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梅シロップ完成。

先月仕込んだ青梅の黒糖シロップ。

毎日3Lの瓶を子供をあやすように優しくゆすり続けて2週間、ようやく完成。

青梅もエキスを搾り取られてあっというまにしわしわに。おそるべし砂糖の浸透圧。

瓶をそーっと開けてみたら、芳しい桃のようなあまーい香りがキッチンに広がった。

毎年、瓶を開ける瞬間がたまらなくわくわくして、これぞ仕込み人のみが得られる醍醐味だと思う。(私だけかもだけど...)

さっそく、炭酸水で割って、青梅を浮かべて飲んでみる、、、

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身体に染み渡る美味しさ。

爽やかな香りと上品な甘さ。疲れた身体や頭をすっと潤してくれる恵みの飲み物。

毎年思う。「死ぬ前に飲みたい飲み物は自分で仕込んだ梅シロップ」と。

今年はマスコバト黒糖ときび砂糖半々で仕込んだので、きび砂糖だけで作るよりこくがあって甘さも爽やか。黒糖のミネラルも摂れて夏の疲れにWの効果。

漬けた青梅の実は取り出して、種をとって刻んで、水ときび糖を加えてジャムに変身。

青梅の実は少し酸味が強いので砂糖を多めに。

ジャムも甘い梅のいい香りなので、ヨーグルトにかけたり、パンにのせたり、この時期しか作れない旬のジャムを楽しむ。至福。


○ 梅の効果・効能

梅の効能は素晴らしい✨

少し専門的であるけれど、薬膳からみた梅の効果・効能をご紹介します。

性味 :渋酸 /   平性

帰経 :肝・脾・肺・大腸

効能 :生津、収斂、止咳、化痰、渋腸

適応 :感染性の大腸炎、暑気あたり、口渇、腹痛、嘔吐、関節痛、腰痛、   坐骨神経痛、咳、のどの詰まり感、汗の出過ぎ、尿もれ、疲労、肩こり、便秘

作用 :食用増進、消化促進、血行促進、老化防止

有効成分:クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、酒石酸

(日本中医食養学会『食物性味表』より抜粋)

要するに、身体の疲れをとってくれて、身体に潤いを与え、身体のつまりをとってスムーズに流してくれるということ。

もちろん、夏バテの予防や疲労回復にとても効果的なのですが、我が家で一番効果があるのは、便秘の改善でした🌟(特に主人)

これは、大腸に潤いを与え、クエン酸で腸の蠕動運動が活発になることの結果ですが、夏に体内の水分が失われて便秘になる人も多いのでそういう方には夏に梅を召し上がることをぜひおすすめします!


○ 最後に。

慢性便秘だった夫は毎日「梅、うめ〜」といいながらうれしそうに飲んで、毎日快調とのこと。よかったよかった。

美味しくて身体にもいいならいうことなし。

更によかったことは、3度の飯よりコンビニスイーツ好きの主人が、甘味、酸味、苦味、渋味をもつ梅シロップを飲むと心と身体が満足するらしくスイーツをあまり食べなくなったこと。

ひとつ注意点としては、梅の性質は平性なので身体を冷やす食材ではないものの、暑い時期飲む際は冷たい水や炭酸水で割ることが多いので、美味しいからとついつい飲みすぎて身体の冷やし過ぎには注意。

あ〜こういう飲み物が出せる薬膳カフェとかやりたいな〜と妄想にふける夜でした🌛

読んで頂きありがとうございました☆

fuming







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