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ボトムアップ科学技術⑧〜イノベーションについて(離陸)

さて、先週は少し脇道にそれてしまいましたね。そんな中でも他のアンバサダーの皆さんが魅力的な記事を書かれているので嬉しい限りです😭

今週は本来書きたかったことを書きます。そして「ボトムアップ」らしく出典や既存の概念を使わずに僕自身の考えを書いていきたいなと思います‼️

大学にいると、巨人の肩に乗ることが多く、それはとても大切ですが好き勝手なことを言いにくいのも事実です。
なにかいうとすぐにその根拠や出典を求められる。そうじゃなくてなんでそのような意見が出てくるのか?その人間がどんなものを見て体験し生きてきたのかなかなか問われません。
それもそのはずで、科学というもの単体では誰が見てもそうであるという「客観性」を重視するものですから、個人の意見は脇に置かれるべきなのです。でも世の中科学だけではないですよね?科学を評価したり対象化するメタな領域はあくまで生身の人間です。数式もなんか美しいとか、なんか気持ち悪いという感覚を天才数学者だけではなく一般の人も思いませんか?(僕は何回かあります。)今から書くにはそういう話です。

さて、「科学技術にはイノベーションが必要」という話でした。

先にこれに対する批判を書いておきます💦
科学技術が発展してきたことにより、多くの弊害や問題が生まれた上に、より便利にという人間の欲望はとどまることを知らないため、足るを知るべきである。

たしかにそうなのだと思います。昔学生団体ラジリアで科学技術に関して扱いましたが、この辺の技術の功罪の話になりました。技術が人の命を奪った話は計り知れないほどありますしこれからも残念ながらそうなのだと思います。
でもだからこそ、もっと技術に最適化する余地があると思いませんか❓

最初の技術は火であるとはよく聞きますよね。そして人類はこの火の制御とともに発展してきました。ネアンデルタール人など、他の霊長類との差は道具の改良と集団意識だったなど(あんまり記憶は定かではありませんが)指摘されていますし、私が今ここでこうしているのも、人類が多大な犠牲を払いながらも火と上手に付き合ってきたからです。最初は人が手を加えて(物理的には仕事と呼びます)火を起こしてきたわけですが、そのうち火を利用してロケットを飛ばしたり発電をしています(仕事を取り出しているわけですね)。僕が楽に移動できているのも、5分あるけば食べ物を買いに行けるのも、人間が火を飼い慣らしたからです🔥
でも、まだまだ人間には火と完全にうまく付き合えているとは言い難いですよね。未だに家事はなくならないし、物が燃えたら温室効果ガスが出て、それが地球を温暖化させます。(つい昨年科学的に地球温暖化には人間の営為が原因であることが疑う余地もないことが断言されていましたね)火を得る手段としてのエネルギー源の問題も依然として悩ましい論点です。話によるとこのエネルギー源の確保が太平洋戦争をもたらしたわけですし、、、

まだ科学技術は発展段階なのです。もっとより良くなるのではないでしょうか?そう思いませんか?
これって人間は性善説だろうか性悪説だろうかという話に近いものです。少なくとも私はより最適な科学技術があると思います。だからイノベーションが必須です。もっと良くなるところはたくさんあるはずです。
じゃ、「最適な」とは何でしょうね?🤔
とてもこれは難問です。そして科学技術の範囲だけでは答えられません。立場や国、文化によっても違うでしょう。一つの統一解もないですし、良かれと思ったものが不正解で、ほとんど誰にも支持されないことが正解だったということもあるでしょう。神様の領域ですね。
でも、少しでも正解に近づきたいものです。それには理性を働かせて知的な部分が担うべき領域と、人の感性的な意思や感情、個々人の違いが担うべき領域の両方が大切ではないでしようか?
まさにリベラルアーツと思っております。
最後にイノベーションとは必ずしも新しいものを作るというだけではありません。ここだけ巨人のシュンペーターの方に乗りますが、イノベーションには5つの分類があります。

1.新しい財貨(プロダクト・イノベーション)
従来とは異なる、革新的な新商品(新製品・新サービス)を開発すること。

2.新しい生産方法(プロセス・イノベーション)
新たな生産方法や、流通方法を導入すること。

3.新しい販路(マーケット・イノベーション)
新たな市場に参入し、新規の顧客、ニーズを開拓すること。

4.新しい供給源(サプライチェーン・イノベーション)
商品をつくる原材料や、供給ルートを新規開拓すること。

5.新しい組織(オーガニゼーション・イノベーション)
組織を変革することで、業界に大きな影響を与えること。

よくイメージされるイノベーションは1で、最近の新規事業開発は3の意味が多いですが現在あるものの作り方や行き渡らせ方を最適化したり(2、4)、個々人が無理なく働き生きがいを持って働くことで持続可能性を高める(5)ことも立派なイノベーションです。


今現在、学びと対話の領域ですがイノベーションを起こそうと躍起になっています。
その話を来週書きたいと思います〜(^^)

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