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インターネットは23時から

コンピュータを最初にネットワークに繋いだのは、多分1985年頃。パソコン通信のNIFTY-Serveでした(NIFTYは、10年以上前にサービスを終了)。

それから約10年後。自宅のMacintosh SE/30をモデム経由でインターネットに接続したのが、私とインターネットの出会いです。当時契約していたのが、今でもサービスを続けている「DTI(ドリーム・トレイン・インターネット)」でした。

子供の頃からインターネットがある世代の人達からは「そんな昔のことは知らない」と言われるでしょうが、当時のモデムはアナログモデムで、アクセスポイントに電話を掛けてから「ピー、ガー・・・」と言いながら繋がる時代。常時接続などはお金のある企業がやることだったし、何よりも通信速度が遅い。

アナログモデム最後の頃で「33,600bps」だったので、最近の速度と比べると、もうあまりに桁が違いすぎて訳が分からなくなります。光の「1Gbps」なんかと比べると、新幹線とカタツムリくらい違うんじゃないかと思うくらい。

それが、今の4Gから5Gになると、HDの映画も一瞬でダウンロードできるようになるみたいだけど、昔は写真一枚ダウンロードするにも結構時間がかかったものです。

その時代から、今までの変化を体験しているので、「これから先も、きっともっと大きな変化があるだろう」と思えます。もう、何があっても驚かない。

「テレホーダイ」です。カケホーダイじゃなくて

誰もが持ってるスマートフォン。電話をよくかける人はきっと、「カケホーダイ」に加入してるんじゃないかと思います。

私はカケホーダイにはしていませんが、当時「テレホーダイ」には加入していました。インターネットに接続する時、「23時〜翌朝までならどれだけ繋いでいても定額でOK」というサービスで、いわば繋ぎっぱなしの定額プラン。時間は限定されましたが、それでもありがたいプランでした。

なので、インターネットへの接続は毎晩23時からがメイン。それ以外の時間帯だと、時間を気にしながら接続していたものです。

その後、ISDNが普及して、それがADSLになって、今は光。通信速度とともに接続料も安くなりました。今は、常時接続はあたりまえ。スマートフォンを使っているとそんなこと意識しないで使ってますよね。便利になりました。

コンピュータを60回払いで買った時代

「はじめてのインターネット」というお題で、昔のことを少し思い出しました。

その頃使っていたコンピュータは、Macintosh SE/30で、購入したのが1989年ですからちょうど30年前のこと。当時、80MBのHDDと5MBのメモリを搭載したモデルで60万円近くして、それを60回払いで購入したのを覚えています。

60回というと5年。今どきそんな長いクレジットでコンピュータを買うなんて考えられませんよね。だいたい、5年も経ったら結構スペックが古くなってしまい、用途によっては使い物にならないかもしれません。

でも、インターネットデビューの1995年当時も使っていたので、結構長い間活躍してくれました。私にとっては思い入れのあるMacで、今でも捨てられずに部屋の片隅で眠っています。

ちなみに、一番上の写真はMacintosh SEのもの。フリー素材で探してみたのですが、残念ながらSE/30のものが見つからなかったんです。

パーソナルコンピュータが登場し、パソコン通信、携帯電話、インターネット、そしてスマートフォン。世の中がどんどん変わるのを体験できて、それはそれで楽しい経験だったと思います。

そして、これから先、どんな未来が待っているのか?とても楽しみです。

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