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我が道をゆけ。(シェアハウス談3)

さあシェアハウス日々を書いていますが、今日紹介するのは2人目の同居人。
保育士くんだ。
初めからこのマガジンを楽しみたいという人はこちらから。
前回を見逃した!という人はこっち

1.シェアハウス不適合

シェアハウスってみんな夢があると思うんだけど、生活って現実なんだよね。
テラスハウスのような切り取った毎日はごくまれなんだ。
このシェアハウスには絶対お前人と住まない方がいいだろ!
ってやつがいたんだ。
それがこの保育士くんだ。

みんな想像してみて?
シェアハウスで大事なことって互いの譲り合いだったり、妥協点を探していくことだよね?
そんなの容易に想像できるよね?
でも、この保育士は譲り合うより奪い取り、妥協点を探すより、オレに合わせろってタイプだったのね。

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学校で会うクラスメイトだったらまだいいよね。
でも、シェアハウスって生活なんだよね。
わかるかな?
すっごい困るんだよね。
だからよく、この保育士くんはコックさんとぶつかってたんだ。

一緒に住み始めてすぐのことだったんだけど、
朝6時にボクの扉がガラッと開いたんだ。
(彼がノックしてボクの部屋に入ってきたことは、結局2年間で一度もなかったね。)
そしてこう言ったんだ。


保)「フミカくんご飯できたで!!


ボクは、びっくりしたね。
だってその日は、早く起きる予定なんて全くなかったし、何よりも、朝ごはん作って欲しいなんてことも一言も言ってなかったんだ。
だからこう答えたのね。


フ)「ごめん。オレいらないわ、、。」
保)「なんだよ!!!冷めるから早く来いよ!!」
フ)「いや、ほんとごめん。大丈夫だわ、、、。」


彼は、ブツブツ文句をいいながらボクの部屋を出て行ったんだ。
そうしたら、廊下からこう聞こえたのね。
(なんだよせっかく作ってやったのに)

ボクも少し悪いことしちゃったかなって思ったんだ。
テラスハウスみたいに朝日を浴びながらシェアメンバー3人で手作りの朝ごはんを食べるっていうのをもしかしたら夢見てたのかなって。

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そう思っているうちに次はコックさんの部屋に入っていく音が聞こえたんだ。


保)「コックさんご飯やで!!!」


ボクは、もう1人の犠牲者が現れたと思いつつ、眠りについたんだ。


それから数時間して2人が家を出て行った後にボクは起きたんだ。
んで、リビングに行ったらびっくり。
目ん玉落ちるくらいびっくり。
(目小さすぎて落ちるなんてありえないけどな)
テーブルの上に置いてあったのは、


シリアルとバナナだったんだ。


っっっっっっっっっっっっえ?


と思って写真撮って保育士くんに言ったんだよね。


用意してくれた朝ご飯ってこれ?

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って。
そしたら彼からこう返信が来たんだ。

せやで!!!!!!

って。
びっくりの領域超えてるよね?

冷めるって何?
せっかく作ってやったって何?
ボクはその時思ったんだ。
保育士くんは人と住むには不適合すぎるって、、、、。


2.噛み付かれた話

みんな噛まれたことってある?
普通ないよね。
ボクは何度も噛み付かれたんだ。
誰に?
もちろんこの保育士くんに。

保育士くんは自分でもよく言っているんだけど、たまに頭に来てあかんところがでちゃったりするんだよね。
まあ、オーバーヒート的なね。

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でも、ボクは、そんな彼を決して仕方ないなんて思わないし、一番の友人として面と向かって向き合うことがしばしばあったんだ。
怒鳴り散らされたりしたんだけど、極め付けは、噛み付かれるってことね。
23歳、男が23歳男に噛み付かれることってある?
ないよね?

だから聞いたんだ。
「なんで噛みつくの?」って。
こんなこと聞いたことないわ。
そしたら保育士くん答えたんだよね。

「保育士として働いていて、子供たちを見ててひらめいたんだ。言葉で言い返せない時はかみつけばいいんだって」

おおおおおおおおおおいいいいい!おいおい!!
子供から学ぶことはもちろんたくさんあるよ。
うん。ある。
でも、学ぶところ違くね!?

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もうね、彼との話はこんなのばっかり。
もっと知りたければコメントしておいて、たくさん書くから。

3.真っ直ぐな美しさ

彼を言い表すなら、ギアもついてないし、なんならブレーキは掴んで捨てた。
みたいなやつなんだ。
ぶつかるまで止まれないし、大事故だってたくさん起こす。
横で見てるボクは、もっとうまくやればいいのにって思うこともあるんだ。
でもね、彼のそのまっすぐしか走れないその姿がたまにうらやましく思うことだってあるんだ。
男だったらわかるよね?
ナルトやルフィーの背中に憧れるのに似ているね(彼は決してイケメンでもないし、忍術も使えないし、腕ものびません)。
でも、なんだろう。
糸井重里という人はこう言っていたんだ。

ボクらは大人になる時、少年心というシャッターを閉めてしまった。
でも、裏口はいつも空きっぱなしさ。

男子は、そうやっていつまでも少年心があるのかもしれないね。
だから、たまに大人になってもその面シャッターが全開な人を見るとスカッと気持ちいのかもね。

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ただ、重要なのは『たまに!!!」というところね。
毎日は本当にしんどいだけだからね。

これが2人目のルームメイトなんだ。
 驚きでしょ。
さてさて、この2人にボクを入れた3人での生活が始まったんだ。
 それは、また次回!

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