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2021.7.6(火)✿本棚は乱れても心は乱さずに✿

今日の学童日記のあとがたりです。
子どもが片づけが苦手で悩んでいるお母さん、お父さんは多いと思いますが、学童クラブももちろん同様です。

最近の学童の傾向として、「本の損傷が激しい」という課題があります。図鑑や児童書、マンガなど様々な本が置いてありますが、偶然とは思えないようなページの破れ方をしているのです。

子どもにとってはデリケートな素材の「紙」でできた本。片づける際やちょっとした扱いの時に破れてしまうのは仕方がないかもしれません。しかし、そうならないように扱ってほしいことは、大人として伝えていかなくてはいけません。

ただ、単に「大切に使って!!」と呼びかけたところで、改善するわけではありません。(何も言わないよりは、声掛けすることは大切です)

表紙が本体とくっつくようにブッカで覆ってあげること、破れた表紙は子どもと一緒にテープで修繕すること、本棚をぎゅうぎゅう詰めにしないことなど、環境を整えてあげることが必要です。

今日、破れてしまった本を僕がテープで直していると、自然と近くにやってきて手伝ってくれる子がいます。「何やってるの?」と聞いてくるので、本がケガをして泣いてるんだよね。だから手当てしてるの」と答える。

すると、「ええー、かわいそう。私もやる!」と言ってくれます。
自ら行動を起こしてくれる子がいれば、その灯を広げて少しずつ他の子の心に行きわたらせていくことができます。毎日がその第一歩です。

子どもの心に自然と「本を大切にしよう」いう考え方を浸透させることが大切です。決して、大人からの強制ではなく、自分から物を大切にする行動を起こせるようになってほしいですよね。

まだまだ伸びしろたっぷりの子どもたち。前向きに考えてやっていきたいです。今日もお疲れさまでした。

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