『がいこつさん』の段／金曜日「絵本たちのいるところ」2021.6.18／譜面合間日誌（平日）

こんにちは。
「譜面合間日誌」金曜日担当の河﨑です。
みなさん記憶ははっきりとしていますか？
私は最近忘れっぽくなっているようなきがしています。
覚えていなくていい過去の恥ずかしい思い出なんかはずっと頭の中にあってふとした瞬間に思い出してうずくまりたくなってしまいます。
この書き出しも何かをモデルにして書いていたような気がしますがいつの間にか何を元にしていたのか忘れてしまいました。
そんなわけで、今回紹介する作品はこちらです。

『がいこつさん』

作・絵：五味太郎
訳：谷川俊太郎
出版社：文化出版局
発行年：1982年

あらすじは以下の通りです。

がいこつさんが目をさましました。忘れていることを思い出そうと街中を歩き回って、最後にデパートのトイレで……。かわいいがいこつさんのお話です。
（がいこつさん｜えほんナビ）

何故だかどこを探してもあらすじが淡白なものしかありませんでした。

あらすじ消化不足で、お話が気になる方はぜひ読んでみてください。

五味太郎さんらしい素敵な色合いで一見ポップに見えますが、忘れていることを思い出せないがいこつさんの一挙手一投足が、どこか切なく感じます。

私たちもいずれ忘れがたい何かをがいこつさんのように思い出せなくなってしまうのでしょうか。

さて、がいこつさんはなんとYouTubeにアニメーションがアップロードされています。

絵本は何通りもの楽しみ方があります。
読む、聴く、見る
是非色々試してお気に入りの楽しみ方を見つけてみてください。

それでは。お元気で。
良い週末を。

【今週の何か】
譜面合間日誌木曜日「父と娘の隣でドラマ」でも紹介されていた『大豆田とわ子と3人の元夫』今週の最終回、最高でした。

主題歌もばっちばちです。STUTS最高。