螺旋

心のこと。体のこと。日々の小さなこと。

螺旋

心のこと。体のこと。日々の小さなこと。

最近の記事

母にまつわる不思議なこと

不思議な体験をしたことがある。 ちょうど20年前、母と姉と3人で北海道の札幌小樽函館を旅行したことがある。それが最初で最後の3人での旅行となった。小樽のオルゴール館に入ったとき、母が自分用にオルゴールが欲しいといった。欲しい曲は、「アメージンググレイス」というので目を皿のようにして探したが、なかった。「星に願いを」はあるよ。といったらそれを買って帰ることになった。 その7年後、母は亡くなった。遺品を整理していたら、見覚えのあるその時のオルゴールが出てきた。見つけたとき、あ

    • 違和感

      感謝されないから、積極的に動くのを止めた。ミスだけを責めて褒めることはしてもらえないから、こちらから勧んでやるのを止めた。でも、なんとなく収まりが悪い。釈然としない。すっきりしない。なぜだ。 そうではなくて、自分はどうしたいのか。自分はどうしたら軽やかなのか。他人軸か自分軸か。他人軸で決めたことは、心の奥が「そういうことをして欲しくない!」と主張していたようだ。 何かするときに、他人に認めて欲しいという期待が混じったものは、たいていの場合「期待どおりにならない」という経験

      • 欠けているもの

        「優しく、弱々しそうで同情的なイメージは本当は嘘です。人を助けるなんてできない人です。情や愛情、神秘といったものが欠けているのです」 これを聞いたとき、絶句して目が点になった。 母から「優しくない」と言われたとき、なんで?こんなにママのために時間を割いているのに?とものすごく反発したことがあった。かつて付き合っていた人からも「優しくない」と言われたとき、自分でも訳が分からないほど取り乱したことがあった。両方、記憶に刻まれるような出来事だったのだ。 これまで、スピリチュア

        • 褒める習慣

          自分を褒める日記を書いたらどう?と提案してくれた人がいた。そのときは言ってくれた意味がわからなかったし、今もハッキリいってわかっているとは言えないかもしれない。でも、自分のことも他人のことも褒めるという視点を持ちにくいというのはハッキリしている。それどころか、その反対が得意だし、いつの間にかやっているのはそっち。だからかな、提案してくれたのは。 褒めるのやってみよう。今日はどんなところだったかな。えーと。しばし時間がかかる。自分のことを褒めるのが苦手というのは、人のことを褒

          人のアラ

          人のアラが見えたとき、それをうまく扱えた試しがあまり思いつかない。それを人の問題を上げへつらうことで終わらせることが多い。そうだよね、あの人そういうところあるよねーみたいに。 でも、かなりの確率で、数日後、それが自分にも当てはまっているという痛い思いをすることになる。あんなに人の文句をいっていたのに。 人の悪いところもいいところもみんな自分の中にあるのだそうだ。なかなかその都度認めるのはとても難しいけど。 痛い思いをし続けるのって一体。このままでいいんだろうか? でもまた

          人のアラ

          正直とは

          正直な人に憧れる。これは、時と場所を選ばないでなんでも思ったことをポンポン言う人のことではない。正直とは、嘘がなく誠実である状態である。 面白いことに「人に嘘をついてもいいけど自分には嘘をつくな」といった人がいた。本当はやりたくないけど、みんな我慢しているんだろうから、自分だけじゃないからやりたくないって言えないとか。本当は違うと思っているけど嫌われたくないから言えないとか。こんなことを言うと相手を困らせてしまうのではないかとか。これは、自分に対する嘘。自分に対する嘘は、知

          正直とは

          鼻の詰まり

          呼吸法を習っていたことがある。これは、一生役に立つ。いろんな呼吸法があるので、その都度どれにしようかと選んでそれを毎日やる。ただ、朝にやった方がいい呼吸法もあるし、寝る前にやった方がいいのもあるので、それも考慮して選ぶ。呼吸は、自律神経をコントロールすることのできる鍵であると言われている。 最近発見して嬉しかったのは、鼻のつまりを治す方法だ。 普段多くの人が気にしていないが、どちらかの鼻が通りにくくてどちらかの鼻が通りやすいという場合が多い。試しに、右の鼻の穴を塞いで左の

          鼻の詰まり

          蕎麦の食べ方

          蕎麦通(そばつう)で通っている人は、かえし(そばつゆ)をほんの少しつけて食べるという。蕎麦をかえしにドボンとつけないそうだ。ただ、その蕎麦通の人が、死ぬ前に、「一度でいいから蕎麦をかえしに存分に浸して食べてみたかった」という言葉を残したというのを聞いて、うーむと唸ってしまった。これはどういうことだろうか。野暮だと思われるのが嫌で、本当はやってみたいことをしないで死んでしまったということなのだろうか。 いつもおそばをかえしにドボンと浸して好きなようにわさびとネギを散らして野暮

          蕎麦の食べ方

          個性的

          この前入ったカフェで、後からいい感じのお客さんが入ってきた。ひとしきりお店の人と情報交換をした後、最近見つけた美味しいソーセージ屋さんがあるという話が耳に飛び込んできた。なんでも美味しいけど、コンビーフはご飯にも合うし、お酒にも合うし、とにかく虜なの、とのこと。なんてすごい力説ぶり。思わず聞き耳を立ててしまった。そのお店に行ってみたい。 というのも、その日はハムを買って帰る予定にしていたのだ。家にきゅうりがたくさんあって、きゅうりとハムのサンドイッチにして食べたかったからだ

          個性的

          アウトプット

          文章を書くのと同時に、絵も描き始めた。絵といっても、幾何学模様を点で表現するような、具体的な形ではないものだ。 坂口恭平さんの「自分の薬をつくる」という本を読んでから、自分は完全にインプット中毒でアウトプットをしていなくてバランスがおかしなことになっていたのだと思った。好きなものがわからない。どうしたらいいのかわからない。生きている意味がわからない。わからないものづくし。 アウトプットは、「つくる」ということだそうだ。だから、文をつくる。絵をつくる。この2つをやってみるこ

          アウトプット