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トモバレorトモバレナイ 超能力者三竦みバトル (2023.9.5)

人と喋ることが好きです。

わたしは別に、世間一般的におしゃべりと言われるような人種ではありませんが、信頼できる仲間たちとならよく喋れます。

まあ男子と目を合わせて喋るのはちょっと気まずいですけど……そのくらいですかね。

男子も、ノリが合わないことはありますけど、話すこと自体は好きです。ノリが合う合わないで言えば、女子も一緒ですし。


今日はわたしの部活について話そうと思います。

まあまあ珍しい部活のため、都道府県内で絞り込まれたら一発で情報が特定されるので、どんな活動内容かは言いません。

ともかく文化部です。

わたしはこの部活に1年生の3月から、つまり約半年前から在籍しています。入部当初はまあまあ人数がいたのですが、先輩達が引退し、今では片手で数えられるほどの人数になってしまいました。

後輩はたった1人しかいませんし、近いうちに廃部かもしれませんね。

そんなわたしたちは、普段週3日で活動をしているのですが、その活動の中には大きな問題があります。

週3日と言えど、実質は週1日に満たないのです。

なにせ、雑談をしている時間が多すぎるのですから。


あまり活動せず、毎日部室に置いてあるお菓子を食べて談笑する日々……

こうして書くと、いまは昔、漫画やラノベで大量発生していた謎部活もののような日々ですが、はい、実際そうです。

だからこそ、「わたしは誰にも施さない。 だから、何も受け取らない。 ありとあらゆるものを拒絶する」というわたしに残された最後の矜持を断ち切って、部活動に入ったのでした。

だって、楽じゃん。

話も合うし、楽しいし。


今日は途中から3人体制になったので、
「時間停止」派
「瞬間移動」派
「透明人間」派
の3組に分かれて、どの能力が1番強いかをプレゼンしあいました。今日はその様子を日記として書きたいと思います。

ん?
友達2人に許可は取ったのかって?

取りましたよ、もちろん。
快く了承してくれました。

ただし、こう言われました。
わたしの書くNOTEに興味がある、と。

わたしは言い返します。
教えない、特定してみな、と。

さあ、すでにバトルは始まっています。

わたしはこのNOTEに、今日の議論の内容を(全部じゃないですけど)公開し、わざと2人が特定しやすくなるような状況を作ります。
そうやって自分で自分の首を絞めていくのです。

なぜ? ドMだから?

いえ、マゾではありません。
初めての検索は若干2歳。親のガラケーを巧みに使いこなし、勝手にYouTubeでアンパンマンの動画を見ていた者。「完全一致」と「マイナス検索」、「日付絞込」を使いこなし、この世のありとあらゆる情報を検索し尽くす『検索神』の異名を持つこのわたしならまだしも、一般検索者である彼女らには、いくらヒントを与えようと特定などできるはずがありません。

要はこれはチキンレース。

友達にバレるかバレないか己の度胸を競う、ある意味で自分との闘いなのです。


それでは……早速議論の展開を書いていきたいところですが、さすがに全部書くと1万文字を優に超えてしまうので(すでに1200文字)、わかりやすく、ざっと主張を残します。

