、私がインターンを始めた当時のメンバーは5人だけ。

私と、経理の契約社員と、社長と取締役、現在のJCCの社外取締役も務める守屋実さんだけでした。

そんな状況だったのでろくに仕事を教えてもらうこともなく、なんでもやらされました。

印刷通販の価格比較サイトを作ったり、そのSEOの施策を行ったり…。そこでの経験は今にも活きています。デザイン会社とのやりとりでUI/UXの設計も勉強しました。

ラクスルは順調に成長し、印刷だけではなく、配布や集客を一気通貫で行う企業としてスケールアップしていきました。

◆新卒採用の切符はラクスルにした理由

そんな充実した大学生活(というかインターン生活)をしていた日々はあっという間に過ぎ去り、新卒採用の時期が訪れます。

当時、将来は海外で働ける仕事がしたくて、外資系コンサルティングファームなど大企業への就職も考えました。

が、ラクスルでのインターンでの仕事が楽しく、ここに残り続けるほうが成長機会も多いと考え、そのままラクスルに就職したのです。

今では社員数300人を超えるラクスルですが、私が理科大を卒業した頃の社員数は20人前後。まだまだ小さい会社です。

入社後は大手人材会社とポスティングシステムの営業に従事し、クライアントのロイヤルティに応じてフィルタリングをしてメルマガ配信を行うなど、広告まわりも手がけるようになります。

さらに、2年目からはカスタマーセンターの担当になり、80人ほどのパートの方々と一緒に顧客対応を担当させてもらいました。

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(ラクスル入社後、カスタマーサクセス部門立ち上げのためにベトナム・ダナンに出張の時の一枚)

こうしてどんどんラクスルの規模が大きくなっていくに従い、私の仕事に対するモチベーションも変わってきました。

もともと起業したかったこともあり、2015年に大学受験予備校で出会った親友のエンジニアと2人で起業し、半年後にラクスルを卒業しました。

ここまで読んでいただければわかる通り、ラクスルでは幅広い経験をさせてもらいました。

Webの設計やSEO対策、新サービスの構築や集客、顧客管理、新規事業…これらの「できること」を“全部入り”で業務委託として主にスタートアップから仕事を受注するようになりました。

◆FUNDOORと出会い、人生が変わった

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(独立後、ムスリム向けのアパレル事業を展開。ドバイのアラブファッションウィークに出店したときの一枚)

私の強みはオールラウンドにゼロから新規の事業構築ができる点です。

そのため、取引先の会社とは長期的なスパンで関わることはなく、およそ1〜2年でクライアントが入れ替わっていきます。

そんな中で守屋実さんのご紹介で私の会社で従事することになったのが、JCCのFUNDOORというサービスでした。

当時私が担当したのは、FUNDOORの全体像となる事業計画の部分や、カスタマーサポートやマーケティングの設計です。

私が参画したときにはプロダクト自体はほぼできあがっていたので、主にSEOの強化を1年ほど担当しました。

そんなFUNDOORリリース直前のタイミングで、転機が訪れます。

今度は株式投資型クラウドファンディングのFUNDINNOに移り、サイトの大規模改修プロジェクトを依頼されたのです。

これが人生の大きな転換点でした。

◆FUNDINNO MARKETに携わって想いはより強いものに

FUNDINNOのサイト改善を担当することになった私。

ユーザーテストのフィードバックを反映させるかたちで、デザイナーさんに画面を作成してもらい、エンジニアさんにコーディングしてもらってシステムに実装するまで、3〜4ヶ月ほどかけてトップページやLP、募集ページなどいろいろな改修を行いました。

FUNDINNOの案件数が増えてきたなかで、一番の大きな変更点はページ上部のサマリーを設置したことです。

投資家がもっとも気になる最低限の発行者の情報を最初の数行を読めばわかるようにリニューアルしました。

結果、投資家の数が増え、投資額も増やすことに成功しました。

このプロジェクトがひと段落して、次に取りかかったのが現在開発中のベンチャー株を売買できるプラットフォームFUNDINNO MARKETです。

これまで、FUNDINNOでは未上場企業の株式を購入できるサービスを提供していましたが、FUNDINNO MARKET では、未上場企業の株式を売ることもできます。

