慈雨。

画像1 庭先の小さな山椒の木に、山椒の実が付きました。傘をさして、傘に当たる雨音を聴きながら摘んで来て…下ごしらえ。胡瓜が採れ始めたので、糠漬けを始め様と思います。糠床に山椒の実を入れると人に聞いたので、少し入れてみようかなぁと思って。残りは冷凍して、佃煮にしようと思います。
画像2 台所から家中が、山椒の清々しい香りに満たされる中で…お菓子作り♪この前は『青梅』をかたどったお菓子を作ったので、今度はそろそろこんな時期かなぁと『あんず』をかたどったお菓子、作ろう!って思ったのです。
画像3 白餡に杏ジャムを加えて、ちょっぴり甘酸っぱくして、杏色に食紅で色付けした餅生地で包み、可愛い杏が15個並びました。
画像4 私は茶道はたしなまないけれども…懐紙入れをバッグに入れて季節に合わせた懐紙を入れて持ち歩いています。素敵な懐紙を見つけるとついつい買ってしまうのです。どれにしようかな…。
画像5 柳に蛙の絵柄と、瓢箪の浮き模様の懐紙にしました。ペーパータオルや、ちょっとした包み紙、便箋や等々…何かと便利で、ちょっと素敵だから懐紙が好きな私です。
画像6 窓辺で白猫まるちゃんが、お餅みたいにペタンコになって寝ていて…銀色の雨の音を一緒に聴いていました。やおら起き上がり、伸びをするまるちゃん。
画像7 私は、東山魁夷画伯の日本画がとても好きです。唐招提寺障壁画の1つ『山雲』も好きな作品のひとつ。
画像8 季節外れと呼ばれる暑さが当たり前の様になり、梅雨だと言うのに雨が遠のく日々。そこに降る雨は優しくて、木々達がほぉ〜っと安堵して溜め息をついたかの様に山霧が立ち上るのです。それははまるで、東山魁夷画伯の絵画の様だといつも思います。
画像9 千変万化。山霧の様子は水の流れの如くとどまらず移り変わるから、見飽きる事がないんです。二階の窓辺に腰掛けてその様を見ていたら雨が上がりました。
画像10 慈雨と言う言葉の響きが好きです。今日の雨は、本来の『慈雨』が意味する雨ではないのだけれども…自然災害が起きる位の雨には畏れを抱くけれども…今日の雨は、優しくて『ほら…ひと休みだよ』と言われている様で…だから『慈雨』と呼びたくなるのです。

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