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世界レコード

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生きることを仕事にするときに考えたこと、出会ったものたち
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2020年6月の記事一覧

文章の音色について

文章の音色について

これは思考と思索のただのnoteである。何か有益な「答え」が見つかったり、読後に塊が溶けたりするカタルシスがあるわけでもない。

わかりやすくもないし、愉快な動物がダンスを踊ってくれたりもしない。

端的に「読まれにくい」ことをあえて書いてみる試みのnote。

とくに深い理由はない。なんとなく、こういうのを書いておきたくなったから書く。ただそれだけのことだ。

あることに想いを巡らせる。自分で自

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みんなが好きだけど嫌いな、運の話

みんなが好きだけど嫌いな、運の話

ライターをしてると、いわゆる「成功者」の話を聞くことが結構ある。

これから書くのは「そういう話」ではなく、取りとめもない話なので安心してほしいのだけど。

「成功者」と聞くだけで、なんだかぞわっとする人もいると思うし、成功者? だから何? って興味ない人もいる。でも、完全無視できるかというと、やっぱりどこか気になるんじゃないか。

それは成功欲(そんな欲あるのかな)でもなくて、なんだろう。もっと

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ときどき名前の旅に出る

ときどき名前の旅に出る

ふと見た何かの商品だったり、ブランドの「名前」が妙に気になることがある。

なんでこの名前、ネーミングなんだろう。ピュアな疑問が突然浮かんでくる。ほんと、どうでもいいことなんだけど。

そういうのないですか?

べつに常に商品名とかブランドの由来を気にして調べてるとかでもない。ほんと不意に気になるのだ。何も思わないときは思わないのに。



この前も「メリット」がどうしても気にった。あのシャンプ

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未来を食べて生きることについて

未来を食べて生きることについて

禍が弱まっていくのに反比例して未来が僕をノックしはじめる。

トントンという昔ながらのノック音ではなく、ピコンというビジネスチャットのスケジュールを知らせる電子音で。

何月何日の予定はどうですか? 何月のこの週でご都合の悪い日を教えてもらえますか?

えっと。その日はこれがこうなってるから、何時から何時までなら調整可能で、この週はたぶんこの作業してるから調整はできるけど、できればここは集中してや

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「そういうのいらないんで」の時代

「そういうのいらないんで」の時代

時代を映すことばってあるなと思う。あるいは、ことばの中に時代の本当の顔が見えてしまうような。

どこに映し出されたことばを見てそう思うかっていうのは、学術的なのでもなく完全に個人の主観なんだけど。

僕の場合、就活の現場を通して若い子たちの時代を映すことばをなんとなく見てきた。

ライターとして採用というかリクルートメントの世界にも足を突っ込んで結構長い。終身雇用とか年功序列が崩れ始めた時期に大手

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