このプロジェクトに携わっているとき、私の心の奥底で、これまでにはなかった“ある感情”が生まれていることに気づき始めました。

◆起業とJCCの社員。最大の違いは…

冒頭にも書かせていただいた通り、私は2021年9月にJCCの社員になりました。自分で会社員を辞め、独立起業したのに、です。

その理由について核心をお話します。

私はJCCと関わりを持ってからも、常に業務委託で4〜5社と仕事をしていましたが、正直、今振り返れば、自分のリソースのすべてを集中して打ち込めなかったと思っています。

もちろん、全力でクライアントさんと向き合ってきたのですが、ミーティングは週に1〜3回程度で、毎日その企業と向き合っているわけではありません。

対して、JCCは違いました。

FUNDINNO MARKETは世の中にないサービスで、日本のベンチャー企業にもたらすインパクトもかなり大きい革命的なものです。

むろん、JCCで週5日の業務委託で働くことも考えていましたが、「それなら社員になったほうがよくない?」というなんともカジュアルな役員からの一言で正社員になるご提案をいただきました。

担当業務は大きく変わらず、今も副業として自分の会社で2社ほど手伝っていますが、そのボリュームは大きく減らしています。

社員になってまだ1ヶ月の私ですが、業務委託という第三者の立場から正社員になったことで、私の中では心のなかで大きな変化が生まれています。

一口で言えば、「本当の仲間」になれた実感があり、それがとてつもなく心地良いのです。

その理由は、社員だけのミーティングに参加できる点や、JCCは証券会社なのでセキュリティが厳しく、社員にしか開示できない情報も少なくないということもあります。

が、独立していた頃とは違う“仲間”がいることが最大の理由だと思います。

◆JCCは“ベンチャー企業あるある”がない会社

これまで、ラクスル含め多くのベンチャー企業と関わらせていただきましたが、そんな私だからこそ、JCCで働くことの魅力を客観的にお話できると思っています。

個人的にJCCで一番の驚きだったのは、“ベンチャー企業あるある”がないという点です。

まず、柴原祐喜さんと大浦学さんの両代表がとにかく謙虚なのです。

ベンチャー企業の社長さんってクセの強いタイプの方が多い印象なのですが(笑)、お二人は全然違う。

会社の理念である「フェアに挑戦できる未来をつくる」というミッションへの情熱は誰よりも強く持ちながらも、本当に驕りがないんです。

こんなに謙虚なベンチャー企業の社長さんを私は見たことがありませんた。まさに“スタートアップ企業あるある”がない会社です(笑)。

謙虚な姿勢、人を信頼していく雰囲気は部署やチーム単位でも存在している気がします。私が所属するJCCのマーケティング部には、社員のほかに業務委託で百戦錬磨の経験を持つ人が多いのですが、高い団結力を備えている背景には、そんな要因もあるのかなと感じています。

また、“ベンチャーないない”で言えば、JCCはベンチャー企業なのに60〜70代の方もいらっしゃる点もおもしろいところです。

もちろん、上場に向かうフェーズのベンチャー企業が大手からベテランのビジネスマンがジョインするケースは少なくありませんが、10代のインターン生から70代の頼れる先輩まで、全員が同じ方向を向いて働く稀有なベンチャーだと私は思います。

新しいものを作り上げていくという挑戦が好きな人にとって、いまのJCCは特にハマるフェーズにあると思います。

今独立起業している人でも、ここに来れば新しい景色が見られます。しかも、一人ではなく、同じ志を持つ尊敬できる仲間たちと、です。

まだ出会っていない魅力的な人たちと一緒に仕事をしていくことが楽しいと感じられる人は、きっとこの会社で活躍できるはずです。

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