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【社員インタビュー】飲食事業担当:オルゲイト有紀の場合

札幌の事業企画会社株式会社FULLCOMMISSIONのnoteです。当社のプロジェクトや社員の紹介をしていきたいと思います。広く当社の活動を知って頂き、一緒に働く仲間や共同事業するパートナーの方と出会えたら最高に嬉しいです。

本日は社員インタビュー第4弾です。

2017年からFULLCOMMISSIONにジョインし、弊社の飲食事業を初期から支えてきたオルゲイト有紀に話を聞きました。コロナ禍での飲食事業の苦難や、入社して今もなお新規事業に挑む彼女の心境を聞いてみました。

ーオルゲイトさんの入社のきっかけを教えてください。

私が入社したのが2017年の秋ですが、ちょうど結婚をした歳でもありました。結婚まで夫と世界一周をしていた経緯もあり、日本での就職先がまだ決まっていませんでした。世界を周ってきた経験を生かせる職場は何かないか探していたところ、当時ゲストハウス事業を始めたFULLCOMMISSIONと出会い、応募したのがきっかけです。名前からして面白そうでしたよね(笑)

FULLCOMMISSIONと謳っているんだから、自分の努力次第で上に行ける環境なんだろうなと勝手に予想していました。

ー今までのキャリアはずっと飲食だったんでしょうか?

最初はデザインに興味があり、高校卒業後はアパレルで働いていました。しかしながら、担当が販売ということもあり「したい」と思ったデザインはできませんでした。働いたのは3年くらいでしょうか。当時は自分に嘘ついて頑張っていましたね。

ちょうどその時に、北海道にカフェブームが来ていたんです。
周りの若い子たちは、喫茶店から皆おしゃれなカフェに行っていました。ここでおしゃれなカフェに就職するのも考えましたが、しっかり基本から飲食を学びたいと思い、ホテルのホールスタッフに就職しました。

が、そこもうまく続かず…(笑)

もっとコアなサービスがしたい!と思い立って他のカフェも掛け持ちしていましたが、理想と現実のギャップに、いろいろなお店を転々としていました。

ー元々料理は好きだったんでしょうか?

料理は小さい頃から好きでした。
お友達をお家に呼んでパーティーしたり、手の込んだ料理を作ったりしてましたね。でもこれを「仕事」にする場合、飲食業界には名だたるシェフがいるのをたくさん見てきたので、自分がそうなれるとも思っていませんでした。専門学校に行ってもいなかったですし。

だから最初は諦めていたし、自分が料理をするという頭はなかったです。

ー海外に興味を持ったきっかけは何だったんでしょうか?

カフェや飲食の仕事を転々としていた時、ちょうど働いていた飲食店のオーナーから「有紀は海外が似合うと思うよ」と言われたのが一番のきっかけでした。自分的にもいろいろいいタイミングでしたし、いっそのこと全てまっさらになって、一歩踏み出してみよう!という気になって行った先が「シェアハウス」でした。

シェアハウスへの引っ越しが転機となり、そこからたくさんの出会いやお話を聞き、人生観を180度変えることができました。それをきっかけに、オーストラリアにワーホリに行くことになり、現地の寿司シェフで働くことになったんです。

オーストラリアに行った時に感じたのは、日本料理を日本人が作っているわけでもなく、国際色豊かな人たちが日本料理を母国の味にアレンジして料理しているのを見たんです。

そういうのを見て、昔からあった「日本の味噌汁の食べ方はこう」とか「料理はこの順番でやらなくちゃいけない」とかそういうのを根こそぎ覆されました。でも、これがちゃんと美味しくてお金になっている世界がある現場を見て「こういう世界があるんだ」と気づきました。その時 "私も料理していいんだ" って思いましたね。

オーストラリアの後にもう一年ワーホリの期間が残っていたので、ドイツに行き、そこから帰る時に海外を転々として日本に帰ってきたという感じです。世界の食文化をいろいろ見て帰ってくることができたと思います。


ーFULLCOMMISSIONの大変さと面白さを教えてください。

FULLCOMMISSIONは他の会社と比べて、1人ひとりやれることが圧倒的に多いと思います。いわば挑戦できる場が多いということですね。自分のキャリアでもそこが悩みだったので、自分の責任範囲が増えるのが嬉しい反面、大変なことも多いですよね。

決めなきゃいけないこともたくさんありますし、責任も大きいですしね。詳しくは代表のこちらの記事をご覧ください。

責任が大きい分、毎日をスピード持ってトライアンドエラーしなくちゃいけなくて、そしてそのエラーは挑戦したからこその「前転びエラー」じゃないと!と思っていて。

結構傷だらけになることも多いです(笑)

FULLCOMMISSIONでは目標の数字だけを追うのではなく、何か熱意を持って自分の中で目標達成していくことが大切かもしれませんね。

ースパイスローカル立ち上げの時のお話を聞かせてください。

2020年のコロナ禍で、FULLCOMMISSIONが今まで主要事業にしていたゲストハウス事業が縮小していくタイミングでした。今まで飲食事業はゲストハウスとセットだったので、何とか飲食事業単体でコロナ禍でも対抗できるようにしたい、という思いからスパイスローカルがスタートしました。

スパイスローカル立ち上げ当時ひたすら「玉ねぎと向き合っていた」時間でした、とオルゲイト氏

自分でカレーはよく食べにいくんですが、いざ「自分がカレーを作る」となるとこれまた難しかったですね。

ー新店舗を作る時、一番大変だったことは何ですか?

