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本の「ジャケ買い」で運命の出会いをしようじゃないか

こんばんは。
一箱本屋「PLOW(プラウ)」が本との付き合い方を考えるnote、今日も始まりました!

先週はゴールデンウィークでお休みをいただいたので2週間ぶり。今日はゆる〜っくいきま〜す。


ところで、本の「ジャケ買い」、したことありますか?

ん? もしかして古いのか?
「ジャケ(ット)買い」。

この言葉、本来は「商品の中身を知らずに、パッケージのデザインに惹かれて購入すること」を指すそうです。
CDを選ぶときによく使っていた言葉なのだけど、今は使わないのかな?

※調べてみると、最近は「パケ買い」というらしいですね。

まあいっか。
今日は、本を見た目で選ぶ「ジャケ買い」のお話です。

装丁に注目してみよう

本を買うとき、あなたはどこをチェックしますか?

内容?
帯?
評判?

最近だとネット上で感想やレビューが読めるので、チェックして買う人も多いですよね。

え、私ですか。あまりレビューは読みません。
ええ、ジャケ買い、だいすきです!!!!

中身も多少チェックしますが、見た目の良さ、大事。

今まで知らなかった作家さんの本を「手に取ってみよう!」と思うのは、だいたい装丁が気に入ったときなんですよね。

さてさて。ジャケ買いの魅力とは?改めて、考えてみました。

「ジャケ買い」のトキメキ

ジャケ買いした本は、手に取るたびに思わずニンマリです。

電車で取り出して「やっぱかわいいよねえ…」と1人で満足。かわいい装丁にはブックカバーすらつけたくない!

カバンの中に入れていても、チラリと目に入ると嬉しい。

そんなお気に入りの本は、お出かけにもついつい連れていってしまいます。
だって外で読みたいやん???

下北沢の明天好好のテラス席で読書、
至福のひととき


知らない作品への扉に「ジャケ買い」

おっと、ジャケ買いは気分が上がるだけじゃないですよ?

ジャケ買いは、知らない作品を手に取るきっかけにも。

ジャケ買いといえば、外せないのが夏の文庫フェア!です。

7月ぐらいになると、大手出版社が行う夏の文庫フェア。ぜひチェックして欲しいのですが、夏期だけの限定カバーが出ています。

(書店によく行く人は知ってますかね?)

特に古典ものは、普段手に取りにくい人も多いはず。ですが、カバーが変わるととっつきやすくなりませんか……!

シンプルなものから漫画・アニメとのコラボ、アイドルまでよりどりみどりなので、見ているだけで楽しい。

集英社文庫「伊豆の踊子」2008年限定カバーは、なんと荒木飛呂彦先生であった

荒木飛呂彦先生が手がけた「伊豆の踊子」、ぜんぜん踊子感ないんだけど(笑)

それでも、この色使いにシビれる!あこがれるゥ!

限定カバーなので、もう手に入らないものも多々。
本好きの人の中には、同じタイトルのものを装丁違いで買う人もいるらしいですよ。

最近気になる「ジャケ買い」本

せっかくなので、最近気になっているものや過去に買ったものもいくつかご紹介します。

逆ソクラテス(伊坂幸太郎)

実は、ここまでまったく読まずにきてしまった伊坂幸太郎さん。(周りで流行っていたゆえに、逆に読まないぞ、とすら思っていた)

でも読んでみたい!と思ったのは、この装丁のおかげです。

画家のjunaidaさんが手がけたこの装丁にひとめぼれ。

junaidaさんの絵本の細かい書き込みと世界観が好きなので、この本を見つけたときもゾクゾクしたのを覚えています。

グレー×ブルーの色使いもスタイリッシュですよね。

センス・オブ・ワンダー(レイチェル・カーソン)

「センス・オブ・ワンダー」は、学校の教科書で紹介されていた記憶があるので、読んだことがなくても存在を知っている人は多いのでは。

2021年、川内倫子さんの写真によって、世界的ベストセラーが生まれ変わっていた!

好き……!!!!!

表紙だけでなく、中も写真が使われていて豪華。
これが文庫で手に入るなら買うよね〜!(と思いつつ、まだ買っておりません。説得力皆無。)

・トリニティ(窪美澄)

イラストレーターの宇野 亜喜良さんが装丁を担当した「トリニティ」の表紙も個人的にお気にいり。

“「男、仕事、結婚、子ども」のうち、たった三つしか選べないとしたら――。”
新潮社HPより

発売当初、このコピーと装丁をセットで見て、琴線に触れたんですよね。

宇野 亜喜良さん、何気にいろんな本を手がけているので、ぜひ探してみてください。

本と運命の出会いをしようじゃないか

レビューを見て参考にするのもいいけど、たまには気軽に「この表紙、なんかいいなあ!」で本を選ぶのも多いにありですよね。

ジャケ買いで知らなかった本との出会いを楽しむのもいいもんです!新しい作品に触れたくなったら「ジャケ買い」試してみてください◎

PLOWでも、装丁が目を引く本をちょこちょこいれております!

POPも足してみたよ

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このnoteマガジン、毎週日曜日だいたい22時に更新していきます。ただ実験的になので、後ほど日程は変わるかも。

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入荷情報はInstagramに随時更新中です。ノロノロ更新ですが、本も紹介しております。よければこちらもぜひチェックをお願いします◎

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