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『会社、辞めます』を武器にする人

こんにちは、ふみふみです。

読んでいただき、ありがとうございます。

組織のリーダーや管理職の皆様は『会社、辞めます君』は
会社にいますか?

もし、今の職場でいたら、また今後に現れたら、とても厄介です。

なかなか手強い社員で対応にかなりの時間と労力を
取られてしまった過去があります。

僕は人材派遣会社に勤めていましたが
この辞めます君が、かなりの確率で現れました。



既に職場に現れてしてしまっている人も
まだ現れていない人も、今後の対策として参考にしていただければと
思います。



①『会社、辞めます君』とは!? 

会社、辞めます君なのかということですが
文字通り、会社を辞めたい!と言ってくる社員です。

ただ全ての退職希望者を指す言葉ではありません。

会社を辞めると言ってくる人の理由は様々ですが
大きく分けると3つの理由になります。

1.目標を持って、新しい職場で挑戦しようと思っている人
2.今の会社に不満があり、辞めようと思っている人
3.辞めるという行為を必殺技にして、給料UPなどを要求してくる人

もう、おわかりと思いますが、辞めます君の正体は3の人です。

僕は彼たちに、散々泣かされてきました。


②辞めます君はこんな攻撃をしてきます!

辞めるつもりは全くないのに、「辞める」というワード、行為を武器にして
チームや会社の弱みに付け込んだり、不毛な攻撃してきます。


僕の事例ですが前述のとおり、人材派遣会社に勤務していました。
炎上する言い方かもしれませんが、人材派遣会社は人間が商品です。

スーパーでいえば食品が揃わないと、商売にならないのと一緒。

人材派遣会社は人がいない、揃わない事には、売り上げが立たず
商売として成り立ちません。

新しい人をどんどん雇用することはもちろん
既存の社員が長く在籍してくれることで
安定した売り上げとなり、商売が成り立ちます。

なので辞めたいという人の話は理由をしっかり聞いて
退職しないように出来るだけ要望に応えて、考え直してもらうこと。

いわゆる引き留めることが日課となっていました。

そんな日々を送っていると、ある日突然に現れるのです。

『辞めます!!』という言葉とともに。


その後に続く言葉は大体同じ
「違う会社から、給料UPするので転職してほしいと言われました」
「同条件で違う会社が募集していましたので、そっちにいきます!」

こちらとしても、辞められては困るという都合もあるので
しぶしぶ要件を受け入れていた時期もありました。

しかし、ある時に僕は知ってしまったのです。
それが嘘であり、辞めるつもりは0だったことが・・

今もそうですが、人手不足の時代なので
『辞める』と言えば、僕や会社が慌てふためく。


それをいいことに、交渉材料として
悪い言い方をすれば、揺さぶるための武器にしていたのです。


③辞めます君が出現した時は

そんな辞めます君との戦い方は、
『辞めます』にという攻撃に対して
『わかりました!!』という即快諾による反撃です。

無駄に理由を聞くとかは一切しません。
こちらは残念そうな表情をしつつも、引き留める言葉は話さない。

辞めないことも、揺さぶられていることもわかってからは
一切、引き留めをしないことにしました。

更に快諾と同時にその場で
『退職までのスケジュールを今の内に決めてしまおう!』と
追加攻撃も加えることにしました。

この反撃で大抵の辞める君は、動揺し、大人しくなります。

中には「条件を見直してくれれば・・考え直します」などと
自ら必殺技を使ってくる人もいますが・・笑

こちらも攻撃の手を緩めません。
要望は聞くフリだけをして、一切受け入れない。

そしてスムーズに辞めてもらう。
そんな反撃をしていました。


辞めます君は会社にとって百害あって一利なしです。

これまでの経験上
・真っ当な理由で堂々と、交渉したり、要望を話すことが出来ない卑怯者
・一度揺さぶりを覚えると、味を占めて、同じことを繰り返す
・ちゃんと仕事をしなかったり、仕事をしているフリするケースが多い
・トラブルメーカーである
⇒半年に一回の割合で、社内外のトラブルを起こします。

・転職先の条件等も嘘なので、そもそも転職する気なんて全くない
⇒まともに相手にする必要はありません。

こんな社員であることが、ほとんどです。
なので会社に残ってもらってもあまりメリットがありません。

むしろ積極的に退職を推進しました。

人手不足で苦しい時代で、一人でも辞められると
売上が減って、業務量が増えるので悩み苦しみました。

そんな簡単に辞めてもらっては困る・・
それが出来たら、苦労はしない・・

そう思われる人もいると思いますが、彼らの対応にかかる
時間と労力は相当なものです。

この無駄な時間と労力を日々頑張ってくれている仲間や
高い意識を持って入社をしてくれる後輩に使う。

必要とすべきチームメンバーに力を注ぐこと。
害ある社員を排除し、頑張っている社員に力を注ぐ
これが結果的に健全なチームを作り出すことができる
ブラックマネジメント術です。


もし辞めます君が、会社にいるのであれば
割り切って、対応したほうが良いと思います。

④【余談】前向きな退職者にも同じ対処をした方が良い理由


余談ですが、辞めます君、退職を希望する人にも
同様の対応したほうが良いです。

特に
1.目標を持って、新しい職場で挑戦しようと思っている人

既に進むべき道は決まっているので「考え直して」などの言葉は
本人にとって心の負担にしかなりません。

「上司にキツい言葉を浴びせられるのではないか・・」
とか
「無理に引き止められて、時間がかってしまうのでないか・・」

こんな風に考えてしまいがちで
退職を申し出る時は、誰もが心が重いものです。

既に辞める意思は固まっている、何より前向きな転職であれば、
気持ちよく送り出すことが双方にとって一番ベストだと考えます。

良い職場だった、良い上司だったという思い出があれば
今の時代はいつの日か出戻りの期待だってあります。

良い退職を考えている部下を抱えている
管理職の人々はこちらも是非参考にしていただければと思います。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


今、管理職としてマネジメントに悩みがあれば
一緒に解決しませんか?


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