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公民館は社会教育の場として認知されてるの?!

公民館の主事をやりはじめて思ったのは、社会教育の場として住民から認知されてるのか?!という心配です。それに必要なのか?というところも、難しさを感じることもしばしば。

公民館についての過去記事


自分自身も公民館講座って、生涯学習のリタイヤした人向けの講座があっているという認識でした。そもそも私たちの住んでいるエリアに公民館があるのか?ということもしらない人がいます。w

https://www.soumu.go.jp/main_content/000513104.pdf


一方で知っている人でも、どちからかというと、私の地域ではコミュニティとしての機能が非常に重視されている印象を受けます。体育、レクリエーション等の集会場機能とかですね。

なので、公民館を認知している方が社会教育としての公民館を捉えられているのか?というところが非常に疑問です。先ほど言ったように生涯学習施設としては認知されて、高齢者が利用するところというイメージがすっかり着いてしまいました。

認知については、2011年の三菱総合研究所の調査によると


地域を大都市(30万人以上)/中小規模都市(3~30万人)/農 山漁村(3万人未満)に分類し、各地域の住民について、WEBアン ケート調査により学習状況及びニーズを把握しました。

https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/05/23/1306239_003.pdf
https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/05/23/1306239_003.pdf


https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/05/23/1306239_003.pdf

公民館の認知度や使用頻度に応じた、住民の要望は以下のとおりです。
☑ 「公民館の役割や活動内容を知らずに、利用していない住民」は、公民館に対して、特に、気軽に立ち寄れる雰囲気を求めていることがわかりました。
☑ 「公民館の役割や活動内容を知っているにもかかわらず、利用していない住民」は、公民館に対して、気軽に立ち寄れる雰囲気、アクセスの良さ、情報提供の充実を求めていることがわかりました。
☑ 「公民館を年に1回程度利用している住民」は、公民館に対して、気軽に立ち寄れる雰囲気、多様な学習機会の提供を求めていることがわかりました。
☑ 「公民館を年数回以上利用している住民」は、気軽に立ち寄れる雰囲気、多様な学習機会の提供、蔵書数の増加、閉館時間の延長、施設の拡大、情報提供の充実等、様々なことを求めていることがわかりました。

https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/05/23/1306239_003.pdf

年1回以上利用している人が1割くらいのようですね。そもそも利用する機会とか、アクセスや気軽さが縁遠くなってるからでしょうか?
そもそもどうやって借りたらいいかわからないとかありそうですし、一回も利用したことないところを自ら借りたりしないでしょうしね。


そう言えば、書道教室とかあってたような?

よく考えてみたら、書道教室とかどうなんだろう?、とか思い出しました。そういえば、書道教室とか自治公民館でしているところってなかったっけ?とか思いました。
他の大きい公民館とかレザークラフト教室とか、パソコン教室とかやってますもんね。



確認してみると、営利事業は×ですが、営利企業の「営利を目的としない活動」は認めているという返事です。この辺判断が難しいのですが、利用団体登録書で申請をしてもらって登録団体を判断しているようです。


気軽に公民館を利用できるかというと、私の関わっている公民館は常駐はないし、鍵を借りるのも一手間。使い勝手はなかなか良くないところがあります。また、収益事業は社会教育の施設である以上制限がかかりやすいですね。

教育施設としては、予算がなければお金のかけれず、参加費も十分に徴収できなければ講座内容が非常に縛られているなぁという現状だなぁと。生涯学習が人気なのか。生涯学習しかできる機能がないのか難しいところです。


コミュニティセンターへの移行という選択肢

そう考えると、七尾市のコミュにセンター化は非常にひとつの選択肢としてアリなながれだと思います。小浜市が令和2年に視察等をまとめたものをみつけましたのでリンクを貼っておきます。

https://www1.city.obama.fukui.jp/gikai/p000000zc_d/fil/50004.pdf

コミュニティセンター化に対しては様々な事業で施設利用が可能になることで地 域住民の活動の幅が広がることにより地域の活性化が期待される反面、コミュニテ ィセンターへの移行時期やまちづくりを担う人材育成が進んでいないことなど課題 も多いとの説明があった。

https://www1.city.obama.fukui.jp/gikai/p000000zc_d/fil/50004.pdf

課題は人材育成がありますよね。

地域に人材のリソースがあるのか?そのようなニーズと意欲があるか?というとまだなんともわからないというところです。地域によっては、校区の公民館運営そのものが負担となっているところもあれば、本来の目的として機能できていないというところまで様々です。

むしろ無くなってくれた方が、「負担が減って助かる。」というコミュニティとして限界を迎えている地域コミュニティもありますよね。となると、こうした方がいいという答えはなく、各々のコミュニティで判断していくという印象を受けます。

一方で場所を求めている人がいます。気軽に使えて話し合える場所。教えたりするときに活用できる場所、営利事業がしにくいですが、塾てきなものならもっと緩くOKして欲しいところ。

書道教室は例えですが、プログラミング教室、音楽教室、英会話とか小学校区にあれば近くだから非常にありがたいと思いますし、講師も安くできるかも?なんて思ったり。

公民館自体、場所は非常にいいところにあるので、空間としてのニーズの掘り起こしできないものかなぁと。まだ議論は今後もしていくんですが、ボチボチやってみます。

ちなみにやっぱり、公民館もネット通わせてしばらく経ちましたが、快適です。w


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