人に流されない価値判断に「アート視点」を取り入れ、促進したい。
さて、ヘッダーの画像(トップ画像)をご覧ください。
どう思いましたか?
何を感じましたか?
何も感じなかった。ー良いと思います。
彩り豊かな作品だと思った。ーそれも良いでしょう。
何を表しているのかが気になった。ーその気持ちも分かります。
良い作品には思えなかった。ーそう思うこともあるでしょう。
鳥が飛んでいるように見えた。ーなるほど。
では次に、
実はこの作品、ピカソが描いたものなんです。
これを踏まえて、どう思いましたか?
考えは変わりましたか?同じでしょうか?
ピカソが描いたなら良い作品だ。
と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
すみません。エイプリルフールではないですが、分かりやすいウソをつきました。こちらの作品はピカソが描いたものではありません。
『みずたま』さんの作品です。
南欧の市場の石鹸を描かれたそうです。
おそらく『みずたま』さんの意図する形で利用できておらず申し訳ないですが、『みんなのフォトギャラリー』にて「アート」と検索し、数ある作品の中から直感的に私は興味を持ちました。
純粋な気持ちで「これは一体なんだろう?」「彩りが豊かな作品だ」と思いました。
もしかすると、一覧画面で「石鹸の絵」と書かれていたら興味を持たなかったかもしれません。「これは一体なんだろう?」とも思わなかったでしょう。
「ピカソの絵」と書かれていても、私はピカソへの興味関心が高くないので、同じく興味を持たなかったかもしれません。
また、「アーティストが酷評を付けた作品」または「ピカソが描いた作品」というように紹介されていたら、悪い作品だと思ったり良い作品だと思ったりすることでしょう。
ところが、一覧画面では説明がなく、そこに作品だけがあったので、作品に興味を持ち「なんだろう?」と想像することも出来ました。
このように、何にも左右されず自身の感性のみで価値判断する見方を【アート視点】と名付けたいと思います。
前提が長くなりましたが【アート視点】を取り入れてみないか、意識してみないかということが本記事の主旨です。
フォロワー数、スキ数、いいね数、レビュー数、星の数、発信者の知名度など、世の中を見渡すと、何かしら客観的な評価が付いているものばかりになっています。
記事冒頭で問いかけたように、純粋な気持ちで何にも左右されずに作品を観る、自身の感性や価値観で判断する、【アート視点】で考えるということがし辛い状況です。
時に「また流されそうになる」と、私は悔しく思います。
評価されているものが、評価されるべきものではないかもしれないですし、逆に評価されていないものが、評価されるべきものであるかもしれません。
たしかに、モノやコトの判断基準に客観的な評価が欲しくなることはありますが、評価されたものばかりで、流される気持ちになって、もどかしいです。
価値判断は、初見で作品を観たときに感じた【アート視点】で、行ってみてはいかがでしょうか?
世の中が【アート視点】で判断できるような仕組みになってくれたらとも思います。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
※これまでやり取りは一切ありませんが『みずたま』さん、素敵な作品をお借りしました。ありがとうございました。
これまでも、これからも、多くの方の作品を紹介する気持ちで、ちょっとでも繋がれたらという想いで、『みんなのフォトギャラリー』を利用させていただきます。
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