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防腐剤等の面白い話

化粧品でよく
「無添加!」と謳っているメーカーさんをお見かけしますが、

無添加の意味も浅くザッと見ての無添加なのか?
(マーケティング目的なのか)
とことんまで追求して、こだわっての「無添加」なのか?
そもそも何をもって無添加とするのか?

掘り下げるときりがないのですが、
先日お伺いした化粧品製造会社様の工場見学をさせていただいた際に、伺った面白い話をシェアできたらと思います。

関西で弊社のFORISAの全成分表をチェックしていただき、直接研究開発者の化学の専門家と討論させていただきました。

FORISAの成分のお墨付きをいただいたのは良かったのですが、
成分を安定させるための成分や防腐剤などについて、ちょっと目からウロコの話がありました。

全成分表をチェックする際に、防腐剤などがてんこ盛りだと
「うわっ、お肌に悪いものこんなに入れてる!」と目くじらをたてる方もいらっしゃると思います。

昔の私がそうでした。

だけど、2-3種類しか入れていない、
しかも化粧水に…となると、
その防腐剤の濃度が濃くなるのですよ。

数種類だとどれも少しずつの配合量となっている。

これも防腐剤少しずつ、種類が多い方が良いのかというと、これまたそうではなく、

種類が多いと、お肌がすごく敏感肌な方だと、かぶれてしまう成分に当たってしまう確率が高くなるし、
種類が少なくて濃いと、少しピリピリ刺激を感じる場合もある。

本当に個人差で難しい問題なのだそうです。

私が個人的に思ったのは、
少しずつの防腐剤や安定剤を入れた方が良い感じがしました。

防腐剤無添加というのは100%オイルだと可能ですが、水分が入ると腐るのでやはりなんらかの防腐対応をしないと、怖いですね。
(その点冷蔵庫保存とか、消費期限を設けたりなど、工夫をしているメーカーさんは素晴らしいと思います)

日々精進だなと感じた日でした。

(原文:2017年10月24日記)