見出し画像

あと、1秒あれば ——『TIME』 感想・レビュー

こんばんは、今日紹介する映画は『TIME』
その名の通り時間について深く考えさせられる映画です。

急な質問となりますが、あなたは普段時間に対して意識を置けていますか?

大体の方は「通勤や登校」「決められた時間」への意識のみで意外とスマホや自分の時間に対しては散漫だと思います。偉そうなことを言っていますが恥ずかしながら私は寝坊をしたり、自分には甘々だったり、時間にルーズと散々なものです(笑)
ですが、緩やかに過ごすことで見えてくる世界もあると思いますし、この生活が自分に合っていると思っています。

余談はさておき(笑)

この映画の舞台は近未来、時間が世界の中心となった世界で、お金は存在せず時間が自身の財産名誉、全てになっています。あらすじとしては

そう遠くない未来、人類は遺伝子操作で25歳から年を取らなくなることが可能になった。人口過剰を防ぐため、通貨が時間となり、人々は自分の時間で日常品から贅沢品まで支払うこととなった。裕福な人、すなわち時間を十分に持っている人たちは永遠にも近い時間生きることができるが貧困層の人々は働くことでわずかな時間を給料として受け取り、生活していた。左腕に光る時間表示が0になるとき、人は命を落とす。 一秒一秒が無駄にできなくなった世界で、スラム街で暮らす主人公は時間を奪うことで生活をしているマフィア集団から富裕層の男を救う。富裕層の男は自分の時間をすべて主人公が眠っている間に与え、置手紙を残して時間切れで死亡してしまう。主人公は117年という時間を手にするが、母親が不平等な社会の仕組みのせいで時間切れになり息絶えてしまう。復讐を誓った主人公はスラム街を飛び出し富裕層が集まる場所に行くのであった。        https://ja.wikipedia.org/wiki/TIME/タイム

画像1

現代に対しての風刺

この映画を観て思ったのは「お金が時間に変わっても同じ」ということです。
世界からお金がなくなり、25歳で止まったとしても貧富の差は変わらないどころかひどくなっているようにも。人の貪欲さは底知れず、まさにその通りですね。

私はこの映画は今の世界に対しての風刺・啓発が込められていると思っています。「お金」⇨「時間」への変化は現代よりも貧富の差、命の対価、自由の束縛においてより深刻化した世界を表しており、そんな世界の中で主人公とヒロインの二人の必死なと仕組みによってその関係が少しずつ変わり始める。

現実にも形は違えどそういった取り組みが行われていて今の世界にとって必要な動きと言えると思います。

この映画は言うなれば 
時間として分かりやすく表した未来の可能性      ドドンッ!!!

すごくわかりやすい例えですよねー、、、ねー?笑

感想

SF映画としても、風刺映画としてもとても興味深い内容でした。作中では主人公がこれでもかという程に走りに走るので特に時間に対する緊迫感が出ていて見ている側も手に汗握る作品でした。是非見てほしい!!

こうやって感想レビューを書き続けて6本ほどになりますが、毎回思うことはnoteに書くという目標を持ちながら見るので、作品ごとのポイントや細かいところまで見ることができ結局のところとても良いサイクルに繋がっていると感じています。
オススメです笑

ではでは、次の作品で


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?