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矛盾への再訪〜2023年5月の詩〜

久々の霞ヶ関は案の定、迷子になった。省庁での仕事は絶対不向きなので頭が下がります。
特許申請も課題はあるものの着実に進めていけそうです✨

明日20日土曜日は、物語を皆さんで読むイベントをします。きっと普段の読書とは異なる魅力があるはず!

また、注意書きについてはこちらの記事をご参照ください。説明部分は全文公開すると電子書籍を購入してくださった方に申し訳ないので便宜上有料にしています。

学校 久々に入る
独特な香りなんだろう?教室の匂い 椅子の音
チャイムの声、あいさつの声
全部違う

遠い日へのタイムスリップ
だいぶ違うのに同じような学校、あの教室へ
机 教科書 ペンとお知らせの紙類
網目だから大きなものしか入れられない
小さなものは皆すり抜けていってしまう
こんなに入り口は大きいのに!
だから大切なものは切って捨ててしまえ

窓の外には、ボーリングのレーン
低い校舎が連なる屋根に向かって
消しゴムの球を転がそう

「先生?」
おっと。
「さて、授業を始めましょう」

著作より


着任初日の学校探索が本当にウキウキした。母校よりも少し狭いが、さまざまな部屋がある。チャペルがあるところが一番の違いであろう。都心にある割には案外緑もあり、グラウンドでサッカーもできる。いまだに黒板があって少し安心した。恩師が無くなることを嘆いていた羽衣チョークは無かった。体育館は全面空調が効いており、羨ましく思う。福岡でバイトで何回か高校を訪れたが、不思議と校舎の隅々を見たいとは思わなかった。
 私の中学生活は登校するのが嫌いだったけれど高校の半ばからとても楽しくなった。環境のせいではなく斜に構えていた自分のせいで様々な機会を失ったが少なくとも途中で幾許かまともになることができて感謝している。
 その大きなきっかけは部活と課外での先生との勉強であった。中学から卓球部に在籍し、中学の終わり頃から上達した。かなり練習した。自由な部活ではあったが、提案をして自主的に冬にも校内合宿を開催することができた。部長にもなり、はじめて責任とリーダーの難しさを学ぶことができた。いつしか、「斜に構えるけれどどこか自信のない自分」でいる必要は無くなっていた。もう一つは

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