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#断片日記
静かなパーティーに行きたい
税務署で開かれるパーティーほど喧噪に満ちたものはない。
何言ってるんだろうと思われるかもしれないけど、僕が今までに経験したパーティーの中でも断トツで上位に来る。
基本的に僕は騒音レベルの喧噪の中で、何か誰かと話したいとは思わないので、できるだけそういう場所には近寄らないようにしている。それでも、ときには仕方なく巻き込まれる。
そのとき思うのは「カクテルパーティー効果」だ。カオスのように騒がし
呑みながら遅刻しました
人生なにがあるかなんてわからない。あたり前過ぎてヤギが一瞬、真顔でこっち見たけどまあそうなんだ。
noteの街で生まれた(というか発明された)楽しいお祭り、#呑みながら書きました も第7回。これまで第1回からずっとリアルタイムで参加してたのだけど、とうとう叶わなくなった。
おまけに後夜祭にすら間に合ってない。
それにはいろいろあって、そんなの完全に僕の個人的な事情なのでnoteに書いたって仕
フライパンで靴が焼ける少女
謎の一言メモが発掘された。
あれこれ錯綜して時間が溶けだすとこういう事案が多発する。本人も意味がわからない。本当に自分が書いたメモなのか疑惑すら湧く。
《フライパンで靴が焼ける》
そりゃ、フライパンで靴を焼こうと思えば焼けるだろう。良い子はまねしないほうがいいけど。いや、そういうことじゃない。
いくらなんでも僕だってフライパンで靴を焼いたりはしないし、その必要性もメリットもない。だとしたら
中野ブロードウェイで牛肉を
朝、歯を磨きながら、ふと思った。中野ブロードウェイで牛肉を買いたい。そうだ、今日は肉豆腐を食べよう。
肉豆腐とすき焼きはマイナーな部活とインターハイ常連の部活みたいだ。僕はなんとなく肉豆腐のほうに呼ばれる人生だった。
出掛けるために早速、着替える。
中野ブロードウェイに行くには、それに相応しい服装というのがある。これでも、服には気を使う。スーツとかトレッキングウェアだと、やはりなんか変だ。違
居酒屋で名前を失くした午後
居酒屋の順番待ちが、いまだによくわからない。なんだか自分だけがいつも忘れられている気がする。
いや、ほら最近の店はタブレット的なあれとかのシステムを操作して、べつに店内で無の時間を過ごさなくても、入店できるようになったらスマホに知らせてくれたりするけど、そうではない昔ながらの店では。
暑すぎる午後だった。街に覆いかぶさるように盛り上がっている積乱雲を見ていると、だんだんビールの泡にしか見えなく