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ダイアローグミュージアムに行ってきました(^^)

先日、ダイアローグミュージアムに足を運びました。対話カフェの仲間が行ってきた!という報告を聞いたのが初めて知ったきっかけでしたが、その後も他の対話でお世話になっている方から聞いたり、クラファンを目にしていたのでずっと気になって行きたいと思っていたので嬉しかったです!

音のない世界への迷い込み

対話とは価値観の等価交換だと個人的には定義していたわけですが、でてきたあとのアンケートでは「価値観の等価交換のために全力を尽くす行為」と書いていました。どんな体験があってこのような変化があったのか、大きなネタバレしない程度に書ていきます!(ただ、体験が重要なのでそんなに事前に知っていても知らなくても大差はないと思います)

体験したプログラムはダイアログ・イン・サイレンスです。入り口で一切声を立てたり、音を出そうとしないようにし、ケータイなどを身につけないという注意を受けて、部屋に入ります。インストラクターさん(Mさん)が中に一人。自己紹介をネームプレートでして、名前を指すハンドサインを教わります。言葉を使わない表情と記号の指示と身振りなどで受けたうえ耳をふさぐヘッドセットを装着します。途端に空調やかすかな物音さえない静寂な世界へ。普段耳栓もしないので不思議な気分です。そして体験開始です。
最初は手を使って表現をするアクティビティへ。その指示も主に手で受けるわけですが、最初は何を求められてるかすんなりわかるものの、段々と難しくなっていく。あずきと二人で参加しているため、どちらかがわかることはあるものの、それを伝えるのも一苦労です。とはいえ、回数を繰り返すうちに、アクティビティの内容以外、楽しいね!とかわからないなどの意思表示をするのもうまくなります。普段オーバーリアクションはしないものですが、あえて意識的にするのはとても楽しい時間でした。

表情豊かに表現せよ!

さて、次の体験は、表情を使うというものです。最初は表情を真似するだけですが、段々気持ちを表したり、お互い伝えあったりと幅が広がっていきます。ちなみにマスクはしたままなわけですが、目元や、元の顔の変化などにより意外とわかるものです。顔はめパネル的なセットの中で最大限いろんな表情をしました。

想像力を膨らませろ!

どんどん部屋を移動し次は手の形に関するワークです。色んなハンドサインの例が示されているパネルにしたがって、真似をしたり、想像力を膨らましてハンドサインから連想するスポーツや楽器などの表現をしました。今度はイマジネーションのトレーニングか!と思うほどたくさん連想して表現しました。

相手の見方に合わせて伝えなきゃ!

次がアクティビティとしては最後です。あずきとペアになって、片方が見本の情報を伝え片方が受け取り正しい物を配置に並べるという2人福笑い的なワークをしました。これめちゃくちゃ難しいのです。位置の話を主にボディランゲージでするわけですが、地味に細かい部分(向きなど)をどう伝えていいかわからないのと、御互い正対しているため、自分の見え方をそのまま伝えると相手から見たら左右逆で途中でこんがらがったりもしました。いかに相手の視点に立って伝えられるかが勝負でした。ちなみにこの辺はまさに相性が大事なわけですが、僕らはどうなんでしょう?(笑)初対面の人とやったらどうなんだろうとも思います。

改めて、対話ってなんだろうか?

そしてすべてのワークは一応終了ですがここで手話を教えてもらう時間が設けられました。ありがとう。好き。難しいなどなど。どこか懐かしい気がする。小学校以来かもしれない。「友達になるために」という合唱曲をすべて手話で歌った記憶がある。逆に言うと中学校以来手話に触れる機会もなかったし、卓球部のコーチがろうの方の大会に関わっていらしたり、九州大学でもピアサポーターが手話の活動や授業も開催していたが、自らジョインすることはなかった💦覚えたものは使いたくなる。インストラクターさんにたくさんありがとうを伝えた。決して私たちは物分かりが良かった方だとは思わないものの、明るく楽しく根気強く伴走してくださった。

次の部屋は対話の場であり、ここでは手話ができるスタッフさんが加わり、言葉と手話で対話ができる時間となる。そう、インストラクターさんも耳が聞こえない方だったのだ。Mさんから僕たちの講評をいただいたが、私は表情でものを伝える能力に長けていたらしい。むしろあざとかわいいレベルのようだ。なんだかむずがゆい気分である。対してあずきの方はリーダーシップがあるという講評をもらっていた。何かとわからないと自分はオロオロする性格なので一緒にいるとより際立つと思う。いつもお世話になっているということでしょう。ありがとう。また、感想や質問も手話通訳のスタッフさんや筆談も通してすることができる。質問は二つしたのだが一つ目はうまく対話をするヒントはと聞いた。すると、今回うまく意図をくみ取ったり、伝えられなかったのは普段から言葉に頼りすぎている、甘えているからではないのか?と問われました。これは特に自分に関してはそうだと思います。それなりにロゴスというか、日本語というか?それなりに複雑な言葉もわかり言語化できる気がする(実際かなり思い込みもあるかもですが)だから、今の対話カフェも自然と言葉に偏っている方だけを潜在的な対象者だとらえてしまっているような気がします(´;ω;`) そのへんはあずきがバランスとってくれているような気がします。絵をかいての対話とかすごいですよね!誰でもと対話したいというのはほんとに思っているので、オンラインでもいろいろ工夫する余地はありますよね。二つ目の筆問として対話において送受信がうまくいかなかったり難しかったっ時どのようにされているか伺いました。お答えとしては、必ずしも100%内容をあわせる必要があるだろうかというものです。余程大切なことは紙を書いたり、様々な手段で正確に伝えようとするが人間のコミュニケーションは必然的に齟齬を含むものです。例えば言葉で伝えて伝わったと思っても実は全然違うように伝わっていたなんてことはよくあることですよね。それが言葉ではなく他の手段であったことによって単にK可視化されただけで、言葉でも伝えたと思って伝わっていなかったりもたくさんあるはずです。これは納得しました。

これからの対話について。全力を尽くせ‼️

そして最後にとてもほっこりするワークをしましたが、これは秘密です。これからもたくさんいろんな方や人間じゃない存在とも対話したいです。学んだことは言葉はそんなに重要ではないこと。英語ができないから外国の方と話せない?なども余り障害にならないですね。また、コミュニケーションは本来は難しいのだなと。楽しめた背景は難しくゲーム性があったことに起因するので、何事もある程度の難易度があるのは大切だなぁと思いました。せっかく言葉を使えてもそこまで相手の想いをくみ取ろうとしたり、伝えようとしたりしているでしょうか?いい装備があるのにボスを倒しに行ってない状態ということでしょうか。

ということで対話とは価値観の等価交換だとは思いますが、それはなかなかに難しいことですよね。そのため言葉だけではなくあらゆる手段を使って相手のことを知ろう、自分のことを伝えよう、間に流れる時間や環境とも触れ合おうと全力を尽くす行為なのだなと思います。正解が無い分終わりもありません。もっとできるはず。対話カフェでも様々な工夫ができるなと思いました。
ダイアローグミュージアムオススメです♪今はコロナでやっていないそうですが暗闇で対話するというものもあるのでまた行きたいですネ

最後に浜離宮を散歩しました。初めて入った〜

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