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ドラマ「テッパチ」を見ての感想✨暑い夏に熱く!


#テレビドラマ感想文

また昨年の春ドラマ「リコカツ」に引き続き、自衛隊物のドラマが今放送されています。
といっても、昨年の「リコカツ」は「離婚」が基本テーマのドラマだったけれど、今回の「テッパチ」は、陸上自衛隊での人間ドラマ(もちろんフィクション)です。

自衛隊や自衛官そのものを描くドラマはそもそも少ないですよね?
過去には「リコカツ」のほか、2013年の「空飛ぶ広報室」という航空自衛隊を舞台にしたドラマがあり、他にも映画などであるかもしれないですが。

ここの所、自衛隊関係のバラエティ番組が多い感じがしていたけれど、それが追い風になっての放送でしょうか?
昨年の航空自衛官の「リコカツ」が良かったので、ドラマのオフィシャルサイトも見て興味を惹かれ毎週見ています。

1回目見て「あ、これ面白そうだな」と思いました。
自衛官候補生としての訓練の場面とか、自衛官らしさについてや演技力とか、いろいろ批判なりあったりするのですが。

けれど第3話まで見て、この先が楽しみになっています。
あくまで私の物の見方が全て正しいと言うわけではなく、一つの個人的な感想や意見として読んでいただけたら幸いです。



第3話は、見ていて最後の方は思わず泣けました。
実際に、自衛隊の中でこんなことするかというのは分からないけれど(ドラマはあくまでもフィクションなので)、3話の最後の方で、熱い気持ちが伝わりほろっと泣けてきました。

これです!これ!!最近のドラマなりテレビに失われてきていると感じるもの。
上手くきれいに演じるというより、心が感情が面白いと思えるものが見れた気がしました。

第1話が終わった時に、このドラマの評判などネットで見かけたけれど、正直批判的なものもけっこうちらほらあり。
こうしたドラマなり役者さんなりが、批判されたりするのはよくあること。
役者さんも人気稼業なので、それなりのアンチがあって普通、というか人気者ほどアンチや批判や反対意見もあると私は思っています。

さて、演技力って確かに上手い下手あり上手な方がいいですが、やっぱりお芝居は、まず心や感情ありきだなあと見ていて思いました。

演技力という技術力はもちろん必要と思います。
けれど、それに役者さんの心が、役としての気持ちが入っていなければ、その演技は見ていて嘘っぽいというか、感情も薄っぺらくなってしまうのではないかなと思っています。

それがこのドラマは、その辺がハッキリ表現されている気がします。
事実、見ていて泣けたのですから。
その感情表現が古いとの感想もあるようですが、無難なサラリとした演技のドラマよりより見ていて感情移入できました。

まだ心を開けていなかった仲間を、荒療治なやり方で立ち直らせていくその様と、苦しみながらも立ち直って仲間と打ち解け、表情も明るくなっていった様子に泣けました。

心が動かせられることって、時に圧倒的なパワーを伴います。
何故そうなるかというと、役者さんの感じ方・感情のせい。
役者さんが心が動いていないと、見る方もそのお芝居を見て感動できないんだなぁ、技術面だけでは心は感動しない。

ただ、荒療治すぎるかなという感は否めなかったかなとも思います。
過去にかなりのトラウマを抱えている人に、仲間のためとはいえ荒すぎで、実際現実にこうした事をすると逆効果にならないかなと気になりました。

ただ私は、仲間を思っての行為と捉えました。
パワハラのようで辛いとの意見もあるようですが、パワハラは相手のためを思っての行為ではないです。
もしこの行為を良くないと否定するなら、見る側もあくまでドラマと割り切って見ても良いと思います。

自衛官候補生として宿舎に集まった主人公も含めて8人の若者たち。
個性も生い立ちや抱えている物もみなバラバラな若者たちが、お互いにぶつかり合いながらも真剣なのが見ていて面白いと思えます。
何より、みなキャラが役が立っています。(と、私は思うのですが(^^;)

実際の陸上自衛隊としてのリアリティ云々は、そこで勤務していた人にしか分らないかと思いますが、それよりも若者たちの成長していく過程の人間ドラマが熱くて引きこまれています。

誤解のないように申しますが、このドラマで演技の上手いと思う役者さんもいますよ。
特に第1話で、主人公と街中でケンカした不良(ヤンキー)役で、主人公と同時に自衛隊に入隊した荒井竜次役の佐藤寛太さんが上手いと思いますし、主人公の国生宙役の町田啓太さんも、表情が感情をよく表していて素敵です。

また、馬場良成役の佐野勇斗さんの真面目な演技や、3話の武藤一哉役の一ノ瀬颯さんも、影のあるキャラから最後に見事に変わった演技も良かったです。
女性教官役の白石麻衣さん、綺麗すぎで色白すぎですが、女性自衛官としての所作は、詳しくはないですが女性自衛官ぽいなと思いました。

中隊長役の北村一輝さんが、私的にはいかにも自衛隊の上司っぽい感じです。
男っぽく武骨な感じというか、こんな陸自の自衛官さん本当に居そう(笑)
北村さんはリアル感が本当にありますね。

と、こんなエラそうなことを言って、演技やお芝居について自分が上手くてよく知っているわけではないですがすいません💦

ドラマのお話設定がややベタで熱い感情の表現が昔風との評価もありますが、私のような中高年にとっては入り込みやすいです。
今の若い世代には、今の時代にはない表現もあるため、もしかしたら共感しにくいかもしれませんが。

今時は、ドラマといえば視聴率が全てな世相ですが、視聴率ばかりに捉われなくとも面白く感動できる作品はあると思います。
作られたイメージ戦略、豪華なキャスト陣、宣伝力等々、視聴率を取るためにこれらが功を奏する場合もあるだろうけど、そんなものは取っ払って、もっと内容が充実し良い面白い作品を見たいのです。

だいぶ昔は、テレビドラマは普通、1クールは半年だったと記憶してます。
けどいつの頃からか1クール3ヶ月弱ほどになってしまって、忙しさにかまけてなかなか見られないでいると、あっという間に終了してしまいます。

で、後々まで見たいなと思うドラマも、今は少なくなっているかな。
今のいろいろなドラマに出ている役者さんが下手な訳ではないと思いますが、すぐドラマが終わってしまうので、じっくり見続けられない。
こうした業界の態勢はある程度致し方ないかもしれないけれど、3ヶ月弱しかない期間を、昔の子供の頃の様にワクワクしながら見たいです。

とちょっと話が逸れましたが、今期のドラマで楽しみなのができました。
まだ他にも、面白いドラマがあるかな?
あれば、どなたかコメント欄で構いませんので教えてください😊(笑)

結論としては、オフィシャルサイトにもありましたが、このドラマの伝えたいところ・見どころは、訳アリ若者たちの成長を描く青春群像劇と人間ドラマということですね。
ややベタで古臭かったり子供っぽい面はあるようですが、未熟な所から成長していく姿を描いていく。
その中で生き生きとした熱い感情表現が、見る人を引き込み良かったなと思わせるのが狙いであり見どころなのではないでしょうか。

とまあ、私の勝手な感想を書き連ねましたが、暑い夏に熱いドラマ、もし良ければ皆さまもご覧になってみてください(^^♪

以上、私のテレビドラマ感想文でした(^_-)-☆✨


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