見出し画像

2021.6.30(水)✿大きな課題と、成長と✿

お疲れ様です。本日のあとがたりです。
今日も手ごたえたっぷりの一日でした。

最近は僕の大好きなサッカーが子どもたちにも浸透し、自由な遊びの中でも子ども同士でチーム分けをしてサッカーのゲームを楽しむようになっていました。そこまではいいのですが、ルールは統一されておらず、よく言えば子どもの世界で楽しめている。悪く言えば「全員の自分ルール」。

そして少しサッカーをかじった程度の子(3年生)が多少ルールを知っているので、実権を握ってジャッジをし、自分に有利になるように好き勝手にやってしまうことが見られていました。

そんな背景を踏まえて、ルールをある程度統一する意味でも、スポーツマンシップを身に付ける上でも、みんなでサッカーをやろう!という時間を作ったわけです。対象は2年生、3年生です。

しかし、そこには大きな問題が待ち受けていました。
準備体操が始まるときから、並べない。話が聞けない。誰が前に並ぶかで揉め、悪口を言い合い、いざこざがすぐに勃発する。(校庭が校舎から少し離れている関係で、遊びに行く子はしっかりと列を作って歩くことを習慣化しています。)

これがうちの学童を引っ張る上級生かと思うと正直悲しくなるとともに、「これは本気で話をしなければ」と感じました。久しぶりに、理性をすこし取っ払って話をしました。

友達に対して嫌な思いをさせるような人が、並ぶ順番の譲り合いもできない人が、これから集団スポーツをしたってうまくいくわけがない。グラウンドには行かせない。スポーツをする資格はない。

と話し、最後は
思い通りにいかないからって他人にあたるな!!自分勝手に生きているのもいい加減にしろ!!!!

と、持っていたバインダーを地面にたたきつけました。

シーン、、と静まり返る廊下。

少々やりすぎたかもしれません。しかし、今言わなければいつ言うんだという気持ちでした。少し、他人に厳しく自分に甘いのがうちの子たちの特徴。よく言えば「自分の意見をはっきり言える」とも取れるのですが、それはそれ、これはこれです。

・人のせいにしない
・多少のうまくいかないこともイライラしない
・他人のミスは責めるのではなく励ます
・負けても相手を認め、最後の挨拶を行う

これを目標に、試合をはじめました。(ようやく)

すると、今までの小競り合いが嘘のように、お互いを励ましつつ全力でプレーする子どもたち。素敵な声掛けとそれに感化されるようにいいプレーが見られました。

ゴールが決まった時の歓声と子ども同士でハイタッチしている姿は、見ているこちらが笑顔になります。

絶対に、やればできるのです。
自分の気持ちを押し通すその意志の強さと同時に、他人のことを認められる気持ちを育てれば、きっとあの子たちは大きな花を咲かせるでしょう。

大きな課題と、今日一日での成長を実感したジェットコースターのような日となりました。

しっかり休んで、また明日。それではおやすみなさい。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?