一つに限らずいっぱいありますよ(笑)

まず一つ目に「出してもいい」合格点がわかりませんでした。
おいしいはおいしいんですが、お店で出せるレベルがどれくらいか正解がなかったんです。「お金を払って食べていただける価値のあるカレー」を生み出すのが大変でしたね。

二つ目は、メニューを開発することです。
このために社内や外部スタッフを招いて自分が考案したメニューを食べてもらうんですが、一番最初の試食会のメニューは今ほぼありません。
お店のコンセプトにあった料理を0から考えるのにはとてもエネルギーを使いました。

三つ目は、開発したメニューをオペレーションに落とすことです。
お店をオープンするということは、同じメニューを同じ味で大量に作らなければいけないんです。何を削ってどうメニューに落とし込むかは3ヶ月くらいかかりました。作り置きできないし、いっぺんに作れないし、設備は決まっているしで。今でも新メニューが出るたびにこの作業が発生しますね(笑)

四つ目は、関係会社さんとのやりとりです。
私は実際に現場にいるので現場目線ですが、それぞれ関わってくださっている会社さんで目線が違いますよね。それを合わせていくのも大変でしたね。

ーFULLCOMMISSION唯一のママメンバーですが、子育てとの両立はいかがですか?

私の性格上もあるんですが、両立は簡単なことではないですね(笑)
私自身が0か100かの性格なので、子育てと仕事を同じ力で均等にバランス取りながらやることが苦手でして…

会社自体は子育ての中で出る突然の対応にもOKしてしてくれますし、子供を連れてきたらみんな遊んでくれますし、ありがたいなと思います。
あとは自分のマネジメント次第ですかね。

今は2店舗を持っていることもあり、自分が疲弊してしまわないように気を付けています。自分が100%出し切って疲れてしまったら、それを見ているスタッフに気付かれてしまいますし。自分は人の上に立っているポジションなので、子育てをしながらも常にエネルギーを蓄えた状態でいなければと思っています。

ー先日Beer&Bowlの新規事業が始まりました。2回目の新規事業になりますが、スパイスローカルの時と比べていかがでしょうか。

大体新店舗オープンの流れみたいなのは一緒なんですが、全然別物でした。関わっている人も場所も違い、結局1からの挑戦だなと。

Beer& Bowlはスパイスローカルと姉妹店なのですが、二条市場の近くということもあり「北海道素材」を多く使ったボウルフードのメニューを考案しました。

クラフトビールもたくさんご用意しておりますので、近くにいらっしゃった際は是非お立ち寄りください!

BEER&BOWLの「ナグチャコ丼」¥1,000(税込)。北海道の素材を使ったボウルメニュー。

ーFCに入る前と入った後のイメージの変化を教えてください。

入った時と今の違いですが、メンバーがガラッと入れ替わりましたよね。

今は不動産メインの事業にシフトしたことによって、今まで少なかった中途組が多くなった気がします。自分もいろいろな職種を経験しての中途組なので、対等な立場として会話できるチームだな、と思います。

一番初めに書いたように、社風は社名からなんとなく想像できていたのでイメージはそこまで変わらなかったですね。

2022年の会社での夏合宿の様子。
現在社員の7割が中途でFULLCOMMISSIONにジョインしてくれました。

ーFULLCOMMISSIONでこれから挑戦してみたいことを教えてください。

私にとっての大きな挑戦がBEER&BOWLだったので、今はスパイスローカル とBEER&BOWLの2店舗をしっかりマネジメントしていくこと自体が毎日挑戦です(笑)

それぞれ店舗の場所もいらっしゃるお客様も異なるので、それぞれの店舗に合わせた取り組みや目標設定が大事になってきます。今まで1店舗のみ見ればよかったのが2倍になるわけですから、最初はもうてんやわんやです!子育てもしながら、2つの店舗も見ながら、全てにエネルギーをうまく配分できるよう日々精進というところでしょうか…

そんな中で、会社自体が常に新しいことに挑戦していて、他事業部のメンバーの新しい挑戦も目に見える、その環境に身をおけていることは自分にとってもプラスになっているなと思います。

2店舗の攻略を、まずは頑張りたいと思います!

(インタビュー:鈴木実聡)


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