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「良し悪しに聞こえるだろうけど...」

こんにちは、ふるぽてくんです。
noteを始めてから3週間ですが、こんなにたくさんの方にみていただけるとは思ってませんでした。平日は本業があるので基本的には週末だけの更新となりますが、続けていきますので引き続きよろしくお願いいたします。


【定例】おすすめされた本コーナー

ふるぽてくんブログでは、おすすめされた本コーナーを定例化しています。
本は、紹介者とのコンテクストの共有や苦しい時の道標となり、成長の手助けをしてくれます。
すでに読んだことがある本が多いと思いますが、もし新たな出会いになればいいなと思い、続けていきます。

第8弾は、「苦しかったときの話をしようか」です。
子供の頃は、人との違いは"時間と努力で解決するもの"だと信じてやみません。「あの子は身長が高いけど、時間が経てば自分も大きくなるだろう」「今はテストの点数で負けているが、努力すれば追いつくだろう」「人前での発表が苦手だな、慣れてないだけかな」そんな風に捉えることが多いでしょう。

大人になるにつれて、周囲より秀でた分野や劣る分野を少し自覚し始めますが、場所を変えれば秀でていると思っていた分野で全く歯がたたない人が現れたり、劣っている分野が打ち消される環境に遭遇したりと、メタ認知しづらい出来事がたくさんおきます。

そして、そのまま社会にでます。「強みを伸ばせ」とみんながいいます。一方で「こうあるべき」を押し付けられます。そんなあなたにこう語りかけてくれる本です。

「苦しかったときの話をしようか」
ぜひ読んでみてください。

【本文】受け手にとってのフィードバックの本質

なにかしらの責任を担う人は、メンバーに対してフィードバックすることでその務めを果たそうとします。それは、親が子供に対して行うものも、先生が生徒に対して行うものも、上司が部下に対して行うものも全く一緒とはいえないですが、近いものがあるように思います。

フィードバックは意図せず、良し悪しといった二元論になりがちです。それをしてはダメ、テストの点数が悪い、最低評価がつく、そして他人と比較し、矜持が傷つけられます。

社会に出た僕もフィードバックを拠り所に「正しさ」を追求する人間でした。右も左もわからない時には、ベクトルが定まり出力は安定しますが、次第に偏りと誤りが生じます。しかし、それに気づくことが不可能なほどにメタ的な思考ができていませんでした。

そんな時に、1人の上司のフィードバックが考え方を変えるきっかけをくれました。
「ふるぽては、A(同期)と比べて報連相の間隔が長い。Aは行動レベルで連絡してきて都度修正している。たまにわけわからない質問をしてくるけど。ふるぽては精度は高い時はいいが、大きな手戻りが発生する進め方でもある。」

僕は「すみません。」と発しました。すると
「いや、違う。今日伝えたいのはそこ。他人のフィードバックを指摘だととらえないこと。先輩から言われると良し悪しに聞こえるだろうけど、それは違う。もちろんお客様に嘘をつくなどの時は良し悪しだけど、あくまでも今日は特性の話、自分の特性に自覚的になることが大事だよと伝えたいんだ。ふるぽての進め方が手戻りが発生する可能性が高いということを自覚しておけば、行動が変わるだろう。別に間違っていると言いたいわけじゃない。」

「話は変わるが、最近男性性、女性性みたいな話を社長がしてただろう。あれも、どっちが良い悪い、自分はどっちだろうと考えるのではなく、両方持ち合わせていて、どっちの比率が高いだろうとか、どんな時にその性質がでるんだろうと自覚することが大事なんだ。」

ビジネスシーンにおいて良し悪しで判断する場面は、原理原則や商道徳からの逸脱のほかあまりないなぁと今では思います。それ以外はみな各自の拠り所からその時点の考えを引き出しているに過ぎないのだから、誤りもあれば偏りも生じます。

だからこそ、フィードバックを素直に受け入れたあとは、自分の頭で思考し、フィードバック者の立ち位置や思考をメタ的に捉えたり、自分の癖に自覚的になることが大切だと考えています。

また、僕自身がフィードバックする時は、上記を踏まえて前提をすり合わせた後、行うことを意識しています。以上、人生を変えてくれたフィードバックでした。

【さいごに】自己紹介

【紹介文】
僕はフルーツとポテトが好きだ。 ただ、目の前に欲しそうな人がいるとあげてしまう。 人を応援することと喜ばせることが好きな僕は、時に不安を抱える「野良の総合職人材」になっていた。不安を抱える総合職サラリーマンと共に来るべき未来を信じて。

「チャンスの神様は前髪しかない」という言葉はよく聞きますよね。通りすぎたらもう掴めない、だから積極的に取りに行こうと教えてくれます。それと「大きなチャンスは人生に数回だ」とも振り返って伝えてくれる方もいます。しかし、日々の先輩からの教えなど、小さなチャンスは何度もきてくれているのではないでしょうか。その積み重ねが大きなものになれば、それで十分ですよね。

「チャンスの神様は前髪しかない、でも小さなチャンスの神様は何度も目の前を通り過ぎている」
たくさん掴んで話さないようにしましょう!

今週も無事に2連投できました。
いつも読んでいただきありがとうございます。


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