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冷凍ラーメンがおいしい

最近の冷凍ラーメンはマジでうまい。冷凍麺はパスタ以外食べてこなかったけど、最近になってラーメンとかうどんとかを食べみるのにハマっている。冷凍パスタはどうしても麺がビヨビヨしていて、伸びてる感が否めないと個人的には思う。が、うどんは言わずもがな、ラーメンは結構イケるのである。


最近の冷凍食品はおいしいのかもしれないと気付かせてくれたのは、江頭2:50のYouTubeチャンネル「エガちゃんねる EGA-CHANNEL」だ。普段はライフスタイル系のオシャレ動画しか見ないわたしだが、実家の家族がこのチャンネルの動画を見て試した冷凍食品がおいしかったと言うので見てみた。


スタッフにより殿堂入りの人気商品が選りすぐられ、エガちゃんに提供される。他の冷凍食品関連の動画のタイトルやサムネを見ると、エガちゃんも冷凍食品はほとんど食べてこなかったようである。テレビにより過激でお下品な芸風が植え付けられているが、YouTubeは彼本来の人柄が自然に現れるように作られている。食べ物は口に入ればなんでもいい、という勝手に想像したタイプではないようで、紹介された冷凍食品について自分の好みも口にしながら真剣に味を評価していく。


そんな人が選んだベストワンがマルハニチロの「横浜あんかけラーメン」だった。家族はこれを食べておいしいと言っていたし、エガちゃんの感嘆具合もなかなかなものだったので、私も買って食べてみる。近所のスーパーの冷凍コーナーは冷凍食材の方しか見たことがなかったが、麺の区画にしっかり陳列されていた。口コミランキングサイトを調べてみると、冷凍ラーメンカテゴリで第1位だったりするので、やっぱり人気なんだろう。


パッケージの中身は、具入りスープと麺のふたつに内袋で分かれていて、鍋で作る場合はまずスープを温めてから麺を入れる。冷凍パスタだったら内袋ごとただレンチンすればいいので、若干手間がかかるものではある。あんかけのとろみがついたスープがグツグツ煮たったら麺を入れて、麺がほぐれたら完成。


いざ実食、してみるとまずスープがおいしい。家で自分で作るのは無理そうと思える味だし、味付けの感覚が微妙に合わないその辺の町中華よりも、いい味と感じられる。さすがに野菜の食感は近所の町中華の方に軍配が上がるだろうが、それでも食感にこだわり抜いた商品開発のおかげで、冷凍でこれならいいんじゃないか、と思える。「横浜あんかけラーメン」をググると「横浜あんかけラーメン うますぎ」とサジェストが出るのも納得である。


この寒い冬にあんかけの温もりを求めて何度リピートしたことか。ほぼアイスしか入っていなかった我が家の冷凍庫に突如レギュラー入りすることとなった。ただ、ストック補充のために何度か冷凍麺コーナーに立つと、他の麺もうまいんじゃないかと浮気心が出てくる。横浜あんかけのストックは一つカゴに入れながらも、もう一つは他の商品を試していってみたが、結局はいまのところ私の中では横浜あんかけがうまい!という結論にはなっている。


しかし、他のラーメンも試すにつれて、冷凍ラーメンのレベルは、食べたことがない人が想像する以上に高いと実感する。年末に、ひとの冷蔵庫掃除の様子を見ながら自分も冷蔵庫掃除をしよう!と思って見た「辻ちゃんネル」の動画では、お子さんのおやつとして「お水がいらない 横浜家系ラーメン」をストックしているという話があった。これは試すしかあるまい。見覚えはある気がしたが、近所のスーパーにはやはり並んでいた。


辻ちゃんも言っているし、商品名にもなっている通り、「お水がいらない」のがこのラーメンのいいところである。大体の冷凍ラーメンは数百mlの水を鍋に入れてからスープの素や具を入れる必要があるが、この商品の場合それすらない。鍋を用意して麺と具の塊を鍋に入れて火をつけるだけ。バリ簡単なのである。


家系ラーメンというジャンルがすごく好きというわけでもないので、これを常時ストックすることにはならなかったが、麺とスープのクオリティが高いことは私にもわかった。少し太くてコシががある麺、おそらく家系として適切なとろみが付いている濃いスープ。また、ここだけ開封にワンステップかかってしまうが、別添の海苔までパッケージ内に用意されていて、家系たる具材が必要十分に揃っている。楽さとおいしさを天秤にかける必要はなく、楽でおいしいラーメンが家で食べられるのだ。


冷凍ラーメンの価格相場は一食350円程度、完全な自炊のほうがもう少し安く抑えられるだろうが、あったかいものが食べたい時、たまに楽をしたい時、自分の料理の味じゃないものを食べたい時によく活用するようになった。こんなに美味しくて楽できるなんて、メーカーのみなさまの弛まぬ努力に大大大感謝である。今日は浮気心をはたらかせて、ちゃんぽんを試してみる予定。もしかすると夏に横浜あんかけはつらいのかもしれないので、とろみなしのマイベスト麺もそろそろ見つけていきたい。

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