と思ったら、結構長くなっちゃったんですけど。まあお付き合いくださいませ(←書き終わった後のわたしです。未来人)。



Aちゃん(同級生・瞬間移動能力者)の主張。

  • 瞬間移動は通学時間などを減らせるので超便利。あと、忘れ物をした時などにも役立つし、移動費もかからない。地球の裏まで一瞬で行ける。

  • ただ、連続で移動しすぎると酔いそうだけど……。

  • でも、最初にあげた利点が利点すぎるので、他の2つの能力には負けないと思う。

こんな主張でした。

瞬間移動をしすぎると酔う(瞬間移動酔い?)という持論が正しいのか否かは瞬間移動能力者じゃないのでよくわかりませんが、それ以外は概ね納得です。

日常生活において、あまりに非の打ち所がない能力ですので、異論はありませんでした。わたしもさすがに噛みつけません。



Bくん(後輩・時間停止能力者)の主張。

時間停止には、「体感10分間時間を止めることができて、次に止めるまでに同じく10分かかる」という制約をつけました。

DIOの『世界』の4000倍なので、単純計算で4000台のロードローラーを敵の頭上に落とせることになります。

まず第一の主張。

  • 10分おきに10分間時間に止めていれば、体感時間は2倍に増える。その時、試験前の勉強などし放題。

これに対してはAちゃんから反論が入りました。

「時間を止めているからと言って、生きている以上寝ないわけにはいかない。勉強にはいいかもしれないけれど、その分体力の消耗も増える」

「何より、時を止めた世界を生きているのなら、外から見た寿命が半分になってるってことなんじゃないか。きみはそれでもいいのか」

そのBくんの反論は、「別にいい」とのことでした。
強すぎる。

続いての主張です。

  • 時間停止は犯罪に使える。

  • 気に入らない奴が目の前にいた場合、実際に殴っても許される。時間を止めているのだから誰も気付かないはずだ。

  • 泥棒だってできるし、事件を起こした後証拠を残さず逃げることも可能。アリバイを作ることも可能。

  • そして何より、女湯を覗ける。

部活メンバーとは、卒業後も定期的に集まりたいと思っていますが、この後輩は呼びません。

きっと犯罪者になっています。

犯罪をするのは悪いことだ、という大前提は一旦無視し、『犯罪に使える=素晴らしい』というBくんの理論を打ち砕くために、わたしは異議を唱えました。

これが異議であり、なおかつわたし(透明人間)の主張です。

  • もし君が女湯を覗きたいのなら透明人間になったほうがいい。

  • 時間停止での女湯への潜入はほぼ100%成功するため、リスクがまったくない。しかしその代わりリターンも低い。

  • なぜなら今回の討論では、時間停止は10分間しか有効に作用しないものとなっているからだ。

  • 10分が経つ前に風呂場から逃げ出さなければならない。

  • その点、今回透明人間は時間制限がない。いつまでも心ゆくまで裸体を鑑賞できる。それも、動いている裸体を。

  • 但し、時間停止と違って物音や振動などで誰かに見つかる可能性がある。しかしこれはほぼ無視していいようなものだろう。

  • スリルがある分、むしろ時間停止よりも女湯への潜入に向いているのではないか。

こんな主張をしたのです。

論破しました。 

が、もちろんわたしは男の夢である女湯への潜入を肯定するわけではありません。明確な犯罪ですし、否定します。まあどちらの主張にしろ、大声で叫んだりはしませんけど。


そして最後にわたしの主張(真)です。

透明人間の利点……透明人間の利点……あ、あれ?

透明人間の利点、犯罪しかなくね?

わたし、犯罪しなきゃいけないんですか?

元々この議論、『瞬間移動』『時間停止』『時間停止』の3つしか選択肢がなかったので、最後の人は強制的に残った1つで主張しなきゃいけないんですよね。

先に他の2人が決めたので、透明人間を選ぶしかなかったわけですが、まあ透明人間で優勝できるでしょうと思っていたんですよ。

舐めてかかっていました。

え、だって、透明人間の利点、犯罪以外にあります?

でもさすがに犯罪のメリットで勝っても嬉しくはないので、わたしは頭を捻らせ、なんとかメリットを絞り出します。


うーん。

じゃ、わかりました。

わたし、実は演劇部です!
演劇部なので、黒子をやらなきゃいけないのですが、それを『見えない黒子』としてやったら便利じゃありません?

Aちゃん「いや、黒子もれっきとした舞台の役の1人だし、それが芸術の一部だから、見えない必要はない」

まあ、そう言われるとそうかもしれません。


あー、えーと。

わかりました。

わたし、実はマジシャンです!
便利ですよね、ガチ透明人間マジック。種も仕掛けもない真実の奇術でお金を稼げますよ。

Bくん「いやあ、それでも瞬間移動の便利さにはなあ」

時間停止、諦めてますね。
でもたしかに、マジックというのは限定的すぎますか。


うーん、あー。

わかりました。

Bくん「わかりましたじゃないですよ」

じゃあわたし、超バズってる写真家のインスタグラマーです!

透明になって自撮りをしたら、自分の姿が消えて風景だけ撮れるので、便利ですよね。

Aさん「普通に撮れよ」


いや、でも透明人間は誰にもバレずにどこへでも潜入できるので、奪い出した自衛隊のスナイパーライフルを所持してるんですよ。

ってことは、時間停止能力者も瞬間移動能力者もスカイツリーの上から狙撃できますよ?

Aちゃん「何が?」
Bくん「なんで遠くから撃つんだよ、近接戦闘で戦えよ」

まず、自分の体が見えないというのが狙撃において非常に有利ですし、たとえ時間を止めても遠くじゃ追いつけないと思うので、10分のクールタイムの間に狙撃します。

Bくん「どうやって狙撃するんすか。狙撃って2人1組でしょ?」

透明人間は両眼を同時に効き目にできるので、観測手(スポッター)なしで狙撃が可能です。

Bくん「そんな設定はない」
Aちゃん「瞬間移動使いなので、弾道から狙撃地点を予測して移動し、直接殺します」




終了!


どうやら優勝は、瞬間移動のAちゃんのようです……さすがに今回は条件が厳しかったですが、本気で毎日対策を考え、ディベートとしてやるなら勝ち目はあるんですかね?

いや、難しいか……?

うーん、難しいですね。ともかく今回はわたしの負けのようです。

負け……うん? 負け?

いや、違う。まだです。

まだだ、まだ終わってない!

本当の勝負はここからです。
わたしとの勝負、Aちゃんとの勝負、Bくんとの勝負。すべての戦いはこれからです。

2人にバレるか、バレないか。

書くべきことはすべて書き尽くしました。

それではバレるかバレないか本当の戦いを始めましょう。

わたしはこの日記にまあまあ恥ずかしいことを書いている気がするので、バレたら嫌です。

さあ、どうなる!!!!!


(バトル開始)

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