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2021.6.23(水)✿怒っている子には優しさを✿

学童日記の更新です。
今日は(も?)濃い1日で、とにかく疲れた!!本当によく頑張った。

今日学んだことは、「イライラして問題行動をしてしまう子にいきなり叱るのは逆効果。まず与えてあげるのは優しさ」ということ。

昨日、集団遊びで一人だけ鬼が回ってこなくて泣きながら帰っていったCちゃんについて。なんと、昨日一緒に遊んだ同学年の女の子を睨みつけながら学童に来たのです。「あなたが私を鬼に選んでくれなかったからだ」と言い、なんと朝からずっとこんな調子で敵意むき出しで睨みつけているとのこと。

そんなに怒りが長続きするのもすごい…

たまたま遊びの流れでCちゃんにだけ役が回ってこなかったので、完全に逆恨みの構図です。相手の子からは「Cちゃんが怖い!!」と助けを求められました。とりあえず話を聞こうと思ってCちゃんに「あのさ…」と声をかけると、その鋭いまなざしはキッと僕の目を捉え、「なに!?」と一言。それは

「私に何を言うつもり?叱りに来たなら反発するぞ」
と言わんばかりの目をしていました。

もし話ができるようなら、「昨日のことは昨日のこと。気持ちはわかるけど整理をつけなきゃいけないね」という話をしようと思ったのだが、この目を見て、今正論を言っても反発されるだけだと思い作戦変更。

「そんなに怖い顔してどうしたの。心配だから話しかけたんだよ」「昨日のことをまだ気にしてるの?」「今はどんなことでイライラしているの?」

と、警戒心を解いてくれるように努めて話しかけました。すると「みんなが私のことだけのけ者にしたんだよ。それを謝ってほしいの!」と言いました。先ほど書いたように、それは少し本人の拡大解釈(被害者意識)が混ざっているのですが、ここでそれを指摘しては台無しです。

その後は、

「そう思って怒ってるんだね。話してくれてありがとう。」
「怒っていると、疲れるよね。朝から怒ってたんでしょ。この辺で心を休ませてあげようか。」
「Cちゃんは今怒っているでしょ。怒っている人は、心に栄養が足りていないんだよ。普段は優しいCちゃんのことをおれは知ってるよ。だから、優しい心を一回取り戻そう。」
「取り戻すには、笑うのが1番だよ!」と言って、いきなりくすぐってみました。

不意を突かれて大笑いし始めるCちゃん。そしてすぐさま、10倍返しくらいで仕返しをしてくる。その時の表情は笑顔になっていました。

そこで、抱きしめながら「昨日は誰もCちゃんのことをのけ者になんかしていないよ。昨日のイライラを思い出すよりも、今日楽しいことを探すんだよ。」と声を掛けました。

すると「…わかったよ」という返事が返ってきました。「時間がかかってもいいから、仲直りするんだよ」と声をかけておやつを食べる部屋へ送り出します。

10分後、Cちゃんの様子を見に行くと、やり合っていた2人が同じテーブルでおやつを食べる姿が!!どうやら仲直りできたようです。

そのあとも2人で一緒に遊んでいました。

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今日のこのケンカの仲裁をしていて思ったこと。それは

子どもに自分の言葉を受け入れてもらうには、その子の心に、言葉を聞き入れるスペースを作ってあげないといけないということ。

イライラしたり興奮している子は、心にバリアが張られた状態です。そこに「やめなさい!!」と言葉をぶつけても、跳ね返されるだけ。

まずは心のバリアをとってあげることが必要なんだなと。
その子のことだけを見て、傾聴・共感することが大事ですね!!

さて、明日はどんなことが待っているだろう。
いろんな大変なこともあるけど、1年後、2年後はもうこの子たちは学童にはいないのです。思い切り関われるのは今だけ。そう思うと毎日会うのがうれしいし、頑張れます!

長文になってしまいました。今日もお疲れさまでした★





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