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双子妊娠したら #1 スケジュール確認

妻から「双子育児をするパパの記事を書いてほしい」と頼まれた。
困る。
人生かれこれ30年、仕事の資料以外で他人向けに記事を書いた記憶など、中学生まで遡らないとない。

初稿は、双子妊娠中に何をしてたのかを書いてほしいとのこと。
妻の記事はこちら:

双子妊娠から出産までの期間について、上記記事に返信する形で夫の目線からまとめる。

目次
・出産スケジュールの概観
・1ヶ月以上の入院に備えて
・終わりに

出産スケジュールの概観 

まずは基本中の基本のおさらいから。妊娠期間の数え方。
「妊娠した時の前回の生理から何週経ったか」でカウントする。

一般的な単胎児妊娠の場合、いわゆる「十月十日」、つまり40週が平均的な出産予定日となる。
しかし双子の場合、胎児がここまで長くお腹の中にいれないので、平均して1ヶ月程度早まることを覚えておく。

我が家の場合。
出産は34週に総合病院にて帝王切開で実施した。
妻が頑張ってくれてギリギリまで引っ張った方だが、それでも双子の体重はそれぞれ2400g台でギリギリ低体重児用NICUに入らないぐらいであった。
(出産する病院までの転院の経緯や出産当日の話などは別記事に譲る)

双子のお父さん向けに、まず取れるアクションとして:
まずはいますぐ、手帳ないしカレンダーを開いて、奥様から言われた日付に星をつけること。
最初の山場は、16週の安定期まで。それまで奥様のつわりとの戦いを全力でサポートしよう。

1ヶ月以上の入院に備えて

単胎児妊娠に比べて、双子妊娠は母体や胎児への負担が大きい。
緊急時にいつでも対処できるよう、出産前1-2ヶ月から病院に管理入院をすることが一般的。
よってお父さん側は、お母さんが入院で1ヶ月以上いない状況でも、現行の生活を成り立たせつつ、双子が来ても受け入れられるような態勢準備をする必要がある。(用意すべき新生児用のアイテムなどは別記事に譲る)

我が家の場合。
3歳児の長男がいたため、妻の入院中は、自転車で20分ほどの距離の妻の実家に寝泊まりしていた。
毎朝長男を保育園に自転車を漕いで送り、自分はそのまま自宅に戻ってリモートワークの仕事をする形だった。
長男には、事前に「ママは子供を生むのがすごい大変だから病院に行かなきゃいけないこと」「病院の中には入れないから電話で応援しよう」などを言い聞かせていた。そして入院日当日には一緒に妻を病院まで見送り、入院中の週末は必ず動物園などどこかに遊びに行っていた。
(といってもそこは3歳児なので、日々の生活でもよく我慢してくれていたが、ある朝起きた時に「どうしてもママに会いたい」と癇癪を爆発させていたが)

双子のお父さん向けに、まず取れるアクションとして:
まずは出産1-2ヶ月前の仕事の状況を予想することをお勧めする:現在のプロジェクトはどうなっていそうか?決算時期に近いだろうか?ボーナス査定や部下の評価などは近くないか?
もし今回の双子育児が初めての育児経験なのであれば、入院中いつ緊急出産が起きても大丈夫なようにしなければならない。
逆にすでに第一子や二子がいるような場合では、ワンオペ育児なり実家に頼るなり対応を計画する必要がある。

終わりに

書いていて思ったことは、我が家はすでに長男で育児経験があったことが非常に大きかったということ。
育児デビューの時を振り返ってみても、出産前に「ここまで準備できれば十分」」というラインはなかったと感じる。
どんなに準備しても、初めての育児では想定外のことしか起きない。
育てながら対応していくしかない。
ましてや、もしその初めての経験が双子育児の場合、どれくらい大変なのか正直想像もつかない。
これから書く記事が、少しでも双子育児に奮闘するお父さんの力になればと願っている。
次回は産育休の取得について書く。

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