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「第四の波(表現革命)」がもたらす「芸術化社会」の時代

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人類史にはいくつかのステージ(段階)がある。それらの合間に興った革新的事象を、経済学者のアルビン・トフラーは「波」に準えた。 太古の時代、我々の祖先は原始的な邨(ムラ)を営み、…
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2021年7月の記事一覧

カンヌの空は、何色だろう

"and SILVER is awarded to… JAPAN!" それは、ずっと聞きたかった言葉のようであり、絶対に聞…

「フォトグラメトリ」ってどんな技術?

「フォトグラメトリ」という技術をご存知でしょうか? ゲーム業界などでよく使われている、3D…

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「なんとかやっていく」のが当たり前だと思っていたら、実は貧しすぎてそれどころでは…

Twitterのタイムラインを眺めていたらNYで展開している日本の飲食チェーンレストランの価格が…

『私がアートについて知っていること』−若きアクティヴィストが10代の人たちに語るア…

若いアクティヴィストたちが10代の人たちに語りかけ、未来をともに拓こうとする。そういう文庫…

アニメ・ゲームは芸術じゃない、という呆れた言説はビートルズで完全否定できる

そもそもの話Twitterには、定期的に アニメ・ゲームなどサブカルチャーを他の芸術と一緒にす…

【アート×テクノロジー×スピリチュアルの統合】

NAKED, INC.の「ネイキッド占い」やデジタルアートとサウナの「TikTok チームラボリコネクト」…

未来のアート人口を増やしたい 〜僕があえて『アート思考ドリル』という本を書いた理由

お疲れさまです。uni'que若宮です。 今年の4月に『ぐんぐん正解がわからなくなる!アート思考ドリル』という本を書いたのですが、先日うれしい反応をいただきました。 こうしてじわじわ読んでいただき、出版後しばらく経っても反応がもらえること自体がとてもありがたいのですが、こちらのツイートは特に、僕の本を読んで「アート×子育て」「子供の可能性がものすごく広がる」を感じていただけたのが最高にうれしかったので、今日は『アート思考ドリル』に秘めた想いについて改めて書いてみたいと思い

意味のイノベーションにおけるディスコースの重要性。思索途中の垂れ流しメモ。

安西さん、連日のオンライン読書会でしたが、やはり実りは多いですね。ほんとに定期的に考える…

新選組の土方歳三と戊辰戦争で共に戦った浮世絵師の話

明治時代のオシャレなファッションに身を包んだ、洋傘をさしている女性。花の髪飾りをつけ、洋…

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専門家が語る浮世絵の話は、とても興味深く、実に奥深い

山種美術館では、開館55周年を記念して「山種美術館所蔵 浮世絵・江戸絵画名品選―写楽・北斎…

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義務教育の美術をアップデートせよ

僕は、小学校・中学の頃、美術が嫌いだっだ。 理由は、絵や図画工作(細かい作業)が下手で、…

「新しい日常」を彫刻するアーティストを支援する “社会彫刻家アワード 2021”発表!

以前、ここCOMEMOでもお伝えしていた、「新しい日常」を彫刻するアーティストを支援する “社…

「文化の盗用」とは何か?について考えてみたー文化アイデンティティにまつわるトラブ…

「文化の盗用」という言葉をよく見かけるようになりました。日経新聞の文化欄でも以下のように…

関西流サービス精神の結実〜【Opera】佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2021『メリー・ウィドウ』

 兵庫県立芸術文化センターで毎年行われている佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ。今年は、2008年に初演されたオペレッタ『メリー・ウィドウ』の再演が行われた。残念ながら初演時は未見なので比べることはできないが、プログラムには「改訂新制作」と書かれており、セリフなどいくつかの点でブラッシュアップがあったのだと推測される。  広渡勲の演出は、読み替えや時代設定の移動などはなく、基本的にはごくオーソドックスなもの。舞台にはグランドピアノを上から見た図柄が描かれ、華やかな衣裳は装飾的